概要
1949年6月5日生まれ。
ガッツエンタープライズ代表取締役社長兼所属タレント。
チャンピオンになる前、WBA世界ライト級王者・『石の拳』ロベルト・デュラン(パナマ)に敵地パナマで挑戦し、10回KO負けしたこともある。(海外では『ロベルト・デュランと対戦した男』として自慢できるほど)
1974年4月11日、東京・日大講堂(現在の両国国技館の位置にあった。)で、ロドルフォ・ゴンザレス(メキシコ)の持つWBC世界ライト級王座挑戦。圧倒的不利と言われたが8回KO勝ちで王座奪取。(後に2度目の防衛戦で再戦、こちらも12回KO勝ち)
その時のガッツ石松の姿を新聞記者が「ガッツポーズ」と表現され、のちにこの日が「ガッツポーズの日」として記念日に定められた。
その名前は「ガッツのあるボクサーになるように」という願いと森の石松から。本名の鈴木有二から、鈴木石松のリングネームもあった。
外見から無骨なファイトスタイルを連想されがちだが、実際にはアウトボクシングでカウンターを取るのを得意とするクレバーなボクサーファイターであり、力強いリングネームも元はと言えば諦め癖が有ったキャリア初期に「もっと根性を出せ」と言う意味でつけられたものだった。
有名な「幻の右」の正体も本命の右を見えづらくする巧みなコンビネーションと見られている。
現役時代からドラマ、映画やバラエティ番組に出演、引退後も活躍している。
貫禄ある役を演じる一方、クイズバラエティなどで見せる天然なキャラクターでも知られる。
娘の鈴木佑季は歌手・タレントとして活動している。
対戦相手のロドルフォ・ゴンザレスとは、初めての対戦から32年後に番組の企画で再会した際、ゴンザレスも『貧しい家に生まれたこと』『ボクシングの世界チャンピオンになったこと』『引退後に俳優になったこと』など、あらゆる点で共通していたことを知る。
主な出演作
ドラマ
おしん・・・原作者である橋田壽賀子から直々の指名を受け出演。
等多数。
映画
月光仮面(1981年)
ハイティーン・ブギ(1982年)
塀の中のプレイ・ボール(1987年)
独身アパート どくだみ荘(1988年)
ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎音頭 (1988年)
太陽の帝国(1988年)・・・この作品で全米映画俳優協会の最優秀外国人俳優賞(アジア人初)を受賞。
ブラック・レイン(1989年)
226(1989年)
等多数。