概要
2012年1月11日からテレビ朝日系列フルネット24局で水曜20:00 - 20:54に放送されているクイズ番組。また、過去にはさんいん中央テレビ(フジテレビ系列)・テレビ高知(TBS系)でも放送されていた。
改編期以外でも、前座番組の『朝メシまで。』と交互に2時間スペシャルを放送したり、後座番組となるテレ朝刑事ドラマ(『相棒』『特捜9』『刑事7人』)の枠を借りて3時間スペシャルを行うことが多い。
プロ野球シーズン中はプロ野球中継に差し替えられる地域がある。朝日放送テレビにおける阪神タイガース戦(阪神甲子園球場もしくは京セラドーム大阪でのホームゲーム)が代表例で、その場合は同じ週の土曜午後に振替放送が行われることが多い。
基本ルール
有田哲平がキャプテンを務める赤い席の「有田ナイン」と、ゲストがキャプテンを務める青い席の「ゲストナイン」の9対9の対抗戦。席は3×3に配置され、ビンゴの要である真ん中の席にはキャプテンが座り、残りの8席はクイズの内容に応じて、キャプテンや解答者が作戦を立てて自由に座る。また収録前に20問のペーパーテストをやっており、時折成績が発表される。さまざまなクイズを行い、最終得点の多いナインが勝利となり、100万円を懸けたチャレンジステージに進む。
司会者席の後ろにはひな壇状のベンチがあり、ナインが10人以上いる場合は控えメンバー、ナインごとに出されるクイズの場合は相手のナイン、選抜メンバーのみが解答するクイズでは参加しない解答者、チャレンジステージの場合は敗れたナインが座る。
2020年度以降
現在は密を避けるため各チーム7人に減らされている。それにともない各コーナーのルールも変更されている。賞金は廃止された。勝利チームには「日本応援グルメ」がチャレンジなしで必ず贈られる。
出演者
司会
レギュラー解答者
有田ナイン
有田哲平(くりぃむしちゅー) - キャプテン(2023年9月の放送回でコールド負けをしたため一週のみキャプテンの座を降ろされるペナルティを受けた)
斎藤司(トレンディエンジェル)(2016年10月から)
ゲストナイン
有吉弘行(2014年3月まで)
吉村崇(平成ノブシコブシ)(2014年2月から、一週のみキャプテンを担当)
坂上忍(2014年4月から2015年4月まで)
えなりかずき(2015年8月から)
※回によっては逆のナインに入る場合もある(例:大家志津香は福岡県出身のため、西日本vs東日本の場合は有田(熊本県出身)率いる西日本ナインになる)
番組メインのくりぃむしちゅーの上田は司会、有田は有田ナインのキャプテンを務める。有田の成績は優秀で、特にお前と勝負だ!!では、SAVE率の高さから活躍している。
宮崎と有吉は安定した好成績を誇り、それぞれナインの主戦力として活躍。有吉は番組に慣れていないゲストナインのキャプテンの補佐役となっているが、義務教育サバイバルクイズの英語問題を苦手としている。一方で、ぐるぐるリレークイズを得意としており、他のメンバーが苦戦する問題を解答することも多かったが、2014年4月辺りからは大人の事情によるものなのか、毒舌俳優である坂上忍と入れ替わった。
その後、坂上は2015年4月から昼の帯番組の総合司会を務め始めた為、平成ノブシコブシの吉村が有吉、坂上枠になりつつある。
宮崎はゲストナイン側になることも多々あるが、相手側の応援(宮崎イジり)をさせられる事も。
高橋も成績は良く、有田ナインの参謀役となっている。稀にゲストナイン側になることがあるものの、具志堅とはセットとなる事が多い。
具志堅と大家は珍解答を連発する一方で正解することも多々あり、具志堅が勝負所で正解すると「ロッキー」のテーマが流れたり、大家は上田から「番組タイトルの『ミラクル』とは大家のこと」と評され、稀に大家が出演していない回でも、くりぃむしちゅーや有吉から名前が挙がるなど、くりぃむしちゅーからは絶大な信頼を得ている模様。
また、大家には問題の答えが入るマスの大きさから答えを推理する「大家方式」があり、これで正解へたどり着いたり、面白い誤答が生まれたりする。具志堅は地理問題、その中でもゆるキャラ問題に強く「ゆるキャラの帝王」、大家は漢字系クイズの正解率が高く「漢字バラバラクイズ」では「漢字バラバラの女王」とそれぞれ呼ばれている。大家は漢字逆書きクイズ初登場の時から、漢字の問題はかなりの確率で解けていたため、「漢字の女王」と呼ばれ、漢字バラバラに変わってもそれが続いたため、現在の「漢字バラバラの女王」と呼ばれている。
