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天野景太

あまのけいた

天野景太とは、『妖怪ウォッチ』シリーズの登場人物であり、主人公の男の子。
目次 [非表示]

「オレのともだち!出てこい ジバニャン!」

「妖怪メダル セットオン!」


「普通って言うなー!」


概要編集

CV:戸松遥 / 佐藤健輔(シャドウサイド)/ 南出凌嘉(実写版) / 小平有希(初作PVパイロット版)

さくら第一小学校五年二組に在籍するごく普通の小学生(11歳)で、ごく普通の街「さくらニュータウン」に住む、ごく普通の男の子。作中の年代をゲーム版無印が発売された2013年とすると、2002年生まれの午年。星座、血液型は不詳(物語開始の時点で11歳であるので、早生まれではない)。誕生日は「妖怪ウォッチ♪」の第11話の誕生日回からして6月18日だと予測できる。周りからは「ケータ(君)」と呼ばれている。自室の机の横に貼られている書道の作品には「ケイタ」と署名している。ローマ字スペルは「keita」である。好きなものはメロンパンやコロッケ。嫌いなものはピーマンといんげん豆。屋台のたこ焼きには並々ならぬ拘りがある。


容姿は肌の色、造顔などは母親似。一方で髪質や背丈など父方の祖父にも似ている為、父方と母方双方の遺伝子をしっかりと受け継いでいる事が分かる。気質は父親(いざという時の行動力)及び父方の祖母(時折空気を読めない部分など)に近い模様。遠足に持っていくお菓子の買い方、臨時収入はきちんと貯金するなど、金銭感覚は母親に似たようである。映画予告編によると家紋丸に隅立四つ目である。


うぉっち

夏休みのある日、知らない場所に迷い込んだことがきっかけで(うっかり)ウィスパーという妖怪を封印から解いてしまう。

ウィスパーに『妖怪ウォッチ』という名の腕時計型の端末を渡されたことで、街中のいたるところで妖怪が見えるようになってしまう。

日常の、さまざまな妖怪にまつわる事件を、ウィスパーや【ともだち妖怪】とともに解決していくことになる。



ゲーム版編集

センシティブな作品ゲームでは男の子主人公となる。コロコロ版においても主人公を務める。妖怪ウォッチ2では実質ひとりで電車に乗って田舎の村や港町に出かけたりする、かなり行動力のある少年である。


しかし、ごく普通の男の子(平凡)。


「2」では女の子主人公(フミちゃん)でプレイした場合、「きまぐれゲート」の「奇妙の間」にて女の子たちからモテモテだったが、フミちゃんが女の子達を諭すことによりケータの評価は


・服はいつも同じでおしゃれでも何でもない

・髪型はただの寝癖でありおしゃれしているわけでわない

・テストはいつも平均

・家は普通の家庭、親も普通

・スタイルは「もやし」

・カッコいいわけではなくフツー


極めつけは


フツーなだけで別にかっこよくはない


と改められる始末。行動力はあるが、フミちゃんでプレイすると皆から見るとフツーな子なのがよくわかる。それでも日々遊んでいるばかりに見えるが、地道に勉強していたりと努力家な一面がある。


アニメ版編集

ゲーム同様主人公。

妖怪不祥事案件なる、妖怪にまつわる(しょうもない)事件を解決するという役割を託されている。

168話の回想から、小学校入学前は幼稚園に通っている事が判明する。

ウィスパーをはじめとした妖怪達のツッコミ役に回ることが多く(その際にはハリセンを多用する)、同時に最も被害を受けている。冬服も披露され、オレンジの同系シャツ、赤いパーカーを羽織っている(下画像左)。じがじぃさん回の妖怪大辞典では赤のサッカーシャツに白短パンというサッカーのユニフォーム姿も登場した。

