概要
1955年6月26日生まれ。沖縄県石垣市出身。
高校受験シーズンに肝機能障害にかかって3ヶ月間寝込んだことで公立高校が不合格になり、滑り止めの私立である興南高校に入学。実家は裕福ではなかったが、ボクシング部で活動すれば学費は何とかすると関係者に提案されたことで、高校入学を機にボクシングを始める。
本当は野球を続けたかったので高校入学当初はボクシング部の活動を拒否していたが、関係者から「どうしても嫌ならここから出て行って貰おうか」と退寮を迫られたため、仕方なくボクシング部の活動を行うことにした。母親は「用高は肝臓が悪いから激しい運動はさせるな」と石垣島に渡ったサポート役の先輩に聞かせたが、具志堅は他に住むところが無い、裕福ではない親族の家の世話になるわけにもいかないと、母の反対を押し切った。風呂掃除の手伝いで力を込めてタワシ掛けしていたことで背筋が鍛えられたと、当時の生活が後のプロ活動における基礎になったと説明するドキュメント記事もある。
1974年に上京してプロボクサーとしてデビューし、1976年にWBA世界ライトフライ級王者となった。
1980年までに当時の世界最多記録となる13度目の防衛に成功したが、1981年に14度目の防衛戦で敗れ世界王座陥落。この試合を最後に現役を引退した。
生涯戦績は24戦23勝(15KO)1敗。世界王座防衛13度は日本人男子世界王者として、世界王座6連続KO防衛は日本人世界王者として現在も最多記録である。
引退後は1995年に白井義男と共にボクシングジムの白井・具志堅スポーツジムを立ち上げ会長として選手を指導する傍ら、ボクシング解説者・タレントとしても活動、2010年4月からは太田プロダクションに所属している。
(因みに白井はフライ級で日本人として初めてのボクシング世界王者に就いた。ジムからは2012年7月に山口直子がWBA女子世界スーパーフライ級王座を奪取【2度防衛、引退】し、2017年5月、比嘉大吾がWBC世界フライ級王座を奪取。)
2020年7月末をもってジムを閉鎖。
近年は数々のバラエティ番組に出演。その独特で明朗なキャラクターで人気に。このキャラクターはへうげものの加藤清正のモデルとなり、アニメ版では本人が清正の声を担当した。
クイズ番組に出演した際は珍回答が多いが、日本地理は比較的得意なようで正解率が他より高め。
2009年から2013年まで、Jリーグ入会前だったFC琉球の公式マスコットキャラクター、ぐしけんくん(仮)のモデルにもなり、実在の人物をマスコットキャラクターのモチーフとして用いられた珍しい事例となった。また、具志堅自身もクラブの二代目ファイアーサポーターとして広報活動をしていた。
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