「この命…次なるサイマ獣に続けぇぇーーーっ!」
データ
概要
無限連鎖カードと融合する事により、無限連鎖サイマ獣として生み出された火のサイマ獣。
青いカマキリをそのまま2足歩行にしたような外見をしており、鎖鎌で武装している。胸部には無限連鎖サイマ獣の証である∞のマークが見受けられる。
戦闘では上記の鎖鎌で攻撃して来るが、やはりその真骨頂は無限連鎖のカードによる特性で、前回のガルバリアが受けた攻撃は全てカードに記憶されているため、カードに記録された技は全て胸のマークに吸収が可能。更にはそのエネルギーを鎖鎌に送り攻撃に転用することまでできる。ちなみに弱点は目。
活躍
前回のガルバリアの活躍により、ゴーゴーファイブの大半の攻撃を記録した無限連鎖カードをその身に宿して誕生。
戦闘では彼等の繰り出す攻撃を物ともせずに圧倒するが、記憶されていなかったVモードブレスの攻撃を弱点の目に喰らうと「これもまた、使命か…!」と呟き止む無く撤退。
再出撃時には無限連鎖の加護により、目に対する攻撃も無効化。一気にゴーゴーファイブを追い込む。
しかし、ピエールとサラマンデスの会話を偶然耳にした青年の北條清志のアドバイスにより、無限連鎖カードの存在がとうとうゴーゴーファイブに露見する。これを受けて5人はライフバードによるレスキューツール(グリーン曰く「忘れてた」)で応戦。その連続攻撃を喰らい、怯んだ隙に新装備になった事で長い間使用されていなかったカラミティブレイカーを受けて倒される。
直後にピエールの放った再生カードにより巨大な死霊として復活。
巨大戦ではビクトリーマーズを相手取り、カードに記録されたマーズフレアを無効化して攻撃するも、対する5人が記録されていなかったマックスビクトリーロボとグランドライナーで応戦して来た為に瞬く間に圧倒され、最期はマックスノバとグランドストームを同時に喰らい、冒頭の断末魔の叫びと共に爆散した。
この戦いで無限連鎖カードはほぼ完成し、清志にカードを奪い取られそうになるも何とかピエールが回収に成功。
今までの攻撃を記憶し完成した無限連鎖カードは、続く龍戦士サイマ獣リザーデスに引き継がれることとなる。
余談
モチーフはカマキリで、名前の由来も木の葉隠れか、江戸時代の肥前国佐賀鍋島藩士であった山本常朝が、武士の心得を記した書物である『葉隠』。
取り分け、その肩書きから後者が名前の由来となった可能性が高い。ちなみに「葉隠」の有名なフレーズに「武士道とは死ぬ事と見つけたり」とあり、主に戦時中の特攻等で良く使われた為にマイナスの印象が強いが、その一方で同書は武士の礼儀作法等にも言及している。
デザイン画の段階では緑一色となっていた。当初は擬態に因んだ能力を使う予定があったと思われる。
声を演じる高塚氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となったが、以降は2022年現在まで同シリーズへの縁は無い。
また、ゲストキャラの北條清志を演じる武智健二氏は、4年前の『超力戦隊オーレンジャー』にてオーグリーンのスーツアクターを担当していた。
(その意味で言えば本話は、先輩グリーンから後輩グリーンへの助け舟という見方も出来る)
関連タグ
救急戦隊ゴーゴーファイブ 災魔一族 サイマ獣 無限連鎖サイマ獣
臨獣マンティス拳マキリカ:8年後に登場した後輩カマキリ。
無限連鎖の変遷
忍耐力サイマ獣ガルバリア←武士道サイマ獣ハガクレン→龍戦士サイマ獣リザーデス