シーズン2で新調し、ボーダーシャツをインナー、白のパーカー、赤いボタン付きブルゾン、若草系のカーゴパンツを履く(下画像右)。

ようかいありがとう

夏着は『3』と同じく赤い半袖シャツとライトグリーンのシャツの重ね着し、サイドライン付きの七分丈ズボンを履く。

よーかいまとめ

『劇場版』予告CM(協賛会社含む)及び本編では白の七分袖パーカーをインナーに、赤のベストを重ね着し、寸足らずの黒系クロップドパンツを履いている。ちなみにこれはケータの母が選んだものらしい(73話「妖怪 ムカムカデ」より)。


『劇場版2』に於いては夏着はボーダーシャツに赤いフード付きベスト、黒のハーフパンツを履く。冬着はボア付きの赤と白のパーカーブルゾンを、協賛会社CMでは黄色いライン付き黒のスキーウェア、ワイハーリゾートでは魂と白い唐草模様入り赤のアロハシャツを着ている。

妖怪詰め合わせ2ワイハーリゾートで記念写真

『劇場版3』はシーズン2の冬着を半袖に変えただけである。

実写映画


下着に関しては白のブリーフと、縦縞カラートランクスをどちらも履いている(前述はかまいたち妖怪ブラスター入手回、後述は『きょうの妖怪大事典』のおれリュウから)。持っている枚数(第198話参照)からややブリーフ派寄りと推測されるが、使用頻度などは不明である(下着が露出する時はブリーフの方が多い)。また、下着の描写が省略されていただけかも知れないがどちらも履いていないノーパンと思われる描写もある烏天狗初登場回から)。

シャドウサイド終了後に放送された妖怪ウォッチ!では下着が大幅露出する際はブリーフで、チャックが空いたなどの一部分のみが露出する際はトランクスと思わせる形状であり、どちらも色は白のみであった。


この事から赤、白、黒系統が初期から最新作までに共通する彼の定番色といえる。


ちなみに水着着用時は、基本的には裾に赤いラインが入ったロングパンツタイプの白地の海パンを履いているが(本編での銭湯での入浴時と、海水浴またはプールに行っている時)、白地で横に赤いラインが入った海パン(『きょうの妖怪大辞典』の無茶ぶりっ子から)、裾より少し上に赤いラインが入ったショートタイプの紐付きの海パン(『きょうの妖怪大辞典』のおきラクーンから)、赤一色の海パン(『きょうの妖怪大辞典』のなみガッパから)、緑色の海パン(「♪」第50話の『敏腕妖怪スカウトマン!ウィスパー!』から)と徐々に水着のバリエーションが増えている。


第5、69話では同社某サッカー作品に登場する某必殺技(みたいなもの)を放った。ヨーロッパのサッカーチームのファンであるなどサッカー大好きである描写が度々なされ、2014年のクリスマスにはスパイクをプレゼントされることを期待しており実際プレゼントされたこと、ランニングの習慣がある(第177話)、サッカーボールを宝物にしているらしい(第186話)ことなどから、習っている可能性もある。技量はリフティングの最高記録が22回であることなどから普通である模様。なお、これはゲームとのタイアップネタでもある。

このほかゲームやF1レース、野球観戦も大好きである。親が田舎出のためか娯楽として銭湯に行くなど日本的な嗜好も持ち、和菓子やうどんなど粉物料理を作ることができたり(第136話)と単なる今時の子供ではない一面も見せる(しかし第66話ではケータの父とケータの母曰く過去にお好み焼きをひっくり返すのに失敗して床に落としてしまった事と、同話で実際にお好み焼きをひっくり返す際にざしきわらしのフォローでひっくり返す事に何とか成功した事から、密かに練習して上達した可能性がある)。また街の子にしては昆虫や軟体動物などへの抵抗も少ない。


自分が至って凡庸である事を深く気にしていて、周囲から「普通」だと言われる度に激しく落ち込み「普通って言うなー!」と反論するのはお約束。また幼く見られることを嫌う一面もある。


体力は十分水準以上と思われるが、意図的に体調を崩すような行為を行っても倒れないほど頑健ではなく、体質的にはスーパー銭湯回での描写やたびたびトイレの大に駆けこんでいる描写から、消化器系統特に腸が弱いと思われる。156話で蜂に刺されていた場合、アナフィキラシーショックを抱えた可能性もある。その一方で車酔いはせず、三半器官や胃は強いと思われる。またカナヅチであるコロコロコミック版とは違い、ロート製薬とのコラボショートアニメでプールに潜る、84話でプールで泳ぐ、137話で海で潜って遊んでいたと思われる描写などから問題なく泳げることが分かる。


