「宇宙人ではなく、妖怪ダニ!」
「だから話を聞けっつってんダニ!」
概要
CV:重本ことり(Dream5のメンバー。2018年まで) / 佐藤はな(2019年以降)
USAが舞台となる『妖怪ウォッチ3』、およびアニメ版妖怪ウォッチのセカンドシーズンの発表に際して登場した、未空イナホのパートナーとなる妖怪。
また『妖怪ウォッチバスターズ赤猫団/白犬隊/月兎組』『妖怪三国志』でも『3』に先駆けて登場する。
名前の由来は「USA」+「ウサギ」+「ピョン(ジャンプの擬音)」と思われる。
No | 423 |
---|---|
種族 | ウスラカゲ※ |
ランク | B |
スキル | ベイダーモード(ピンチになるとベイダーモードになる)※ |
好物 | ドーナツ |
こうげき | ショット |
ようじゅつ | あられの術 |
必殺技 | 極太USAビーム(強力な極太ビームを発射し、敵にダメージを与える) |
とりつく | 怒りっぽくする(とりつかれた妖怪は怒りっぽくなってしまい、味方をたまに攻撃する) |
※4ではウワノソラ族となり、ベイダーモード発動条件もグレート化に変更。
※「USAピョン」の説明(『妖怪ウォッチバスターズ』/『妖怪三国志』)
「USA」という外国からやってきたメリケン妖怪。いつか宇宙を旅するのが夢。怒りが頂点に達するとベイダーモードに変身する。(妖怪大辞典より)
※「USAピョン」の説明(『妖怪ウォッチ3』)
ロケット工学の博士とともに宇宙を目指したチビがいた。実験の失敗で命を落とし、妖怪になった今もまだ博士との夢をあきらめない。(妖怪大辞典より)
特徴
USAから日本にやってきた、水色の身体に特注の黄色い宇宙服を着こんだウサギの姿をした妖怪。
高性能な光線銃「ラビットショット」を携帯している。一人称は「ミー」、二人称は「ユー」で、口癖は「~ダニ」。
一見するとウサギに見えるが、実は生前はウサギではなく、フェレット系の小動物(恐らくカワウソ)であった。ウサギを思わせる頭部も被っているヘルメットの形に過ぎない。
初めて宇宙に行く小動物になるはずだったらしい。
彼の宇宙服を脱いだ際の外見は、頭頂部がソフトクリームっぽくて上半身が裸、USAと書かれたスポーツパンツにブーツ、星条旗を模したタオルを首にかけたもの。
性格
何事にも真摯に取り組む真面目な性格で、作中では常識人的な発言やツッコミがとても多い。
またイナホの不真面目な態度などにすぐイラつきベイダーモードになるなど、怒りの沸点がかなり低い短気さが目立つキャラで、その時の二人称は「テメー」に変わり口調もやや乱暴になる。
反面、普段は強がりな態度が目立つが、過去の経緯ゆえに孤独を嫌う寂しがり屋。
ゲーム内のサブイベントでも友達を募集したり、犬時間で消えたイナホを泣いて探し回ったり、イナホがトムニャン(もしくはKKブラザーズ)を気に入り探偵社の新たなマスコットとして採用しようとした時は、イナホと初めて会った場所である路地裏の駐車場に1人訪れ落ち込んだりと、結構健気な面を見せている。
戦闘/強化形態
ベイダーモード
「テメェ…💢」 🔊「ベイダーモード!」
USAピョンはキレた際にヘルメットの下部の両脇にあるボタンを押す事で、バイザーが閉じて黒いガスが顔に充満し、ベイダーモードと呼ばれる戦闘形態を発動させる。
その際の顔つきは普段の可愛らしい顔から一転、真っ黒に染まり赤く光るツリ目とけっこう怖く、どこぞのファイティングコンピューターを連想させる風貌になる。
性格も狂暴になり四方八方にラビットショットの赤いビームを乱射しまくる。
アニメではイナホの軽薄な言動にUSAピョンがキレてベイダーモード化しビーム乱射…と言った流れが定番となっている。その得体のしれない危険な暗黒面を持つため、プリチーっぽい見た目をしていてウスラカゲ族なのだろう。
キレていなくてもこの形態になる事は可能だが、怒りの感情がないとすぐに疲れてしまう模様。また、ヘルメットがないとこのモード発動はできないが赤いビームのラビットショットは撃てる。
なお、いつも乱射しているがイナホにギリギリ当たらないよう調節して撃っているらしい。やさしい。が、当のイナホには「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」とおちょくられた。優しさを無下にすな。
『バスターズ』ではG玉による強化中か「ベイダーチップ」装備中に、『3』ではバトル中にピンチになるとこの形態に変化する。『4』ではシャドウサイド妖怪同様グレート化で外見変化するが、シャドウサイドが基本ステータスの上昇に対し、ベイダーモードは通常攻撃の威力が約2.5倍に跳ね上がる違いがある。
エンペラーモード
🔊「エンペラーモード!!」