具志堅は 「ゆるキャラ」問題初登場の時、有田や高橋等に「絶対止めて!」と制止したが聞かず、強引に「ゆるキャラ」問題を選んだら、たまたま正解したが、次の「ゆるキャラ」問題も有田などが制止したがやはり強引に選び正解したため、有田なども認めざるを得なくなり、「ゆるキャラの帝王」と言われるようになった。特番時代は真ん中の席に座っていた事があり、ビンゴが成立せずに終了した時もあった。
カズレーザーは「Qさま!!」のヤング学力王で優勝したのを機に不定期出演、のちにレギュラーとなった。
その他の特徴
テレビ朝日の番組であるためか、放送中のスーパー戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズの出演者がたびたび解答者として出演している。過去には「トッキュウジャーナイン」や「仮面ライダーウィザードナイン」といった番組名を冠したナインもあった。
放送されている刑事ドラマ、木曜ミステリー、木曜ドラマ、放送予定のスペシャルドラマの出演者もこの番組に出演するケースがある。
生天目仁美、犬山イヌコ、佐倉綾音、洲崎綾、渕上舞、尾崎由香、竹達彩奈、戸松遥、上坂すみれなどの声優が解答者として出演することがある。その際、尾崎による『けものフレンズ』のサーバルちゃん、戸松による『妖怪ウォッチ』のケータ君など、代表的な役をここで演じる場合がある。生天目の場合は『映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』の宣伝もあってキュアハートを、上坂は同じく『映画スター☆トゥインクルプリキュア_星のうたに想いをこめて』がらみで知念里奈と共にキュアコスモとメリー・アンを演じていたりする。テレ朝系アニメであるプリキュアとしての出演事例はこの2例のみ。
様々なクイズ
100人アンケートクイズ
100人に聞いた様々なアンケートの結果を基にクイズを行う。左から順に答え、アンケートの答えのうち9位以内にランクインしているものを当てる。3×3マスのビンゴ形式になっており、正解した順位のマスが開き、縦・横・斜めのいずれかに3マスそろえばビンゴ。周りは左上から時計回りに1位から8位まで並び、中央は9位となっている。ビンゴの数×5ポイントを獲得。
有田ナインが毎回あるテーマに沿った解答順で並べたり、ゲスト解答者からヒントを求められた際に具志堅用高が全くヒントにならないヒントを伝える「具志堅チャンス」が定番となっている。近年は「具志堅&パンツァー」など毎回名前が変わっている。
コロナ禍以降は7人が1つずつ答えたあと、任意の2人を選んで1つずつ答える。空いてないマスがある場合は横取りチャンスとなり相手チームが1つだけ答えることができ、作ったビンゴの数に応じたポイントを獲得できる。
タイムマシンQ
昭和・平成など過去をテーマにした問題が出題。解答者は順番に1人ずつ指定され、不正解だと脱落。全問正解もしくは全滅で終了で、正解数に応じてポイント獲得。2人連続で不正解だと別の問題にチェンジするか選ぶことができる(かつては3人連続不正解の場合、別の問題に変更されるルールだった(岩崎夏海を誰も答えられず全滅したことがあったためこのルールが生まれた))。残り3人以下の状態で問題チェンジor正解すると一旦ストップし、脱落者1人を復活させることができる。ただし復活させなければ場合は最後まで答えたときに得られる得点が高くなる。
かつては去年から1年ずつ過去に遡っていく形式(回によって異なるが最大30問(30年)+ボーナス)だったが、
現在は昭和・平成・令和からそれぞれ数問ずつ(回によって問題数は異なる。また令和から遡っていく場合もある)出題される形式になった。
都道府県Q
京都府をスタートに一方のチームは北ルート、もう一方は南ルートで1県1問ずつ24県出題される。問題チェンジや復活など、ルールはタイムマシンQと大体同じ。
桃太郎電鉄とのコラボ回もあり、キングボンビー(CV:松岡禎丞)が得点を奪いに来たりする。
ランク4
同じシステムの問題が4つ同時に出題され、いずれか1つだけを選んで答える。一般正解率の低い問題ほど高得点になるが、一般正解率は正解発表のときまで明かされない。得点の高いほうに10ポイント入る。
へってく4択
制限時間30秒で4択問題が出題され、その間にチーム内で解答者を1人選んで、ボタンを押して解答する。10秒ごとに選択肢が1つ減るがポイントも低くなっていく。解答した人は以降の問題には参加できない。全員解答or2人誤答でゲーム終了。5で割った余りを除いた分が最終的なポイントになる。誤答のペナルティがとても大きいため解答が慎重になる。
勘違いクイズ 自分イケますけど!
