「まだ気づかないッスかゴーレッド?俺はつぐみではないッス。俺の名はガルバリア、災魔の戦士だ!」
概要
第37話「美女がサイマ獣!?」に登場。
呪士ピエールの家に代々伝わる無限連鎖カードを災魔カードと組み合わせる事で誕生させた無限連鎖サイマ獣第1号。天属性のサイマ獣であるため、カードの所有者はジルフィーザなのだが、ジルフィーザは第22話で戦死しているので事実上、彼が「本編最後の天のサイマ獣」となる。
赤いモヒカン頭が特徴の灰色の豚の姿を持ち、身に着けた衣類からインディアンを思わせる出で立ちをしており、斧で武装している。口癖は「~ッス」。
上記の通り本編最後の天のサイマ獣=ジルフィーザの形見と言うべき存在では一応あるのだが、肝心の戦闘能力も知能も然程高くなく、言動もコミカルさが目立つため、お世辞にも強豪サイマ獣とは言い難い存在だが反面打たれ強く、劇中ではその頑丈さを活かしてゴーゴーファイブの技と攻撃のデータを集め、無限連鎖の礎を確立した。
こうした事実は、単身ではタフである以外大して強くない彼に「無限連鎖カードの礎となることで初めて存在意義が確立したサイマ獣」としてのアイデンティティをもたらしたといっても過言ではない。
活躍
ゴーゴーファイブの技と攻撃のデータを集めるために出撃すると、頑丈な身を活かしながらゴーゴーファイブの攻撃を記憶していった。
戦闘中にレッドの見合い相手である乾総監の娘の乾つぐみと魂が入れ替わってしまい、つぐみの姿になった彼はピエールの助言でマトイを上記の台詞と共に散々に痛めつける。
そこへ自身の肉体に人格が移ったつぐみから体当たりされると、今度はマトイと魂が入れ替わってしまうが、怪人の姿となったつぐみが魂の入れ替わりに強い衝撃とバラの香りが必要だと突き止める。
かくしてマトイは元の姿に戻ることができ、再戦時にはビッグブイバスターは辛うじて耐え抜くも、結局はハイパーファイブを受けて倒される。
直後にピエールの再生カードによって巨大な死霊として復活すると、巨大戦ではビクトリーマーズと交戦した末、止めのマーズフレアを喰らって爆散した。
敗北後、今回の戦いで攻撃を記憶した無限連鎖カードはその存在をゴーゴーファイブに知られる事なくピエールに回収され、次のサイマ獣に引き継がれる。
余談
モチーフは豚とインディアン。名前の由来は「ガルバリウム」と呼ばれる高い耐久性を持つ合金の一種。打たれ強さが自慢の彼にピッタリのネーミングと言えるだろう。
声を演じた長嶝氏は昨年の『星獣戦隊ギンガマン』にて壊力坊の声を担当。翌年の『未来戦隊タイムレンジャー』ではエネルギー窃盗犯ウーゴの声を当てている。
また、ゲストキャラの乾つぐみを演じた石橋桂女史は、6年前の『有言実行三姉妹シュシュトリアン』にて、次女の山吹月子を演じていた。
関連タグ
ハツデンバンキ:『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場する、同じく偶発的に戦隊レッドと人格が入れ替わってしまった戦隊怪人。
無限連鎖の変遷
忍耐力サイマ獣ガルバリア→武士道サイマ獣ハガクレン