概要
物語後半にて登場したサイマ獣の一種。
呪士ピエールの家系に代々伝わる秘宝「無限連鎖カード」と、通常のサイマ獣を召喚する際に使われる「災魔カード」と併用することで生み出される。共通項として、カードの絵柄ともなっている「∞」を模した紋章が胸に浮かび上がる。ゴレムカードと同様に、併用に際して個々のサイマ獣の属性は特に不問である模様。
同じくサイマ獣の強化型に当たるゴレムサイマ獣とは異なり、直接的にその姿や能力が強化される訳ではないが、無限連鎖カードの「一度受けた攻撃を記録・無効化する」「サイマ獣が倒されてもカードは残存する」という特性により、戦闘を重ねサイマ獣からサイマ獣へと無限連鎖カードが引き継がれることで、最終的にあらゆる攻撃への耐性を備えた無敵のサイマ獣へとパワーアップを遂げる、という特徴を有する。
作中では以下の3体が登場し、ゴーゴーファイブが当初から(その特性を知らなかったこともあって)その時点での最新・最強の戦力をぶつけてきた結果、彼等の活用可能な戦力の幅を狭め、苦境に立たせることに成功している。
一覧
最初に生み出された、天属性の無限連鎖サイマ獣。彼自身は無限連鎖カードの恩恵を受けられなかったものの、肩書き通りの忍耐強さでゴーゴーファイブから様々な攻撃を引き出し、後続へと繋げる役割を果たした。
炎属性の無限連鎖サイマ獣。ガルバリアの働きにより、無限連鎖サイマ獣の2体目にしてゴーゴーファイブの多くの技を無効化せしめたが、当人もまたあくまで後続への繋ぎという役割を自認しており、カラミティブレイカーやマックスノバなど、記録されていなかった攻撃をさらに引き出させる形で散っていった。
同じく炎属性の無限連鎖サイマ獣。先の二体の命と引き換えに、3体目にしてゴーゴーファイブのほぼ全ての技への耐性を備えており、主であるサラマンデスの助力も得て手のつけられない程の強さを発揮した・・・のだが、ナガレの考案した対抗策の前に、カードもろとも思わぬ結末を迎えることとなる。
関連タグ
ハイネスデューク_ウラ:『百獣戦隊ガオレンジャー』の登場人物の一人。同様に攻撃を受ける度に強さを増す「千年の邪気」を育て上げ、最終的に自らの戦力とした
カラクリキュウビ:『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する巨大戦力の一つ。無限連鎖カードに近い機能を持つ「コア歯車」を搭載している