概要
難破した船。波によって海上から岩礁や暗礁に乗り上げて破損し、そのまま動けなくなったり沈没した船のことである。
沈没船と違って、陸に近い場所で打ち上げられているものを指す。
いわゆる「幽霊船」などのように、その深閑とした不気味さを演出して一種のホラースポットのような扱いをされることも多く、映画やゲームではダンジョンの一種として扱われることが多い。
『大神』における難破船
カプコンの名作アクションゲーム『大神』に、宝物船が難破した船がダンジョンとして登場し、ここで物語のキーアイテムである『打ち出の小槌』が手に入る。
・・・が、そんな達成感やストーリーの流れから来る意外性などふっ飛ぶ勢いで大神プレイヤーにとっては作中最大のトラウマスポットである。
理由は単純。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは ネイチャーアクションゲームをプレイしていると思っていたら
いつのまにかホラーアクションゲームをプレイしていたんだ」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも いきなり雰囲気が変わり過ぎて わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… ただの雰囲気づくりとかドッキリだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…
大げさかもしれないが、なまじ深夜にプレイしたことで夜のトイレに行けなくなったプレイヤーが続発した。
特にダンジョン中盤に突然飛び出してくるコイツやらアイツ のせいで、何度心臓が飛び出しそうになったことか・・・。ほかにもホラー要素やグロ要素がそこかしこに散らばっており、総じて不気味なダンジョンである。
よくよく考えれば、天下の『バイオハザード』や『デビルメイクライ』を世に送りだしたカプコンの系列である、この手の演出は御茶の子さいさいであろう。
ちなみに続編の『大神伝』では船の名前が高麗丸と判明、沈む前の船の中の探索が可能である。