直前まで戦って(または自身を襲って)いた妖怪を心配したり、時には礼を言ってしまう程のお人好し。しかしその行為が妖怪の心を開かせ結果的に友達になれたり、または相手の戦意を喪失させるという展開になった事も。住処を追い出されたジバニャンや行き場のないヒキコウモリをすんなり居候させる懐の深さも持ち合わせている(しかし、妖怪ウォッチ零式の発売日の行列では家のクローゼットごと列に並んでいたヒキコウモリにはさすがに驚いていた)。

そうやって妖怪の友達を増やしていく内に妖怪達の間では有名になっているらしく、古典妖怪の同窓会で「妖怪が見える人間がいる」と話題にのぼったり、海外から来たUSAピョンも「数百の妖怪の友達を作っている人間」として噂を聞いている。そしてその噂を頼りに助けを求めに来る妖怪も少なくない(化け草履枕返し、『3』におけるUSAピョンなど)。また、そのUSAピョンとイナホと一部の妖怪からは「妖怪マスター」と呼ばれる事がある。

基本的に相手が人間であれ妖怪であれ友達は大切にする優しい子だが、一旦ゴメンメラメライオンの鬣の炎で火あぶりにする、虫歯伯爵ウィスパーでぶん殴るムダヅカイひも爺食わせてしまうなど自分に実害を加えてくる妖怪には情け容赦ない行動に出る事もある。

特にウィスパーに対しては結構ドライかつ辛辣で、彼に対しては容赦のないツッコミと毒舌を繰り出す。それでも48話ではウィスパーのために新品の妖怪パッドをヒキコウモリに頼んで購入してもらうなど、何だかんだで一応は気遣っている。


たまに他人に取り憑いた魅力的な能力を持つ妖怪(絶好調状態になるぜっこう蝶など)を自分に取り憑かせて得しようとすることがあるが、その場合はほぼ例外なく悲惨な結末になる。


フミちゃんに好意を持っており(この設定は後の『2』にも逆輸入された)、フミちゃんの笑顔に萌えたり、フミちゃんの来訪でテンションが上がったりしている。第37話の運動会の借り物競争で「同じクラスの女子」のお題を拾った時、真っ先にフミちゃんのもとに向かっており、チャンスがあればアプローチもしている。

しかし、あまり報われておらず、思惑が外れることがオチになるパターンができ始めている。

79話では否定してはいたが妄想癖があり、度々フミちゃんに関わる妄想を巡らせては自爆する事もある。フミちゃんへの想いが行き過ぎて暴走してしまう事もあり、60話でしきるん蛇に取り憑かれ仕切り屋になったフミちゃんを見て「フミちゃんになら仕切られたい」と悦に浸り、更にはフミちゃんに自分の人生を絶対的に仕切られる妄想を巡らせるというドMな願望を曝け出し、その場にいたウィスパー、しきるん蛇、そして当のフミちゃんにもキモがられ、ドン引きされていた。

更には82話でフミちゃんがやきモチに取り憑かれ、ケータに関わるほぼ全てのものに嫉妬していた時には、妖怪の仕業だという事を全く信じようとせず、ウィスパーと立場が逆になったほど。しかし、流石にストーカーよろしく家まで押しかけて来られては、彼の言葉を信じざるを得なくなった。

132話ではメラメライオンの力を借りてバーベキューの火を点火しようとしたり、フミちゃんのために友達妖怪の力を借りることもある。

144話ではフミちゃんにいいところを見せたいがために格好をつけたり、ブカッコウの卵を孵すことを放棄しようとまでした。

そして170話でのけちらしの登場回では、フミちゃんの毛だと思った髪の毛を、ウィスパーの忠告も無視して匂いを嗅いだり、更には舌でペロペロと嘗め回す等、もはやお子様には見せられない変態的行動を繰り返し、それを見ていたウィスパーやジバニャンからは…


