「ネジレンジャーじゃなくて悪かったな!」
概要
第39話「バレたぜ!メガレッドの正体」に登場。
エリマキトカゲの遺伝子を元に更なる科学力で生み出されたサイコネジラー。
オレンジ色の体にエメラルドグリーンの目をしたトカゲの姿を持ち、銀色のパラボラアンテナの様な襟巻が特徴。
その両目には透視カメラが埋め込まれており、その機能でメガレンジャーの正体を暴くことを使命としている。だが、相手の「メガスーツには透視を防ぐ機能があって通用しない」ため、劇中では偶然メガレッドの正体を知った白石歩美という少女に襲い掛かり、その秘密を聞き出そうという実力行使に出る。
透視だけが能ではなく、戦闘では口から発射するマシンガンの銃撃や両目からの光線の他、巨大な襟巻から強力な閃光波である「フラッシュ光線」を放つ。
活躍
上記の透視カメラでメガレンジャーの正体を暴き出すべく送り込まれると、ネジレンジャーが出現したと思い込んで駆けつけたレッド以外の4人と交戦。
口からのマシンガンで攻撃しつつ、透視カメラで4人の姿を撮影すると同時に、遅れて駆けつけたレッドも透視カメラで撮影しようと構えるも、メガスナイパーの射撃に怯んでその場は撤退する。
だが、メガスーツには透視カメラが通用しない機能まで搭載されていたために正体がつかめず、その事で気が立ったDr.ヒネラーから「メガレンジャーの正体を暴くまで帰って来るな」と命じられてしまう。
その頃、健太は偶然ゲームセンターのプリクラで歩美という少女にレッドとしての正体を知られてしまい、その事で健太からデートを要求されていた。待ち合わせの墓場で祈る歩美の元に現れたトカゲネジラーは彼女に襲い掛かり、レッドの正体を聞き出そうとする。
すると例によってメガレンジャーが駆けつけたために再度交戦となり、口のマシンガンで銃撃するも、レッドのライザーチョップとライザーパンチに怯んだところにドリルスナイパーカスタムとマルチアタックライフルを同時に受けて敗北する。
直後に現れたビビデビから巨大化ウイルスを注入されて巨大化すると、巨大戦ではメガスナイパーで応戦するメガレンジャーに両目からの光線で襲い掛かる。更にメガボイジャーも襟巻から発射するフラッシュ光線によって翻弄して口のマシンガンで追撃するが、最期はウイングメガボイジャーのウインガースパルタンを喰らって爆散した。
余談
モチーフはエリマキトカゲ。
生物をモチーフにしたサイコネジラーは、このトカゲネジラーが最後となった。
透視能力がメガレンジャーに通用しなかった事から、久保田博士の技術がヒネラーこと鮫島博士を上回っていたのは相当な皮肉である。この時点で正体がバレてしまえば、終盤に起こる悲劇を避けられたかもしれなかったが、前回ネジレンジャーが引き起こした偽メガレンジャー作戦が延長され早い段階で悲劇が起こった可能性も否めない。
声を演じる秋元氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演であり、特撮自体は『ウルトラマン80』第32話にて鈴木航海士役で俳優として出演している(※当エピソードではガッツ石松や、当時は子役で後に『超力戦隊オーレンジャー』のオーレッド/星野吾郎を演じる宍戸勝とも共演していた)。
次の出演は10年後の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の臨獣パンゴリン拳ムザンコセ役である。
スーツは後にジゴクネジラーに改造され、どちらも登場回のテーマが『一般人に正体がバレる』という点も共通している。
関連タグ
龍戦士サイマ獣リザーデス:2年後に登場するトカゲ繋がりの戦隊怪人。こちらも登場回が第39話である。