概要
1月1日から4月1日まで誕生日の人を指す。
日本では教育基本法および学校教育法において、小学校6年と中学校3年の計9年間の普通教育を受けさせる義務を負わせている。
その際に、学齢、即ち就学義務年齢において、原則として満6歳の誕生日以後における最初の学年の初め(最初の4月1日)から6年間(6年間で修了しない場合は、15歳に達した日以後の最初の3月31日まで)を小学校等に、小学校等修了から15歳に達した日以後の最初の3月31日までを中学校等に就学させる義務を負うこととなっている。
年齢の計算は「誕生日の前の日が終了した時点で1歳加算」という規定になっている。
「誕生日が来たら加算」でない理由は、2月29日のため。
そのため、1月1日生まれは12月31日の、同じく4月1日生まれは3月31日の、終わるその時に(23時59分から0時00分に切り替わる瞬間に)法的な年齢が加算される。
この場合、誕生日が1月2日から4月1日までの間にある場合、小学校等の就学が前年の4月2日以降に生まれた者と同じとなり、同年の4月2日以降に生まれた者より就学が1年早くなる。
この事に由来して、早生まれと称される。
新学年が9月から始まる外国の場合、9月~翌8月というくくりではなく、その年生まれが全員同じ学年になるため、早生まれという概念がないようである。あるいは早生まれは学年を選ぶ権利があることもある。
ちなみに4月から6月生まれの人を早生まれというのは誤用である。これは生まれた年(1~12月)ではなく年度(4~3月)で判断してしまったためだと思われる。1月1日から4月1日まで誕生日の人を遅生まれというのも同様に誤用である。