ウィスパー「さすがのアタクシもついていけないでうぃす…

ジバニャン「控えめにいっても超キモいニャン…


もはやケータは、「普通」とは程遠い存在となっている事を、違う意味で体現していた。

同時にこの頃…というかそれより少し前からアクシデントとは言え、裸をさらすことが多くなってしまい、143話では得しようとした姿勢も祟って上記の裸芸をほぼ積極的に披露してしまい(何らかの妖怪に取り憑かれていた可能性もあると言えばあるのだが)、ウォッチ使い初のコマさんタクシー送りにされてしまったコマさんバスでこの件が再度追求されている。ちなみに161話でもコマさんタクシー送りとなっているが、原因はこれとは別の件である。)第200話で未空イナホと中身が入れ替わった際、彼女がケータの体でコスプレショーに参加したため、体が戻った後もそのままセラピアーズの格好で撮影会を敢行した。その時の中の人の本領発揮ぶりは一見の価値あり


ちなみに「フツー」なためにテストで余程難しい問題を出されない限り成績も平均点である。ただしゲーム版(フミちゃんを主人公に選択した場合)とは逆に宿題は先延ばしにするゆえにかよく忘れる。

また、たびたびお泊まり会をするなど友達付き合いはいい模様。


映画第4弾では娘の天野ナツメが登場しており、遅くとも27歳までに結婚していることが判明している。ナツメの下にケースケという息子も誕生している。こちらは小学5年生である。

30年後の世界では人間と妖怪の友情の架け橋となった「伝説のウォッチ使い」として、妖怪の世界に名を馳せている。しかし亡くなるまで妖怪が見えていた祖父のケイゾウとは異なり、大人になった後は妖怪が見えなくなり妖怪の事も忘れてしまったという設定で、普通に成長して成人し普通に勤め人になり普通に幸せな家庭を築いている事が覘える。


キャラクターのシンボリックイメージは星。

犬化するとジャックラッセルテリア風の犬になることが多い。


ガチケータ

普段のケータは妖怪とバトルする時は心底から本気を出していないらしく、第138話でガチン小僧と戦ったときには別の番組が如くの顔になった。この反響が大きかったのか第172話でも再登場する。また、ゲームの『奇妙の間』で指摘されていた『顔が面白い』と言うのもあまん汁に取り憑かれ実はモブ顔だった事が判明する事で明らかにされた。


給食のグルメ編集

単独コーナー「給食のグルメ」では、突然黒い何かがケータの背後に現れ、毎回どこかのグルメな大人のようなシブい顔になって給食を嗜むことになる。

孤独の観察その時の顔のシュールさがそこそこ話題にもなった。

(※同シリーズはおそらく孤独のグルメのパロディ)


また、このシリーズ披露以降、本編でも時々カリカリベーコントムニャンの時など料理に対しての造詣の深さを見せる時があり、上記にもあるように第136話でトムニャンに対して粉ものを大々的に披露してみせた時には、ネット上で「プロ級の腕前」とまで評された事がある。


妖怪ウォッチシャドウサイド編集

うぉっちlog


OPで41歳の姿が描かれている。服装は青の寒色系ばかりだが寝癖は健在。立派な父親となった。

本編での初登場は第4話で、家族揃って食事する場面で登場した。

44話でようやくまともな会話のシーンが出てくる。ナツメが姫の力について悩んでいる中でアドバイスするが、内容は「やっぱり普通」という返答が来る。ただし、当人は「普通も良いもの」と気にしている様子はない。

ナツメの悩みで「普通じゃない」という印象から心配する妻に対して「自分も子供の頃には色々と変わったことをしていたような気がする」と評したところから、劇場版の設定通り妖怪の事は忘れている様子(現に妻から「何もない所で一人で喋っていた」というのに「そんなことをしていたっけ?」と疑問を口にしていた)。

父方の祖父母は年老いてもなお妖怪との繋がりが保たれていた事を考えると、ケータが大人となり妖怪のことを忘れている事に関しては落差を感じてしまった視聴者もいるだろう…。


