概要
会計や学業、農産物の作付・収穫などの種々の目的から、1年をある日から次の年のある日の前日まで「年度」として区切っているが、その末期、末日にあたる期間のこと。
日本においては会計年度(官公庁の歳入歳出を画定する期間)や学校年度が4月1日から翌年3月31日となっているため、ある事業やサービス等の終了と開始や人事異動が年度移りに併せて行われていたり、定められた学業を終えた児童・生徒が卒業し新しく入学するものと入れ替わるといったドラマを演出する舞台となる。
最近は多少早まる傾向にあるが、本州付近ではサクラの開花時期に重なり、卒業や入学、異動にまつわる桜をモチーフとした作品・楽曲も少なくない。
日本以外では
4月~翌3月なのが日本以外では会計年度が、イギリス、デンマーク、カナダ等、学校年度ではインドやネパールからなる南アジアの一部等となる。
アメリカ合衆国は10月~翌年9月、中華人民共和国は暦年と同じ1月~同年12月であり、それぞれ9月と12月の下旬が「年度末」になる。
なお、学校年度ではアメリカ合衆国やカナダやヨーロッパ諸国(ロシア連邦共和国も含む)や中華人民共和国は9月~翌年8月の期間となるため、卒業式は6月頃(中華人民共和国も7月初め付近)になったりする。