「だっヨ~ン!」
「アタクシはトキヲ・ウバウネ。怪魔をたばねる班長的存在… いや課長…部長的な存在…
いや、ラスボス的な存在だっヨ〜ン!」
概要
CV:片岡愛之助
かつてそれはそれは美しい女だったが無実の罪でつかまり一生を牢獄で過ごした。未来を奪われた恨みからあらゆる人間の時間と幸せを奪うために妖怪として生まれ変わった。(妖怪大辞典より)
怪魔族をまとめる元締で、劇場版と「2」の黒幕にしてラスボス。
杖を持ち、黒い着物を着た老婆の妖怪で、キン&ギン(真打ではドウ)と、怪魔五人衆を従える。拠点は「三丁目の夕陽ヶ丘工場」。
色違いに熟魔女ソラミ(妖術を研究して熟れに熟れた魔女っ娘妖怪)がいる。
元々は人間の女性で誰もが振り向くほどの美しい美人だったが無実の罪を着せられ、誰にも信じてもらえずに一生牢獄の中で過ごして死亡。妖怪になった後は自分の人生の楽しみを奪った人間達に復讐するために時間と幸せを奪い去ろうと目論み、「人間と妖怪に取り憑いて、いがみ合わせて、ゆくゆくはほろぼしちゃおう計画」を決行させようとしている。
怪魔族を従えて人間や妖怪を混乱させ、元祖と本家の争いを幇助させた。主人公の持つ妖怪ウォッチを消そうとしたのもその為である。
ちなみに口癖の「だっヨ~ン!」はキャラ作りの為につけたらしい。
攻略
1回戦目は半分まで減るとマキモド石の力で回復するため、一時撤退することに。
2回戦目はおじいちゃん(ケイゾウ/フミアキ)とフユニャン、そして古典妖怪(から傘お化け、ざしきわらし、くだん、にんぎょ、河童)達の活躍によってキン&ギンが倒され、マキモド石が使えなくなったため、本当の意味での戦闘はここから始まる。ちなみに2回目の戦闘は音楽が専用のものになっている。
ウバッチョ光線 | 単体攻撃。杖から赤いレーザーを放つ |
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レベルウバウネ | 対象のレベルを半分奪い、対象の最大レベルに応じた怪魔を召喚する |
アイスだっよ~ん | 氷属性の全体攻撃 |
イナズマだっよ~ん | 雷属性の全体攻撃 |
トキをかけるババア | 必殺技。全体攻撃+相手を動けなくする |
レベルウバウネで召喚された怪魔を倒せば奪われたレベルは取り戻せる。
しかし、基本的には怪魔を放置してウバウネを攻めるべき。レベルを奪われた妖怪を後ろに下げて戦うのが基本。どちらかというと妖術寄りのボスなので全体妖術の対策をすれば負けない相手である。恐れずに攻め続けよう。
ただし、ゆらめく怪魔を呼ばれた場合やレベルの高い怪魔を作られた場合は回復や追撃の支援で
中々面倒なことになるので、早々に必殺技で片付けてしまおう。
スベテ・ウバウネ
「「スベテ」うばってやるんだっヨ〜ン!」
トキヲ・ウバウネの力が暴走し人々からオーラを吸い取って邪悪な姿に変身した。時間と幸せを奪うだけでは恨みがおさまらずこの世の「すべて」を奪おうと暴れ狂う。この恨みはらさでおくべきか!(妖怪大辞典より)
主人公にやられたウバウネが最後の手段として、怪魔に取り憑かれた人間の力を吸収し変身した形態。
その姿はまさに魔物。この世の全てに対する憎悪の瞳と、全てを奪える力を手に入れて喜ぶ口元は、初見でその姿を見るとゾクっとする。
攻略
ひっかきむしり | 大きな爪で全体攻撃×4 |
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チカラウバウネ | 「力竜」で妖怪1体の攻撃力を奪う。 |
ヨウリョクウバウネ | 「妖竜」で妖怪1体の妖力を奪う。 |
コウドウウバウネ | 単体の行動を奪い、同じ行動で反撃する |
ウゴキウバウネ | 前衛にいる妖怪全員をとりつきで動けなくする |
タマシイウバウネ | ウバウネの周りに青色の魂が漂う。魂はピンで破壊可能 |
タマシイトンデイクネ | 「タマシイウバウネ」で呼び寄せた魂を飛ばして攻撃する |
アイテムウバウネ | アイテムを使えなくする |
ウォッチウバウネ | おはらいが出来なくなる |
ヒッサツウバウネ | ひっさつわざを奪い、同じ必殺技で反撃する |
ヨウキウバウネ | こちらの妖怪の妖気ゲージを吸い取り、「スベテ・ホロビルネ」を発動する |
スベテ・ホロビルネ | 必殺技。空間がひび割れ、爆発を起こして全体に攻撃する。普通に発動することもあるが、「ヨウキウバウネ」後に発動する事もある |
こちらの攻め手を封じて、というより奪って攻めてくる。
