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データ編集

別名すくらっぷ(スクラップ)幽霊船
身長120m
体重4万t
出身地マゼラン海峡

概要編集

スクラップ幽霊船 バラックシップ

第32話「暗黒の海のモンスターシップ」に登場。

15年前にマゼラン海峡付近を航行中に氷山に激突して沈没したコンピュータ制御の完全無人貨物船『クイーンズ号』が自我を持ち、海底に眠る無限の鉄資源を利用して自己再生を遂げて復活した廃船沈没船


沈没前にプログラミングされていた通り、自身に積み込まれた荷物日本に届ける為にアメリカの沿岸から東京湾を目指して航行を開始する。


自身が沈没してしまった原因となった氷山に“2度と負けない”為に、積み荷として積み込まれた強力な磁力を発する特殊合金「MK合金」を利用して自身を巨大な磁石の塊とし、次々に進路上を航行する船舶などを引き寄せて本体に接着させ改造して行き、最終的には氷山にぶつかっても損傷しない程の強度を得るまでに成長した。その磁力は非常に高く、船舶等は勿論、飛行しているスカイハイヤーシルバーガルも自身の体の一部として取り込んでしまうほど。潜水艦同様に潜水も可能で、急浮上するとあまりの巨体に周囲で渦潮が起こる。


主な戦力は、沈没した戦艦を取り込んだ際に会得したと推測される大砲から無尽蔵に乱発射される「フェッタスミサイル」

また、内部に潜入して自身の使命を妨げる可能性がある人間に対してはケーブルコードを巻き付けて締め上げて拘束ないし攻撃を仕掛けてくる。


所詮は機械である為、融通が利かず、強力な磁気を帯びたまま本来の目的地である東京湾を目指して航行して行く途中、UGMと交戦。シルバーガルを吸収するが、これ以上補強すると自身が沈没してしまうため、近づいて来た『スペースマミー』を「フェッタスミサイル」で撃墜。

更にそこへ登場した80と交戦し、最後は「サクシウム光線」を受けて完全に破壊され、再び海の底へと沈んでいった…。


なお、実は全長120mと、さりげにウルトラマン80登場の怪獣(?)ではトップクラスの巨体である。そのため直接の格闘戦ではなく、海上に陣取るバラックシップに対して、80が空中を飛び回って“空襲”を仕掛けるという、ウルトラシリーズでも珍しいバトルシーンが繰り広げられた。


なお、巨体の割にその最期はあっけないモノに思えるが、そもそも廃船や船舶を大量にくっつけているだけの所詮は単なるくず鉄の寄せ集めに過ぎないため、80の圧勝に終わるのも当然と思われる。


クイーンズ号が沈没したのは劇中設定から推測すると1965年らしい。


余談編集

この回に登場した山本アキラ少年を演じた宍戸勝は、後に『超力戦隊オーレンジャー』にて星野吾郎/オーレッドを演じることとなる。劇中では「UGMに入りたい」と語っており、演者の宍戸氏もTwitterでネタにしていた


またアキラの父である山本船長を演じたのは、当時ボクサーを引退して2年がたち俳優に転向したガッツ石松氏であり、後に『ウルトラマンティガ』第46話にもゲスト出演している。


山本船長の同僚鈴木船員役に、『機動武闘伝Gガンダム』の東方不敗役などで知られる秋元羊介氏が出演している。




関連項目編集

ウルトラマン80 80怪獣 ウルトラ怪獣

幽霊船 超巨大怪獣


ヤマトンアイアンロックス→似たようなコンセプトのウルトラ怪獣。


デビルガンダム:こちらも物理的ショックを受けたのも要因となってプログラムが暴走し、歪んでしまう形で使命を果たそうと動き出してしまう。その他にも行く先々で遭遇した者達を取り込む(或は配下にする)、先述のように演者が秋元羊介氏のキャラが関わっているなど、共通点が多い。

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