「世界はトモダチ!全部守るぜ!」
概要
CV:朴璐美
ヒーロー漫画の主人公「無敵王者 ガッツ仮面」に憧れている少年。ヒーロー的なお手製ゴーグルにマントを身に付けているが、それらを外せば典型的な庶民の格好である(ランニングシャツと寸足らずのズボンに下駄)。普通の標準語を喋っているが、以前は田舎の方言丸出しであった様である(劇場版のユキっぺの台詞から)。
現代の人間ではなく、60年前の住人。その外見はどことなくケータに似ている…それもそのはず、彼の祖父である(しかし、現代に於いてはケータが生まれる前に他界している)。
好きなものは孫と同じくコロッケで、食べる仕草は瓜二つ。昭和の少年らしく、性格は頑固で少々気難しいが、正義感は強く、怪魔相手でも決して億さない勇敢さの持ち主。年相応にTVのヒーローものには目を輝かせ夢中でTVに見入っている。
ある日村の不良に襲われていた親友を助けようとするも、恐怖心から動けず(劇場版やコミカライズでは、この時不良に襲われたのも動けなかったのも、全て怪魔の仕業だという事になっている)救う事が出来なかった。
結局その日を境に親友からは絶交され、ケイゾウ自身はもう二度と同じ過ちを繰り返さないため、親友を守れなかった自分に罰を与えるために、憧れのガッツ仮面の様に皆を守れる強い存在になるまで友達は作らず、またこの先どんな苦境に立たされても誰の力も借りない事を決意し、人間と妖怪を脅かす怪魔に対抗するべく手先の器用さと頭脳を武器に、「妖怪ウォッチ零式」を開発した。
その後、EDのスタッフロールではスティーブ・ジョーズの依頼を受けて妖怪パッドも開発している。
マスターニャーダとは、ガッツ仮面の話題で盛り上がって意気投合していた。
劇場版では上記の理由(親友を助けられなかった件)で作るのを止めた為に、現代の「妖怪ウォッチ」が消滅し、歴史が改変されて一時的にケータは妖怪の存在すら忘れてしまった。
キャラクターのシンボリックイメージはガッツ仮面のアイマスク。
余談
- 2014年から60年前の1954年に11歳前後、つまり戦中生まれ、それも戦局が不利になった1943年から1944年の生まれである。技術力の高さは母親の胎内であるいは誕生直後に戦局を打開する超兵器を待望する空気に接した影響であろうか。村に敵機が墜落するなどの出来事があった場合、メリケン妖怪を目撃している可能性もある。
- 没年はケータが生まれる前であるので2002年以前、または遅くともケータの母の妊娠中の時期である。ぎりぎり20世紀と思われるケータの父とケータの母の結婚を見届け、或いはケータの母の懐妊を見届けて安心したがゆえに一気に老化したのであろうか。それとも世紀末の妖怪大戦にでも絡んだ結果生命力を使い果たしたのだろうか?死因を含めて謎である。ちなみにケイゾウとタメ年だと思われる妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDSの主人公である下町シンは現代に於いて71歳となっていたので、これを踏まえるとケイゾウは早逝であることが分かる。
- 標準語の習得、ガッツ仮面のキメポーズを細部まで習得しているなど、性格からは想像しづらいが学習能力は非常に高い。死後にまで未亡人が一定の生活レベルを維持できていることを考えると、経済感覚も優れていたようである。
関連イラスト
関連タグ
この先、ネタバレ注意
『真打』&劇場版&コミカライズにおけるネタバレ
ケータやフユニャンの活躍で友を作る大事な一歩を思い出し、妖怪ウォッチが復活。過去と未来のともだち妖怪達と共に、ウバウネの野望を粉砕する。
だが事件は無事解決したものの、結局は孫との別れ際に交わした「早く生まれる事」と「長生き」する約束は、互いに叶わなかった…。コミカライズでのフユニャンの回想を見る限り、病に冒され早逝したのだと思われる。
しかし妻を残してこの世を去ることが出来ず、ジバニャンやウバウネと同様に妖怪になってしまい、
こんな姿になっちゃいました(画像左上)。
それでいいのかケイゾウ…
コミカライズ版の彼曰く、「孫(アイツ)に ばあさんが心配で妖怪になってしまったなんて、はずかしくて言えるか!」だそうだ。
妖怪ウォッチ♪
映画妖怪ウォッチからしばらくして再登場。
ケータのばあちゃんを通して(ケイゾウは故人のため古い手紙)妖怪ウォッチ零式に新機能と宝をつけたことを手紙で通達する。
ケイゾウの渡したかった宝は60年前では貴重な『栓抜き』だった。
栓抜きの裏には『みんなトモダチ!ジュースのもうぜ!』と記しておいた。
関連タグ