妖怪ウォッチ4では、前述の妖怪の事を忘れてしまったという設定は無くなっているのか劇中で言及される様子もなく、第8章でアニメと同様姫の力について悩むナツメに「お父さんも 昔はいろいろやったもんだな~!あっちこっち ともだちと冒険したり秘密基地をつくったり・・・ 懐かしいなぁ。」「お父さんたちが 子どもの頃は よく変わったことが起きてたもんだなぁ。」と、これまでの冒険を匂わせるような事を話している。

ちなみに、操作キャラクターをケータにした状態で30年後の天野家にいる大人のケータに話しかけると、「ん!? いや・・・ありえないよな。幻が見えるなんて 寝不足かな~。」といったリアクションが返ってくる。


さらに漫画版のシャドウサイドではエンマ大王により人間界から妖怪ウォッチが回収されたことに乗じて記憶を消されたことが判明。

「伝説のウォッチ使い」を探すため30年前の過去にやってきたナツメとケースケに遭遇し、二人に自身の父親こそがまさしくそれだと気付かせた。

なお2巻ではナツメの説得により記憶を取り戻し、ジバニャン達と共に戦う姿が見られたので、記憶の消去はそんなにきっちりやっていないと思える。



妖怪ウォッチ!編集

1年ぶりにアニメの主役に復帰。

第1話では、妖怪ウォッチのメンテナンス中にわすれん帽に取りつかれたことで妖怪の存在を忘れ、妖怪の姿も見えなくなっていたのだが、ジバニャンらの尽力によりわすれん帽が頭から離れ妖怪のことを思い出した。また、妖怪ウォッチが新型になり、シャドウサイドと同じくアークを使うタイプとなった。

なお、このアニメから天野家がフミちゃんの家の隣に引っ越しておりケータの部屋も新しくなっている。

エンマ大王が開催した妖魔一武道会に観客として毎回呼ばれ続ける。そして最終回にて開かれた最後の武道会にてエンマ大王のアークを使ったワンチャンサイドによりファイナルボタンモードとなったロボニャンF型の全てが終わるボタンをウィスパーが押した事で武道会の会場で爆発が起き、ウィスパーやジバニャン共々空の彼方に吹っ飛ばされた。


その後次回作にて侵略者妖魔界が滅ぼされた事が明らかになったが、この時妖魔界に来ていたケータがどうなったのかはウィスパーが転生した臼見沢ハルヒコにも言及されず現時点では不明である。しばらくの間妖怪たちと共に侵略者と戦うも、妖魔界が滅んだ事により死亡したという説も視聴者の間で出されてもいるが、最終回に至るまで一切説明はされないまま再びケータが主人公を務める次々回作にシリーズ移行する事となった。




コロコロコミック編集

『オレ、天野ケータ。普通の小学生』


各媒体展開でゲームよりも先に発表されたコロコロ連載版(今でこそ漫画版は複数あるが)の主人公である。

だが主人公であるにも拘わらず、コミックス1巻以降はウィスパーと一緒に表紙から消え、もう一人の主人公であるジバニャンに表紙を奪われてしまった。ほぼ毎回「普通の小学生」と自己紹介をする(しない時もある)が、その時の行動がどう見ても普通じゃない場合がある。

特に冒頭の定番のモノローグの後は顔のアップで強烈な顔芸を見せていて、それが続きウィスパーに心の中で「この人も出オチキャラになってきたな」などと毒づかれてしまった。


ストーリーはアニメ、ゲームと異なっている為、性格が多少それら他媒体作品とは違っている部分がある。例として、前述の通り「普通の小学生」と毎回自己紹介している事からも分かるように、コロコロ版ではアニメやゲームと違い、自らの普通さに然程コンプレックスを抱いていない所など。(だだしこの設定は途中からアニメと同じようになった)アニメ同様妖怪の力を利用しようとして酷い目に合ったりもする。


