CV:戸松遥(過去シリーズでは父であるケータを担当)
概要
映画妖怪ウォッチ「シャドウサイド鬼王の復活」から登場したキャラで、新世代の主人公の1人。
妖怪ウォッチから30年後の世界で暮らす天野景太と木霊文花の息子であり、映画版で先にメインを張った中学生の姉、天野ナツメがいる。
さくら元町第一小学校に通う5年生。席は後ろから数えて3番目の窓側。
青や水色のシャツを好む(リンガー系のキーネックや切り替えTシャツ、冬服は白ラインの長袖やパーカーも含む)。当初、幽霊やUFO、妖怪などの存在については否定的であったが、亡霊番長の一件で妖の類いだけは信じるようになる。
家族やクラスメイトとの関係は基本的に良好である模様。年相応にお笑い番組を視聴したり、カードゲーム「電光石火時代」に興じたり、ヒーロー漫画も愛読している。
声質が少年期の父と同じである上、頭髪を弄くり回すと天野家の男子特有の癖っ毛が露わになり、やはりケイゾウやケータの血を引いていると認めざるを得ない。突っ込むところは鋭くツッコんでしまう場面も姉共々ケータの性格を色濃く受け継いでいる。
映画では母共々、序盤で鬼まろに憑りつかれて「カオデカ鬼」となってしまい、鬼王・羅仙が倒されるまで石化されたままなど、ほとんどモブに近い扱いであった。
しかし、その後のストーリーを描くTVアニメの「新シリーズ」にて、姉達に並ぶ新たな主役に抜擢された。
帰宅するのが度々遅くなる姉のナツメの行動を怪しく思い、こっそり彼女の後をつけて、たどり着いたのは姉が月浪トウマや有星アキノリと開いていた「妖怪探偵団」。
オカルトの存在など否定するケースケであったが、姉が身に着けていた「妖怪ウォッチエルダ」を勝手に持ち出した影響でミッチーやウィスパーとも邂逅(妖怪に出会う前はイナホの弟であるリク同様、姉が独り言を言うのが多くなったのだと思っていた)。
それ以来、妖怪達が引き起こす恐怖案件に次々と巻き込まれ、学校などで起こった恐怖案件ではゲームや噂の事情に疎い事から囮役に駆り出される状況が多く、必要な場合は姉からウォッチを手渡され、手持ちのアークから友達妖怪を召喚する。
幼い頃にいじめを受けていたのだが、とある出来事から自分の信念だけは曲げない芯の強さを手に入れた。
意外に強情な一面があり、妖怪探偵団の事務所に出入りすることになっても、妖怪の存在を否定するかのような発言をするなどして、アキノリからは「往生際が悪い」と評された事も。
奇しくも「これって妖怪の仕業だ」が口癖だったケータとは真逆である。
オカルトの類を嫌って「カルト教団」「集団妄想」「夢」「悪夢」などと言って妖怪を信じずにいたのは、逆に想像力が豊富だったが故に世の中の怖さを恐れ、認めようとしないからである。
何だかんだで最終的に命の危険に関わる切羽詰まった状況では姉や妖怪に頼ってしまう。
トウマを姉の彼氏だと(思い込んで)一応認定しており、同じ好きなカードゲームをプレイしていた事も縁で親しく接し、第10話では同じ髪型に変えてみたいとも思っていた。
探偵団が殆ど中学生の為にテスト期間中はアキノリの部屋への出入りは自由ではあるが、妖怪恐怖案件が舞い込むんで、妖怪達と事件解決に渋々向かった事もある。
第37話では妖聖剣を狙う酒呑ハルヤに捕られるが、空亡まで乱入する混戦の果てに、実は姉のナツメがハルヤの探していた伝説の鬼族の姫「朱夏」の生まれ変わりだと発覚した。
さらにラストではケースケのポケットに入っていた姫の存在に反応して咲く鬼桜の枝が開花したのだった、これは何を意味するのか・・・。
妖怪ウォッチ4
OP映像には妖怪探偵団の一員という体で出ているものの、アニメ版とは違いサブキャラ扱いとなっており、出番も激減してしまっている。
ナツメ達が何をやっているかは知らないものの、家にいるミッチー等の妖怪の存在だけは感じているようだ。
コロコロコミック版
コロコロコミックにて連載の漫画版でも、当初はオカルトの類を信じていなかった。
しかし姉が妖怪を召喚するところを見かけ(※)、妖怪の姿こそ見えなかったものの、姉は世界を救ったヒーローかもしれないという認識を持ち、妖怪ウォッチエルダに初めて触れた際、自分もヒーローになれると嬉しそうにしていた。
そして妖怪ウォッチエルダを持ち出したり、ひも爺を飴玉で手なづけるなど、ちゃっかりした性格である一方、過去にいじめを受けていた事と、ヒーローに対する強い憧れを持っているためか、誰かが困っているのを見過ごせない一面も持つ。
また姉やかつての父と同じく、ウィスパーの扱いはかなりぞんざいであるのだが、ミッチーによって石化させられた際には落ちて砕けないようにウィスパーを抱えたりしている。
※映画版のエピソードを元にした回想シーン。映画とは違ってケースケはカオデカ鬼にはなってない。
ウキウキペディア
アーケード版「ウキウキペディア シャドウサイド」ではケースケを操作して妖怪を探し、その中で戦う妖怪を選ぶ流れである(アーケード版「ドリーム」ではケータも同じ役割で登場)。
余談
顔は母親似であるものの(表情などは母方の曽祖父であるフミアキにも似ている)、全体的な容姿は父方の祖父であるケータの父や父方の曽祖父であるケイゾウに似ている。
ネタバレ
アニメ最終回にて前世が朱夏のペットの犬だと思われる描写があり、ナツメがつけた名は「ケース犬(けん)」。実際にケースケの髪のように毛が立っていて、性格は臆病だったらしい。