まず注意点として、こいつが自主的に使わない限り間違っても必殺技を撃ってはならない。向こうは高確率で必殺技を奪い取り、ほぼ間髪入れずに「スベテ・ホロビルネ」を放ってくるためである。しかも、背中に生えた「力竜」と「妖竜」がそれぞれ能力を奪ってくるのが厄介。倒せば能力は戻ってくるので優先的に倒していきたい。
ウォッチウバウネでお祓いを封じてからのウゴキウバウネが凶悪。勿論たまに効かないこともあるがウォッチウバウネは確実に食らうので、とりつきが効きにくい妖怪は必ず持っていこう。
激闘の末に、まるで空気の入った風船が勢いよく萎むように空を飛んで爆散。怪魔に奪われた人々の力も、過去と現代の世界の平和も、スベテ取り戻したのであった。
クリア後、桜町の駅前の妖怪サークルに「おもいだ神」を呼び出し話しかけると再戦できる。
劇場版
映画第1作目「妖怪ウォッチ誕生の秘密だニャン!」から登場。ここではアニメとコロコロコミックのコミカライズの同時を記載する。また、二つの作品ではジバニャンを誘拐したり、バクロ婆の取り憑きでウバウネが無実の罪で投獄されてポックリと逝ってしまった悲しい過去が判明し、さらに終盤では「スベテ・ウバウネ」ではなく、「巨大ウバウネ」という形態に変身する。この巨大ウバウネは2つの作品で姿が異なる。
アニメ
ゲームに比べるとコミカルな一面が多い。会話シーンでは空気を読んで待ってくれたり(悪役のお約束)、ア~ン♡から豪怪によく似た巨大な怪魔を生み出したりする。そして自らの秘密を周りに暴露されたことにより激昂。周りの怪魔を吸収して工場を破壊しながら巨大ウバウネに変身する。
その姿は触手を生やした紫色のおぞましい蛇のようなもので、それらを構成するのは100万体の極小サイズのスベテ・ウバウネ。もはや知性がなく復讐心だけで桜町を襲撃しようとするが、妖怪達の妖力をもらってダークニャンへと変身したフユニャンと、ウィスパーと偶然合体してブチニャンとなったジバニャンに接近を許され、最後はブチニャンの「百万倍返し肉球」によって100万体のスベテ・ウバウネを殴られてついに倒された。
コミカライズ
こちらはゲームやアニメとは異なり、ケイゾウの隠れ家へ直接襲撃にかかってくる。攻撃方法もビームを使うほか、パンチやキックを使うなどインファイトな敵へとなっている。時間を巻き戻す機械をデカニャンの鼻息よって巨大化した、ジバニャンの水筒の水にかけられて破壊されたことによって憤慨。失態を犯したキン&ギンとドウ、そして数多のさまよう怪魔を吸収して変身。
見た目はウバウネを大きくしただけであるが、戦闘能力は格段に上がっており、知性も失われていない。しかもバクロ婆の暴露から判明した、「人間への憎しみ」で妖怪となったことで、怒りと憎しみのこもった攻撃を一切無効化にするなどアニメに比べると防御面においてはある意味無敵。全てを奪うためにケマモト村へ進撃するが、「人間を守る想い」を持つジバニャンがデカニャンの鼻息で巨大化し、その勢いで放たれた「百万トン肉球」を喰らったことによって消滅した。
トキヲかけるババア
『真打』では、クエスト「トキヲかけるババア」にて再登場。主人公達に倒された後、ムゲン地獄の奥底「ウバステの間」に封印されていた。その罪状は「人間界と妖魔界を混乱させた」というもの。
人間だった頃は「おトキ」という名の美しい女性だった事、町民にも慕われ幸せな日々を送っていた事がミスタームービーンの映画撮影における取材で判明。
奇しくもここは戦国時代であり、ウィスパーがウィスベェとして活動していた時代であった。そのため、このクエストをプレイするためには、ウィスベェのクエストをクリアすることが必須条件である。
当時の戦国時代である殿様の城で様々な手伝いをして働いていたところ、城の主に贈られる筈だった珍しい時計を壊したという濡れ衣を着せられ(時計は最初から壊れていた)、誰にも信じて貰えないまま投獄された挙句、そのまま獄中死した。
そしてその際に芽生えた「二度と恋人と会えぬ悲しみ」「誰にも信じてもらえない悔しさ」「一生牢獄から出られない事へのヤケッパチ」「やってもいない罪で囚われた疑心」「誰かにぶつけようにもできない行き場のない怒り」といった負の感情から、怪魔五人衆が生まれた。
このように悲惨な最期を迎えた彼女だったが、結婚を前提に付き合っていた恋人・仙吉だけがおトキの無実を信じ死ぬまで帰りを待ち続けていた事実が発覚。
人間を憎むあまり最愛の人の存在すら忘れてしまっていた自らの愚かさを悔やんだ瞬間、身も心も浄化され改心した「きれいなウバウネ」に生まれ変わった。