ウィスパーと仲が良く、基本的にいつも一緒にいるがウィスパーが可笑しい行動やイラつく言動を言うと心の中で毒づくことが多いがアニメ版とは異なり、ウィスパーを攻撃することは滅多にないし、逆にウィスパーにツッコミ等で殴られる事の方が多い。だがイイ笑顔でウィスパーに首輪をつけて散歩に出掛けようとしたり、ウィスパーを広げて傘にして雨を凌いだり(ウィスパーが雨に濡れて泣いていてもお構い無し)、ウィスパーを自分の提案に巻き込んだりと割と精神的にくる行動を取ったりしている。その他会話の中で長引きそうだったする面倒なことに対しては「好きにして」「なら仕方ない」とスルーする能力に長けている。

ジバニャンとの出逢いでは他の妖怪たちに馬鹿にされて心を閉ざしていたところに「頑張れ」と励ましたらジバニャンはケータに心を開きメダルを渡す。だが最近は、お互いに扱いが軽いような気がしないでも無い。気の強いジバニャンに向かって戦闘能力が無い妖怪や女性の妖怪のような弱い妖怪にたいして余り攻撃しないように諭し、時には妖怪を庇いひゃくれつ肉球の餌食になることもある。そしてタイミングによっても餌食になる。ジバニャンや他の登場した妖怪に対して出オチのツッコミしたりする。

状況によって激しく落ち込んだりもするが、基本的は妖怪に心配されるほど能天気でお人好しで前向きな合理主義者。


また、カナヅチであるという設定がある(アニメ版では上述の通りあからさまにプールに潜っていた描写があったり、つい先ほどまで海に潜っていたような描写があったりと明らかにカナヅチではないとされる描写があるため、コロコロ連載版のオリジナル設定である事が分かる)。


『妖怪との友情』がテーマなだけあって、妖怪と友達になる際の台詞は名言揃いである。

能力を使い悪事を働く妖怪に対してはその能力を良い方向に使うよう諭したり、自らの容姿・能力・体質が原因で周囲から迫害されてきた妖怪であっても手を差し伸べるという風に、妖怪達と別け隔てなく仲良くなれる性質は流石と言うところ。しかし、先述の合理的に判断して言っている部分もあり、イイ笑顔でとんでもないセリフを言ってしまうこともあり、それがネットで話題になったりもした。


他媒体に比べ、クラスメートとの絡みが少なく、大好きなフミちゃんとの絡みは少ない上にいい雰囲気になっている時に限ってバクロ婆がフミちゃんに取り憑いて心を砕かれることを言われてしまうこともしばしば。さらに妖怪と友情を結んだ後は、ケータの一連の行動を見ていたクラスメイト達から「変な奴」「危ない奴」と距離を置かれ(彼等には妖怪が見えないため)、妖怪の友達が増えると人間の友達が減るというオチも多く、妖怪の力を借りてフミちゃんの窮地を救ったが報われない自分に涙したこともあった。そして母さんには「可笑しくなった」と思われて夫婦喧嘩の際に言われたり、泣かれたり、警察に電話されそうになった。

クラスメートと遊んでいる描写より妖怪と遊んでいることの方が多い(時には大勢)。


ちゃお(もりちかこ)版編集

こちらではフミちゃんが主役で、ケータは友達となっている。


ウィスパーやジバニャンなどの妖怪は見えていない。

それゆえ本来の「普通」すぎな所が強調され、たびたびバクロ婆など妖怪に取り憑かれてしまう。初登場となった第2話ではしゃれこ婦人に取り憑かれ、女装したこともあった。

オールカラー版コミックスの人物紹介では、「ごくごくフツーの男の子」→「なにもかもフツーの男の子」→「フツーにも程があるくらいフツーの男の子」→「ごくごく一般的なフツーの男の子」→「全てが平均値の男の子」→「フツーを絵に描いたようなフツーの男の子」というように、巻を追うごとに説明が雑になっていっている。ちなみに一人称は「俺」とカタカナではなく漢字表記となっている。


「普通」と言われてしまう事に対してはアニメ同様コンプレックスを抱いており、第15話でバクに眠らされた際に見た夢の中では完全無欠のエリート少年となっていて、その内容を見たフミちゃんは哀れみの涙を流していた。