ベイダーモード時に更に激怒する事で、ヘルメット上部二箇所にあるボタンを押して、エンペラーモードと呼ばれる強化形態を発動させることが出来る。
目つきが更に変わり、宇宙服もピンク色に変化、首元には暗色のマントが追加される。
空中を高速で飛び回り、必殺技も絶大な威力の「インペリアルビーム」に変化する等、エンペラー=皇帝の名に相応しいベイダーモードの比ではない戦闘力を発揮する。もはやここまで来ると暴走である···
『妖怪ウォッチバスターズ 月兎組』ではB-USAピョンの時にG玉を取ると、『妖怪ウォッチ3』では「エンペラーチップ」を装備中にピンチになるとこの形態に変化する。ちなみに、後述の各種スタイルや派生種もエンペラーチップを装備出来るが、いずれもエンペラーモード時は普通のUSAピョンと同じ姿で、本来のスキルも発動しなくなる。とあるクエストでは敵として登場するが、残り体力に関係なく常時エンペラーモードという改造ツールでなければ再現出来ない不正行為をやらかしている。
妖怪ウォッチバスターズ赤猫団/白犬隊/月兎組
「き、聞いたダニか!?月兎組ダニ!宇宙へ行けるダニよ!?」
※「B-USAピョン」のステータス (『妖怪ウォッチ3』)
No | 428 |
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種族 | ウスラカゲ |
ランク | B |
スキル | 援護射撃(自分が追撃で与えるダメージがアップする) |
好物 | ドーナツ |
こうげき | ショット |
ようじゅつ | 氷結の術 |
必殺技 | ゲットBランチャー(バスターズスーツの力で強烈なビームを放ち、敵にダメージを与える) |
とりつく | 最新テクノロジー(とりつかれた妖怪はバスターズの最新技術で全ステータスが小アップする) |
※「B-USAピョン」の説明
鬼時間での活動に特化した特製スーツを着込んだUSAピョン。ホースの力で「エンペラーモード」になれる裏機能を搭載しているらしい。(妖怪大辞典より)
群れるのを好まない孤高のアタッカー。偽メリケン妖怪のアペリカンを懲らしめるために日本にやってきた。ブリー隊長とはミッション中に自分を助けてくれた縁があり、約束を果たすためにバスターズへ加入する。
G玉を取ることでようりょくが満タンになると共に一定時間強化されるのだが、USAピョンの場合は更にベイダーモードへと変わる。
メダルQRコードの特典で4つのスタイルに、月兎組では4つのスタイルに加えてB-USAピョンに変化できる。
アメフトスタイル
宇宙へ行くためのトレーニングとして、アメリカンフットボールの衣装に着替えた姿。
『3』では妖怪ガシャのゲームコインで大当たりを出すと入手できる。
マリンスタイル
宇宙へ行くためのトレーニングとして、スキューバダイビングの衣装に着替えた姿。
『3』では妖怪ガシャのゲームコインで大当たりを出すと入手できる。
ミリタリースタイル
宇宙へ行くためのトレーニングとして、サバゲーの衣装に着替えた姿。
『3』では妖怪ガシャのゲームコインで大当たりを出すと入手できる。
ドライビングスタイル
宇宙へ行くためのトレーニングとして、F1レーサーの衣装に着替えた姿。
『3』では妖怪ガシャのゲームコインで大当たりを出すと入手できる。
B-USAピョン
鬼時間での活動に特化した特製スーツを着こんだ姿。
専用の「Bラビットランチャー」を装備でき、G玉を取ると前述のエンペラーモードへ変身する。
『3』では連動により出現するBジバニャンとBコマさんのメダル入手後にニュー妖魔シティに出現し、バトルによりメダルの入手が出来る。
妖怪三国志
「さっきから展開が急すぎて、まったくついていけないダニッ!」
※「USAピョン仲達」のステータス (『妖怪ウォッチ3』)
No | 429 |
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種族 | ウスラカゲ |
ランク | S |
スキル | 知恵者(攻撃が必ず命中する) |
好物 | ドーナツ |
こうげき | ショット |
ようじゅつ | あられの術 |
必殺技 | 極太USAビーム(強力な極太ビームを発射し、敵にダメージを与える) |
とりつく | 怒りっぽくする(とりつかれた妖怪は怒りっぽくなってしまい、味方をたまに攻撃する) |
※「USAピョン仲達」の説明
軍師ウィスパー孔明と深い因縁のあるUSAピョン仲達。「ウザいウィス明、キレるピョン達をパシらす」という、謎の故事が残されている。(妖怪大辞典より)
仲達こと司馬懿として登場(USAピョン仲達)。プレイヤーが選ぶ3人の主人公のうちの1人。
アニメ版では当初はアイキャッチのみでの登場だったが、後に『!』で「五丈原の戦い」に登場。アイキャッチ表記は当初は「USAピョン司馬懿」だったが再放送及びDVDでは仲達に修正された。
