概要
物語中盤よりゴーゴーファイブが使用する可変式の武装。
V字のグリップガードが特徴の槍型の武器であり、通常はベルトのバックル内に収納され、使用時にそこから取り出すと共に、「エクステンド」の合図で本体を伸長させた上で使用される。
後述の通り、他のツールとの互換性こそ有しているものの、災魔一族の活動が本格化してから開発されたということもあってか、同じ巽モンドが開発した従前までのレスキューツール群とは異なり、どちらかといえば戦闘に特化したものとなっている。
一応、物語最終盤でのレスキュー活動において、瓦礫を持ち上げる際のジャッキ代わりに活用されたこともあるが、本来の想定にない使用方法であったためか、あるいは度重なるダメージの蓄積によるものなのか、瓦礫の重みに耐えきれず途中で折れてしまうというアクシデントに見舞われてもいる。
機能
先端にはダイヤモンドの5倍もの強度を備えた、金色のブレードが装着されており、アンチハザードスーツからエネルギーを注入することで、その威力は通常の10倍にまで上昇、「ブイスラッシュ」と呼ばれる強力な斬撃を放つこともできる。この技はメンバー各人によって、以下の通り繰り出す際のフォームが異なるという特徴を有している。
グリップガードには、リモコン付きの「ブイブーメラン」と呼ばれる投擲武器も取り付けられており、必要に応じて脱着の上で使用される。
さらに、縮めた状態から後端部にレイザーグリップを装着することで、射撃形態である「ブイマシンガン」として運用することも可能で、1分間に200発も発射されるプラズマビームは、ファイブレイザーの3倍もの威力を発揮する。
本装備の投入から間もない第20話では、ゴーレッドが冥界魔闘士ゾードを相手にライフバード・ブレイカーモードと本装備を同時に運用し、ゼロ距離射撃を見舞ってこれを撃破せしめたこともある。
このブイマシンガンを用いて5人がプラズマビームを照射し、空中に強力な破壊光弾を生成した後、ブイマシンガンを敵に向けて一斉に振り下ろすことで破壊光弾を発射、これを粉砕する「ビッグブイバスター」は、カラミティブレイカーの10倍もの威力を叩き出し、物語中盤以降の必殺技として多用された。
(※ OV『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』にゴーイエローが客演した際、通常とは異なりこちらのフォームでブイスラッシュを繰り出している)