フミちゃんとは現状ただの友人ではあるが、一緒に登校したり花見に行ったり宿題をしたりと、何気にアニメやゲームよりも絡みが多い。


わくわく☆アンソロジー編集

ケータが主役のもりちかこのかきおろし漫画では、フミちゃんに差し替わり、ケータが妖怪が見える設定となっている。


モテているクラスメイトのコウイチくんを見たケータが「楽してモテたい」という願望のためにモテマクールを探すが、誤ってモテマクールの色違いにして、取り憑かれるとモテなくなるモテヌスと友達になり、フミちゃんを「デカ尻」呼ばわりするなどナンパどころか暴言を吐いて怒らせてしまう(この時妖怪の見えないフミちゃんは缶ジュースを握り潰し、ケータにぶつけた)。

その事でケータはモテヌスに詰め寄るも、途中からモテない者同士共感するところがあり、意気投合し変な友情(ジバニャン曰く「傷のなめあい」)が芽生えた。

しかしその後、モテマクールが開く「モテたい人のためのモテレッスン」の定員の空きを巡って争い、友情はあっさり崩壊した。


主人公らしく戦うように編集

1,2では敵妖怪と直接戦うことがないケータ(ピンを刺したりお祓いをするサポート寄り)。

その後映画一弾(2のストーリーが元)で雑魚怪魔を唐辛子付きのピコピコハンマーで倒す活躍をしてから戦う描写が増えていくことに。

以下使用武器と活躍した場面

・ケイゾウの棍棒   映画二弾で使用 装備しぬらりひょんに攻撃しようとしたが触手に折られた。

・博士の特製ハンマー 3のゾンビナイトで使用 様々なゾンビを倒した。

・妖怪ブラスター   3でバトル中に使用 強力な攻撃手段。

・エンマブレード   映画三弾で使用 大妖鬼ホゲホエールにダメージを与えた。

・妖怪バズーカ   映画三弾で使用 大妖鬼ホゲホエールに実質的なとどめを刺したが…

・妖気ピコハン    4(++)で使用  バトル中の通常攻撃で使用。

・妖怪ウォッチエルダ 4(++)で使用  バトル中に様々な技を使用


他作品での登場編集

  • 八十亀ちゃんかんさつにっき:アニメ2期(2さつめ)11話になんと冒頭の「おことわり」で声だけ登場(画面には本人とジバニャンの顔が描かれたイラストが存在する)。本人にとって本作に出演したのは妖怪のせいだと思い八十亀最中を召喚しようとするも八十亀本人に「うちは妖怪じゃにゃあ!」と言われてしまった。エンディングクレジットには「おことわり 天野ケータ(妖怪ウォッチ)(さくらニュータウン)」と表記された。
  • カードファイト!!ヴァンガード2019新右衛門編:アニメの製作会社と放送局が同じ縁なのか2019年12月14日放送の予告にジバニャンが割り込み、翌週放送の本編でジバニャンとケータが顔出し登場していた。

モデル?編集

悪魔くんシリーズの埋れ木真吾は、服装の類似点や妖怪・悪魔を召喚する類似性、悪魔くんは(日本のアニメ式の)魔法陣という言葉や概念の発祥であり、悪魔くんのドラマは日本のテレビ業界の礎の一つとなった作品であり、ゲゲゲの鬼太郎と公式コラボしている等の点から、ケータのモデルは埋れ木真吾であるという説がある。

また、彼も義理とはいえ、続編にて、主人公の父親になっている(容姿は訳あってあまり成長はしておらず子供の姿をしている)。

天野ファミリー








関連イラスト編集

ギャーッ!!妖怪ウォッチ!

妖怪ウォッチ妖怪ブラスター


関連タグ編集

妖怪ウォッチ 妖怪ウォッチの登場人物 ウィスパー ジバニャン ヒキコウモリ 木霊文花 未空イナホ 普通 フウ2 けむし男


西園信助服部半太:同社の中の人つながり


源頼光(Fate):中の人繋がりかつ妖怪に縁のあるキャラクター。ただし妖怪に対するスタンスは真逆。

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