CV:村川梨衣
概要
第15話から登場した新キャラクターで、物語中盤におけるキーパーソン的存在。
ナツメ達が通う中学校に転校して来て、トウマと同じクラスになり隣の席に座る事となった。
妖怪に攫われたナツメを探し出すのに協力したのが縁となって、妖怪探偵団の新たな一員として加わった。
しかし、ある出来事でハルヤに目を付けられる。そして第18話にてハルヤと対面し、彼から「姫」と呼ばれ仰々しく接せられて困惑するも、彼と別れた直後、その目は不気味に赤黒く光っていた…。
そしてこれ以降、ハルヤからは付き纏われる羽目になる。
人物
成績優秀でスポーツも得意、さらに空手を習っていて腕っ節も立つという、才色兼備且つ文武両道な完璧超人。
その上妖怪ウォッチなしでも妖怪を見ることが出来、アキノリの妖術(彼が何年も修行して漸く修得出来たもの)を見よう見まねで使いこなすなど、高い霊能力の持ち主でもある。
さらに、その自らのハイスペックさを鼻へかける様なことも一切ない、明るく優しい性格の持ち主。
そのため転校初日から既に多くの生徒から親しまれており、“ヒメアヤ”という愛称で呼ばれていた。なんだただの天使か。
容姿
転校初日にファンクラブが出来る程の美少女。アキノリも彼女の美貌に一目惚れして、「十万年に1人の美少女」と絶賛し、ナツメ一筋なミッチーですらも見惚れてしまっていた。
正体
「ふふっ、面白そうな話。私も仲間へ入れて」
「今私が欲しいものはね…男よ」
「早くしてよね。もたもたしてたら…君を食べちゃうか・も♥️」
第21話冒頭でハルヤ達の前へ自ら姫と称して現れるが、1つの肉体の中にアヤメ自身の人格と姫の人格を並存させている一種の二重人格であり、姫の人格が表へ出ている間は、アヤメの人格へその間の記憶は残らない。
姫として存在するためのエネルギーとして、人間の若くて美しい男を養分としており、そのために彼女の周辺ではイケメンが大量失踪する事件が起こっていた(たまたま同じ頃に、イケメンを狙う事件を起こしていた別の妖怪達の仕業とされたため、ナツメ達に彼女の仕業とはバレなかった)。
現在は姫としての本来の力を失っているらしく、力を完全に取戻すために必要な『伝説の男』を探している。
姫としての人格が現れている間は、目が赤黒く光り髪が常時揺らめいているなど外見に多少の変化が起こるほか(上部左画像を参照)、色気がある声と大人びた言動となり、ハルヤをからかう等の妖艶で小悪魔的な人物となる。一方、遠回しにハルヤに自身の養分であるイケメンを襲う妖怪の排除を命じるなど、冷酷な一面も垣間見せる。
ただし、誠実を通り越してやや変態気味にも見えるハルヤの挙動に戸惑うといった、本作キャラの例に漏れずコミカルな部分もある。
真相(ネタバレ)
実はハルヤから姫であると思われていた妖怪は、凶悪な人食い妖怪・女郎蜘蛛であった(その伏線として、第21話でアヤメの手から蜘蛛の糸の様な物が出ているのが確認可能)。
500年前、若くて美しい男を次々と襲い血肉だけでなく魂までも喰らっていた女郎蜘蛛を、非の打ちどころのない完璧な美男子と呼ばれた伝説の霊媒師が、自身の美貌を餌として女郎蜘蛛を誘き寄せ、封印することに成功。
だが、長い年月が経ち封印効力が薄れたのか、封印を破って復活。自身を封印した霊媒師の子孫であるアヤメに取り憑き、完全復活するために必要な伝説の霊媒師の魂を入手すべく、彼女を姫であると思い込んでいたハルヤに「姫として完全復活するために必要な伝説の男」であると騙り探せていた。
ハルヤが探して来た霊媒師の骸へ残された魂を吸い完全復活を果たし、アヤメの身体から抜け出す際に彼女の魂を喰らい、アヤメの首筋には蜘蛛の巣の形をした痣が残った。
その痣には全身へ広がると完全に魂を喰われ命を失う呪いが込められており、アヤメは生死の境を彷徨うが、探偵団とミッチーによって弱体化した女郎蜘蛛が撃破されたことで元へ戻る。
後に回復祝いの際に真相を知り、また自身の力が狙われることがあると考えてかおばばの下で妖力修行を始め、その実力は始めたばかりにも拘わらず、ジバニャンやコマさんを苦戦させたサタンクロース相手にハート型妖力を蹴りつけて倒す荒業をやってのけ、ナツメ達を驚愕させている。
ちなみに姫でなかったにもかかわらず第18話で姫へ反応して咲く鬼桜が開花したのは、アヤメが有する霊能力に反応してしまったからではないかと洞潔は考えていたが、開花した時にアヤメの隣にいた人物が真の姫であると後に判明したため、鬼桜はその人物へ反応して開花したというのが真相であった。
妖怪ウォッチ4
登場は第6章から。さくら元町には引っ越してきたばかりで、ナツメ達が通うさくら第二中学校には夏休み明けに編入予定。
ちなみに、こちらではクラスメイトに付けられた“ヒメアヤ”という愛称は、ウィスパーが考えたものとなっている。
新元町商店街を応援してくれるマスコットガールを決める、『新元町 さくらプリンセス★コンテスト』に出場した際に、妖怪達と親しくしている探偵団の姿を見たのがキッカケで「自分も仲良くなりたい」と思い、探偵団の事務所へ押しかけて来た。
なお、その『プリンセス★コンテスト』での最中に鬼桜が満開になったため、優勝したアヤメが姫に違いないと断定したハルヤに目を付けられ、以降はアニメ版と同様に付き纏われる羽目になる。
ちなみに結果発表の際、何故かハルヤが優勝賞品の贈呈を行っていたのであるが、優勝賞品の南の島行きリゾートペアチケットのみならず『ドラッグファイン』の3000円割引券、『ペンギン堂』のスペシャルソフトクリーム引換券、『Ms.Donut』のドーナツ10個無料券、『yummy´s』のファミリーお食事券といった他参加者へ渡すはずの参加賞まで贈呈されてしまい、さらには「あなたこそ、真の姫!商店街に留まらず、全世界の頂点へ立つべき姫です!!」と言い放たれ、早くも変態的な行動を起こすハルヤに困惑していた。
女郎蜘蛛撃破後は、皆を傷付けてしまったという罪の意識から探偵団を抜けようとするが、アキノリらに引止められそのまま留まることとなった。
余談
上述の通り第15話が初登場であるが、実はOPでは最初から登場しており、ナツメと仲良く昼食を楽しんでいる姿が描かれている。
関連イラスト
関連タグ
天野ナツメ 月浪トウマ 有星アキノリ 酒呑ハルヤ 女郎蜘蛛(シャドウサイド)