概要
妖怪ウォッチに登場する異世界。
エンマ大王の一族が統括する妖怪達の世界。人体のパーツと現代的な建築物に和風のテイストが加わった独特なデザインの建物が建っており、桜並木があちこちに並び碧色の空に金色の雲が浮いた浮世絵のような空間になっている。
大勢の妖怪が住んでおり、妖怪(もともと生きていた人間などが転生した存在)が住人となっている世界であり、妖怪ウォッチの世界で死んだ者は「妖怪市役所」なる施設に送られ、
・妖怪としての名前を与えられる
・霊体から妖怪の姿に変えられる
・自身の妖怪メダルをおばちゃんから1枚与えられる
という形で正式に妖怪になる。その後は人間界に送られ生きている人間達にとりつく形で交流させられる様子。
(ちなみに妖怪市役所は妖怪達にアナウンスや勧告をする役割も果たしている)
なお、妖魔界は霊界やあの世とは「似てるけどちょっと別の世界」らしい(映画シャドウサイドのウィスパーの発言より)。
そのため生きている人間でも、妖怪エレベーターなどの人間界から直接繋がっているルートをたどれば、妖魔界に行く事ができる。
一度妖魔界に入った人間は人間界に帰った後でも妖怪が普通に見えるようになるらしい。妖怪ウォッチ3ではFBYのマルダーとカクリーが実際に見えるようになっていた。
政治については基本的にエンマ大王の一族による絶対君主制で行われており、妖魔評議会(漫画版23巻に登場)やナンバー2のぬらりひょん議長などの一部の者を除いて妖魔界全体の政策に意見したり反対することは許されていない。
妖怪ウォッチ(ゲーム初代/妖怪ウォッチ1 for Nintendo Switch)
えっけん回廊
妖魔界を支配するイカカモネ議長を倒すために行くことになるシリーズで最初に訪れる妖魔界。
おおもり山の御神木エレベーターから入ることができ、エレベーターを出現させるにはカギが必要。
先代エンマ大王が亡くなった事をきっかけにイカカモネ議長によって支配された事で荒れ果てている一本道の世界であり、奥に行くほど道がイカカモネの影響で白色に染まってくる。
最奥のイカカモネ議長に辿りつくには赤鬼、青鬼、黒鬼の審査を受ける必要がある。この審査に合格できないと強制的に下記のダンジョンに移動させられてしまい遠回りするハメになるので注意すること。(鬼達の審査関係なくえっけん回廊の橋から落ちることでダンジョンに入ることはできる)
赤鬼の審査で不合格だと落とされる世界。
巨大なホールケーキやフォークで出来ている世界で宝箱にも食べものアイテムが入ってる。
敵となる妖怪は出現しないが審査に不合格で落ちた場合、えっけん回廊へ戻れる出口の前にいるつまみんぼー(つまみぐいのすけ)が提案するかくれんぼに強制参加させられることに。
かなり時間がかかるので根気強く見つけ出すこと。
青鬼の審査に不合格だと落とされる世界。
かなり複雑な造りをした不気味な青色の山岳地帯であり、ここから敵妖怪が出現してくるので注意。
黒男の審査に不合格だと落とされる世界。
街道とは名ばかりの溶岩地帯であり、ここでも強力な敵妖怪が出現するが、他二つのダンジョンと比べるとかなり単純な造り。
ストーリークリア後は各ダンジョンにいる妖怪からクエストを受けることができ、Sランク妖怪のふぶき姫やデビビラン、龍神やガリ王子、老いらんなどの入手に必要な合成進化アイテムを入手することができる。
(ウォッチランクをSにしないとクエストは発生しないので注意)
ムゲン地獄
罪を犯した妖怪が追放される、いわゆる流刑地。
ストーリークリア後にそよ風ヒルズに住む蔵岩家から貰う鍵で入れるようになる。
ウォッチランクをSにする必要が無く、Aのままでも入れる。(Sランク妖怪は出現する)
道中で待ち受けるボスはストーリーで戦ったボスの色違い。
最深部には妖魔界を襲った災厄「どんどろ」が眠っている。
後に『3』でエンマノート事件を起こした犯人達はここへ送られた。
妖怪ウォッチ2
えっけん回廊
イカカモネ議長が倒されたことで平和になり、白くなった道も元の色を取り戻しつつある。
ストーリークリア後に日影真生から受けられるクエストで再び妖魔界に行くことができるようになる。
先述した3つの妖魔界のダンジョンとイカカモネがいた最奥の間で元祖妖怪と本家妖怪のケンカが勃発しており、これを止めるとケンカの原因であったアレを貰うことができ、黄泉ゲンスイとバトルすることができるようになる。(確率で友達にできる)
アミダ極楽
ムゲン地獄の最終ボス、どんどろを倒すとそのまま進むことができるウォッチ2で追加されたう更なる隠しダンジョン。ムゲン地獄と同じようにストーリーボス(ウォッチ2で初登場の新ボス)の強化版と戦いながら最深部を目指す。
畳の上を蜘蛛の糸を登る形で奥に進み、その先に待っているのは...