最終問題の定番コーナー。問題に対して自信のある解答者だけが答える。正解すると1人につき10ポイントだが、誤答だと1人につきマイナス10ポイントになってしまう。
ドンピシャQ1・2・3
最終問題の定番コーナーその2。全員解答の近似値クイズで、正解に近い上位3人に10ポイント、ドンピシャなら30ポイント。
過去の主なクイズ
義務教育サバイバル
小中学校で習う問題を出題。間違えると脱落(ただし、両ナインには1回ずつ敗者復活権があり、キャプテンは脱落した人を1人復活させることができる)。最終問題に正解した人数×10ポイントを獲得する。相手ナインが全滅した場合、その時点の残り人数×10ポイント獲得。このクイズは最近は行われていない。
お前と勝負だ!
攻撃側のナインはまずキャプテンが1人を解答者に決め、代表となった解答者は次にジャンルと9×9の解答席に座っている守備側のナインの中から1人を選んで1vs1の早押しクイズで対決する。攻撃側が正解すれば、守備側の解答者に選ばれた人のモニターが撃ち抜かれる。攻撃側の解答者選出は1人1回ずつで、守備側は正解すれば次の攻撃側の解答者に続けて指名される可能性がある。これを繰り返し、最終的にビンゴの数×10ポイントが加算される。
有田と高橋の口論が定番となっている。このクイズは最近は行われていない。
どっちか答えて
ナインごとに挑戦。同じテーマに沿った2つの問題から答えられる方を選んで答える。正解した人数によってポイントが加算される。
言葉穴埋めクイズ
指定されたお題に当てはまる単語をナイン毎に交互に答えるクイズ。例えば、お題が「○ん○い」の場合、「けんすい(懸垂)」「かんぱい(乾杯)」などの単語を答えていく(解答は広辞苑に掲載されている単語に限る)。初級からスタートし、中級、上級とお題の難易度が上がっていくルールとなっている。相手ナインを全滅させた方の勝利となり、勝利したナインに20ポイントが入る。
漢字でヒント クロスワードクイズ
キャプテンと選ばれたメンバー1人がとある言葉から連想される漢字一文字を書き、相手ナインに出す。1文字目で正解すれば10ポイント、2文字目以降で正解すれば5ポイント。不正解・時間切れの場合は相手ナインに交代。すべて埋まるまで続ける。このコーナーのときだけ有田は「ワンワードマジシャン」と名乗り、上田が「有田さん」と呼んでも無視していた。
穴埋めスピードクイズ
勝利したナインが挑戦する、賞金100万円を賭けたチャレンジステージで行われるクイズ。画面に表示される穴埋め問題を早押しボタンを押して解答する。制限時間60秒以内に9人全員が正解すれば100万円獲得。残っている解答者全員が分からなそうな問題はキャプテンがボタンを押してパスを宣言することも可能。答えを言っている間も制限時間は減り続ける。不名誉な技として、キャプテンが不正解した直後にもう一度ボタンを押してパスを宣言する「陣内スペシャル」がある。
ナインの組み方
ナインの組み方には様々なものがある。単純に「有田ナイン」対「ゲストナイン」の場合もあれば、年齢、出身地、ゲスト解答者に共通するものを冠する場合もある。また、家族対決の要素が含まれる回もあり、その場合は夫婦、親子、きょうだいがそれぞれ別のナインに入る。
- 「ルーキーナイン」対「ベテランナイン」(年齢で分ける場合)
- 「西日本ナイン」対「東日本ナイン」(出身地で分け、日本に関する問題を出題する場合)
- 「俳優ナイン」対「アスリートナイン」
- 「芸能界ママナイン」対「芸能界パパナイン」(子持ち芸能人をゲストに迎える場合。この場合は有田がママナインを率いるケースが多い)
など