ピエール「大魔女の祈りよ、更なる力を!アミアス・アミアス・アミゴレム!災魔、転生!!」
「ゴレムカードは死せるサイマ獣の肉体を分子レベルで再構成し、更に強力な能力を加えて、生き返らせるのだ(※)」(作中ナレーションより)
概要
物語中盤に登場する、災魔一族の強化アイテムの一つである特殊なカード。
大魔女グランディーヌの力で強化された岩石サイマ獣マグマゴレムがグランドライナーとの戦いの末に敗北・爆散した際、その破片がカードの姿へと変化したものである。
幽霊のような絵柄が描かれていた再生カードに対し、ゴレムカードはメイン画像にもある通り怪物の顔を模した金色のレリーフが施されているのが特徴で、使用の際には後述の強化の際に変化する部位が、レリーフの口内にある青い球状の部位に浮かび上がるようになっている。初めて見つけた際にはピエールに「再生カードの何十倍もの力を感じる」と言われていた。
呪士ピエールがサイマ獣の破片にカードを投げつけ、特定の呪文(詳細はこちらを参照)を唱えることでそのサイマ獣を再生・巨大化させるという用途自体は、前出の再生カードと同様であるが、その効果は大きく異なっており、マイナスエネルギーで構成された巨大な死霊としてサイマ獣を再生させる再生カードに対し、ゴレムカードは「サイマ獣に完全な肉体を持たせるとともに、その一部を変化・強化させる」という働きを備えている。
ゴレムカードによって再生・強化されたゴレムサイマ獣は、ビクトリーロボをも凌ぐ強大な力を発揮し、カードの持つ絶大な効果の証ともなっているが、そんなゴレムカードにもマグマゴレムの破片が変化したものであるが故の「数に限りがある」という難点を有しており、作中で登場したゴレムカードも全部で4枚と片手で数えられる程度でしかない貴重なアイテムと化している。
作中では、度々ピエールがゴレムカードの探索に当たる様子が描かれているものの、その結果発見されたゴレムカードはいずれも使用されたために現存せず、物語が折り返しを迎えるのと前後してグランディーヌが降臨してからは、理由こそ言及されていないがゴレムカードを探索することもなくなり、事実上その役目を終える格好となった。
(※ ゴレムカード使用時の解説ナレーションにはこれ以外にも、「マグマゴレムから生まれたゴレムカードは死せるサイマ獣に大魔女の力を与えて、ゴレムサイマ獣に再生させるのだ」というバージョンも存在する)