ゲラゲラ奈落リゾート
完全版真打で実装された妖魔界のテーマリゾート。
「ゲラゲランド」、「ごくらく温泉」、「きもだ飯」の3つの施設に分かれており、妖魔特急に乗って移動する。
人間界から行くには専用のパスを持った状態でむこう谷駅着の電車を待つ必要がある。
最初に訪れるアミューズメントパークエリア。
から傘おばけのメリーゴーランドやろくろ首のジェットコースターなどが楽しめる。
屋内には歌舞伎のステージがあり、ゲラゲランドのクエストを進めるとオーナーのカブキロイドとの舞台共演(高難易度ボスバトル)が可能。
様々な効能の温泉が楽しめるエリア。にんぎょが受付をしている。
最初は温泉が全て枯れてしまっているが、復活させるとお金や経験値が稼げる特殊ルール下での妖怪バトル、「湯上がりガチバトル温泉」ができるようになる。
赤鬼の作る大鍋の料理が名物の食事エリア。
奥に進もうとすると料理中の赤鬼に見つかって怒られてしまうため、赤鬼が使っている大鍋に隠れながら進んでいく必要がある。
トイレに落ちているアイテムは...
ウバステの間
真打で追加されたムゲン地獄の追加エリア。
本作のラスボスが封印されており、ここから彼女の過去を知るためのアイテムが貰える。
妖怪ウォッチ3
妖楽
妖怪ウォッチ3の3つのバージョン内2つ以上を連動させると入れるようになる高級料理亭。
おおもり山から行けるえっけん回廊があった場所に建てられた。
ダウンロード版特典だったスシジバ、天コマ、USA豆腐とのバトルもできる。
ヨップル社
妖怪ウォッチを開発している会社。さくらニュータウンとUSAの両方にある時計屋の専用エレベーターで行ける様になる。ここでケータとイナホが会社見学の参加者という形で合流することになり、会社見学が終わった後も妖怪ウォッチドリームのランクアップやポケットうんがい作成時などにも訪れることになる重要な施設。
ニュー妖魔シティ(妖魔界USA)
USAの妖魔界最先端の街。使用する通貨もドル。
日本妖怪やメリケン妖怪が集まっており、妖怪達が経営する様々なお店が佇んでいる。
ヒーロー妖怪やバスターズが活動しておりバスターズの拠点のバスターズハウスもここにある。
普通の人間であるマルダー(妖怪ウォッチ)&カクリーも迷い込んでしまった。
ゴゴゴ・ゴッドタワー
妖怪ウォッチ3のラストダンジョン。
エレベーターにあるルーレットの目の数字の階に行くことができる。
階ごとに敵妖怪がいるデンジャラスフロア、敵が存在せず宝箱がおいてあるラッキーフロア、様々なテーマが設定されているドリームフロアが存在する。
本作のラスボスが待っている最上階555階に行くには7つのドリームフロアがある階を全てクリアする必要がある。
妖怪ウォッチバスターズシリーズ
バスターズハウス
鬼時間で戦うバスターズが活動の拠点にしているビル。
様々な施設が揃っており、応接間や司令室以外にもレベルームやアイテムショップ、装備作成所に地下闘技場、屋上には妖怪ガシャもある。
施設ごとのレベルを上げればできる事が増えるようになり、屋上のメゾン・ドワスレに鬼玉を支払えば模様替えも可能。
バスターズ2では家賃の滞納のせいでメンバー共々追い出されかねない事態になり、返済資金確保のためにカラクリ島に向かうことになる。
YBKホール
VIPルーム
バスターズ地獄基地
釜ゆで地獄のトラブルに対処するために急ピッチで設置させられたバスターズの拠点。ここに配置されている鬼ガシャでしか手に入らない妖怪も。
バスターズトレジャーシリーズ
ヌー大陸
ヌーピラミッド
カラクリ島
FOREVER_FRIENDS
1950年代の妖魔界(過去妖魔界)
映画ではケータ編のゲーム無印からバンバラヤー編までの様々な妖怪達が暮らしており、人間界のむこう谷駅から出る電車に乗ることで行く事ができる。(ゲーム2真打のオマージュ)
ウォッチ4では前作のニュー妖魔シティ以上の広さを誇る町を探索することができる。
妖怪ウォッチシャドウサイド
未来の世界の妖魔界だけでなく朱雀が封印されている山や玄武が封印されている湖、白虎が封印されている竹林、相撲対決用の土俵が追加されている。
妖怪ウォッチ4
世界の扉を通じて上記のシンの時代とナツメの時代の妖魔界に行ける。
未来の妖魔界
蛇王カイラが支配しているナツメの時代の妖魔界。
妖獄国技館
アップデートver1.3で追加された妖怪大相撲ができる場所。
大相撲で勝ち進むとG(ごっつぁん)ポイントを獲得することができ、各種景品と交換可能。
釜茹で地獄
DLCぷらぷらで追加された過去妖魔界の新しいエリア。
世界のトビラと同じ、世界を移動できる力を持つ釜があり悪い妖怪がその力を使って悪事を働いている。
入るためには長い手続きが必要だが、無理やりガードマンのムリカベを突破しようとして中に入ろうとすると番人の妖怪とバトルになる。
妖怪学園Y
妖怪ウォッチ!の最終回で現れた謎の勢力によって滅ぼされた。その時に封印されていたミケッティオという空亡と同じくらいにヤバイ妖怪も復活してしまった事が第21話にて大王路エマに憑依していたエンマ大王により語られた。
最終回でエンマ大王とぬらりひょん、臼見沢ハルヒコは妖怪たちの魂と共に妖魔界へ帰還し完全復活させるために再建することになった。
設定の齟齬などからシャドウサイドとはパラレルワールドと考えられている。
しかし「!」最終回の従来路線のケータ達が空の彼方へ吹っ飛ばされた後どうなったかは言及されていない。ケータ達があの後どうなったのか説明もないまま妖魔界が謎の勢力に襲われなかったルートの世界線であろう妖怪ウォッチ♪にシリーズ移行した事もあり、ますます謎が深まるばかり…「!」世界のケータは妖魔界にいたまま謎の勢力との戦いで戦死したという説もあるが…。