ウィスパーは、ウバウネが昔「美しい女性」というのを疑った事をウバウネに詫び、「きれいなウバウネ」を「女神様のように美しい」と言った。
ついでに「だっヨ~ン」もなくなった。
このクエストクリア後、ウバウネからある依頼を頼まれる。それは、自分が生み出した怪魔五人衆を助けてほしいというものである。
また、本編のエンディングにおいて、ムービーンの映画の授賞式に他の出演者と共に出席しているイラストが挿入されており、改心する事によって罪からも許されたようである。
妖怪ウォッチバスターズ
ビッグボスの一体として登場。「赤猫団」限定のボスで、「白犬隊」にはイカカモネ議長が登場する。
「月兎組」ではバージョンに関係なくストーリーミッションに登場するが、白犬隊ではビッグボスミッションにウバウネの項目が追加されないため赤猫団と通信しない限りはボスミッションで戦うことは出来ない。
通常
桜町で戦う。
ウバッチョの杖 | 通常攻撃。杖でぶん殴る |
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ウバッチョ光線 | 前方の範囲にビームを発射 |
怪魔だっヨ~ン | 下っ端怪魔を召喚する |
ビッグボス
三丁目の夕陽ヶ丘工場においてスベテ・ウバウネに変身する。
ひっかきむしり | 爪でひっかいて攻撃 |
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シビレサセルネ(A) | ターゲットと自分の左右に円形の雷属性攻撃。 |
シビレサセルネ(B) | ターゲットに円形の雷属性攻撃×10。当たると気絶 |
タマシイスイトルネ | ターゲットに吸収の術 |
ナニカウバウネ | ターゲットを追跡する霊魂を放ち、Aボタン・Yボタン・Xボタン・アイテム・視界・全ステータスの内どれかを1つ奪う。 |
ナニカウバウネW | 「ナニカウバウネ」の霊魂を2個同時に放つ |
スベテホロビルネ | 必殺技。周囲に瘴気を出して大ダメージ |
ナニカウバウネで奪われたモノは、一定時間たつと警報と共に出現する溶鉄をウバウネにぶっかければマキモド石となって取り戻せる上に、ウバウネが気絶してチャンスになる。
ちなみに本作からボス妖怪も妖怪大辞典などで名前を呼ぶようになったが、ウバウネのみ声優の都合のせいか名前を呼ばない(トキヲは「だっヨ〜ン!」スベテは「全て奪ってやるんだっヨ〜ン!」と叫ぶ)。
妖怪ウォッチ3
怪魔がらみの話がない3ではきまぐれゲートの強敵として登場した五人衆と違い出番なし……と思いきや、スキヤキバージョンとTアップデート(Ver.2.0)後のスシ/テンプラできれいなウバウネが登場。
ニュー妖魔シティにて五人衆と共にキレイなスキヤキ屋(本人談)「SUKIYAKI 浄土」を経営している。
余談だがこのSUKIYAKI浄土、すぐ近くで以前から経営されていたスシ屋「SUSHI 輪廻」とテンプラ屋「TEMPURA 大往生」のせいか今ひとつ客足が伸び悩んでいるらしく、怪魔五人衆は店を繁盛させるために「スシ屋とテンプラ屋の料理に 毒を入れよう」やら「スシ屋もテンプラ屋も物理的に 潰してしまおう」だのとんでもない事を話し合っていた。
(結局この2つの計画は、難怪が「今我々がそんな悪事を働いた事がエンマ大王にバレたらウバウネ様がどうなるかわからんか(意訳)」と叱りつけた事で実行されずじまいに終わったが。)
そこでもっと平和的な方法でスキヤキ屋を繁盛させる為に主人公が究極のスキヤキの材料を集めるクエスト、ババアのスキヤキ繁盛記を受注する事ができる。
妖怪ウォッチぷにぷに
いつも通りに桜町メインマップのボス妖怪で登場していたが2020年10月から念願のともだち妖怪として実装。SSSランク妖怪で種族はウスラカゲ族。
そして2024年6月、期間限定イベント『ウェディング・ウォーズ』にて、まさかの若い姿での実装である。
その名もココロ・ウバウネ
人々のトキメキをすべて奪い、若さと美貌を手にしたウバウネ。みなぎる妖力は元の比ではなく、黒いウェディングドレスを翻し、ババアの逆襲が今はじまる…。(妖怪大辞典より)
『妖魔界一番の花嫁を決める』という趣旨のコンテンストを開き、観客のトキメキを奪うことで若返ったウバウネ。ラスボスとしての実装で、ランクはUz、種族はウスラカゲ。なお必殺技『ココロ・ブンドルネ』の必殺技演出では、一瞬いつものウバウネがシルエットで出てくる。
余談
ちなみにアニメ版ではジバニャンの事をカバニャンと言い間違えた事がある。
関連リンク
- 部下
- 五人衆
- 同じ時代にいたキャラ