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貨物船

かもつせん

貨物船は、貨物を輸送するための船
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貨物船とは、商船の一種でもっぱら貨物を輸送するためのもの。客船と対比される。また、軍用船舶は陸上への輸送を行うものを輸送艦、軍艦への輸送を行うものを補給艦と呼ぶ。
 日本の法律では旅客定員が12名以下、かつ貨物を輸送を主とする船舶を指す。

貨物船の種類

 一口に貨物船といっても、種類は複数存在する。
 また、定期航路に就役する船舶もあれば不定期な運用を行う船舶も存在する。

在来貨物船

 別名、「汎用貨物船」。梱包された貨物を一つ一つ積み下ろしするため、荷役に時間がかかるが、特殊な設備を持たないので基本的に低コストである。
 ただし、一部の船においては荷物積み下ろしのためクレーン等の専用設備を備えるものも存在する。

タンカー

 石油などの液体や液化ガスを運ぶ船、詳しくは当該記事参照。

コンテナ船

 コンテナ輸送に特化した貨物船。外航の大型コンテナ船ではコンテナターミナルからコンテナターミナルへの輸送となるため、自船に荷役設備を備えず、港のガントリークレーンによってコンテナの積み下ろしを行うものが多い。一方内航船では、コンテナターミナルを備えない港でも荷役を行う必要があるため、自船に荷役用の巨大なガントリークレーンを備えるものもある。
 また、他の形式の船舶とあいの子になった形式も存在する。

ばら積み船

 バルクキャリア(Bulk Carrier)、バルカー(Bulker)とも。
 鉱石セメント木材チップなどの梱包されない貨物を扱う船。貨物の特性に合わせた設計がなされる。

鉱石輸送船

 鉄鉱石ボーキサイトなど各種鉱石の運搬に用いられる。これらの貨物は単体が重く比重が極端に大きいため、船体に対して船倉がかなり狭く作られている。

チップ専用船

 製紙用の木材チップを専門に輸送する船。木材チップは鉱石とは逆に貨物の比重が極端に小さいため、船体に対して船倉がかなり大きく作られる。

RORO船

 Roll-On Roll-Off Shipの略であり、貨物をトレーラートラックなどと一緒に輸送する船。積み下ろしのためのランプウェイや車両甲板を備え、貨物となるトレーラーやトラックは船倉内を自走して積み下ろしされる。よって純粋な輸送効率ではトレーラー等の分コンテナ船に譲るものの、積み下ろしの際ガントリークレーンが不要で迅速な荷役が可能であり、短距離輸送で威力を発揮する。
 フェリーに似るが、RORO船はあくまで貨物船であるため、基本的に客室を備えない、あるいは法律上定められた数のみ備える。岸壁とトレーラー搭載の場合動力部さえあれば大型車両でも迅速に陸揚げできるという特徴から、軍用輸送船としても多用される。

自動車専用船

 PCC( Pure Car Carrier )とも。自動車の運搬に特化した船であり、効率的に搭載するため、搭載車両の車高に合わせて甲板が上下させうることが可能となっている。搭載される自動車は船倉内を自走して搭載されるためRORO船に似るが、RORO船が「貨物を積載車両ごと輸送する船」であるのに対し、自動車専用船は車両自体が輸送すべき貨物である。

重量物運搬船

 鉄道車両や海上掘削リグ、船舶など、通常の貨物船では搭載できない重量物、巨大貨物を輸送するための輸送船。

FOFO船

 Float-On Float-Off Shipの略。バラストタンクに注水することで甲板水没させることができ、石油掘削リグや他の船舶など、水に浮く貨物を迅速に搭載することができる。現状では海上掘削リグ、具体的には石油プラットフォームが主な貨物であるが、外洋航行能力に乏しい船舶を渡洋輸送する際にも用いられる。
 現在世界最大のFOFO船はオランダドックワイズ社所有のブルーマーリンであり、同船はイエメンで発生した米艦コール襲撃事件により損傷した米海軍駆逐艦をアデンから本国まで輸送した他、2012年にはスペインにて建造されたオーストラリア海軍最大の強襲揚陸艦キャンベラをまるごと一隻、スペインから喜望峰回りでオーストラリアまで輸送している。

関連タグ

船舶 商船
タンカー 油槽船
対馬丸
貨客船 輸送艦 補給艦

参照

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