『3』では連動により団々坂にある竹林のおんぼろ屋敷離れに出現する。
コロコロコミック版
2015年5月号に付属された別冊付録にて(第2話以降からは本誌に移行している)、イナホが主役の妖怪ウォッチが連載開始し、USAピョンも先駆けて登場している。6月号で下記の過去が明らかとなった(2015年9月号の『USAピョンのロケット編』終了を以て一旦連載終了)。
生前は「ジョンソン宇宙センター」に実験動物として飼われていたウサギの一匹…だったのだが、前述の通りUSAピョンだけはウサギではなかったため、他のウサギ達からいじめられていた。
そんな折、ジョンソン宇宙センターの最高責任者「ヒューリー博士」に拾われ、彼に「チビ」と名付けられ可愛がられ、幸せな日々を送るようになる。
しかしある日行われたロケットのエンジンテストで、エンジンの音に驚き混乱して暴れた結果ロケットを壊して爆発させてしまい、その事故で死んで妖怪となった。
ヒューリー博士は事故の責任を取るために解雇させられ、妖怪となった後もヒューリー博士を捜し続けたUSAピョンは、彼がさくらニュータウンに居るという情報を入手し、そこでイナホと出会った。
どうにかこうにかイナホの協力を得て、道中で出会ったひも爺とバクロ婆の助けもあり、現在は何らかの理由で「福北病院」に入院中のヒューリー博士を遂に捜し当てるも、すっかり元気を無くし当時の熱意をも失ってしまったヒューリー博士を見て激しいショックを受ける。
そしてUSAピョンは、博士を元気づける為、もう一度ロケット作りの夢に向かってもらう為に「自分がロケットを作って博士に見せつける」という目的の為に奮闘する事を決意する…
アニメ版
第77話「USAピョンが来た!」から登場。
さくらニュータウンにいるらしいヒューリー博士を捜し出すのに協力させるため、大人気アニメ「セラピアーズ」の限定フィギュアをGETし損ね落ち込んでいたイナホにあたかも第1話のウィスパーの如く囁きかけて、「宇宙と交信できる」という宣伝文句と共に商品に見せかけて置いていた妖怪ウォッチUを入手させた。
その後は上記のコロコロ版とほぼ同じ流れでストーリーが進行し(相違点はイナホに自分が宇宙人ではなく妖怪だとちゃんと明かしている事、彼女にメダルを渡している事、生前は最初から宇宙センターに居た訳ではなく、どこかのウサギ小屋に紛れ込んでしまった所をヒューリー博士に拾われたなど)、イナホが手に入れられなかったセラピアーズの限定フィギュアを餌に何とかイナホの協力を得る。
しかしようやく見付けたヒューリー博士は体を壊して入院するほど酒に溺れるなど、当時の夢を忘れ自暴自棄気味に陥っていた。そんな博士を見て落ち込むが、イナホの「USAピョンが博士の代わりにロケットを作れば良い」という言葉に後押しされ、博士に夢を思い出してもらう為のロケット作りを決意するのだった。
『3』では最初はヒューリー博士を捜すのに数多くの妖怪の友達を持つケータを頼るつもりだったが、その頃にはケータは既にUSAへ引っ越してしまったため会う事が叶わず、予定を変更して偶然見かけた(と思しき)イナホに接触した。
海外から来たためか日本の妖怪には詳しくないようで、日本の妖怪を調べるのにウィスパーとは違ったデザインの妖怪パッドを愛用している。
生前はゲージの中で過ごしていた影響により、寝る時は狭い場所の方が安眠できるようで、就寝時はイナホの部屋のガラス扉付きの棚の中で眠っている。
ロケットやUFOの模型が好きらしく、普段はそれらの模型の製作や手入れをしている事が多い。第134話ではロケットの模型の内の1つをイナホに壊されてしまい、怒りの余りケータの元へ家出した。
キャラクターのシンボリックイメージは自身のヘルメット。
イナウサ不思議探偵社
第88話Aパート「ロケットが飛ぶ日」において「ロケットチビチビクミタテール」編が完結し、同話Bパートから開始した新シリーズ。
イナホのその場の勢いとノリと思い付きにより、「妖怪達の困り事を解決する」という名目の上で「イナウサ不思議探偵社」が開設され、イナホとUSAピョンが依頼に訪れる妖怪達のために東奔西走する。
「イナウサ不思議探偵社VS怪盗コパン」最終話では自身が怪盗コパンのターゲットにされ衣類一式を盗まれている。このとき、赤いボーダーのタオルを首にかけ「USA」の文字入りの服装で現れた。
映画妖怪ウォッチ
クリスマスプレゼントをもらった経験がないのにサンタ当番になる。そのためサンタクロースやクリスマスを良く思っておらず、嫌々プレゼントを配り歩くことになったのだが…
その他漫画版
コロコロ版妖怪ウォッチバスターズ
ゲーム版とは異なり、連載開始時から相棒のジバニャンとWアタッカーを務めるもう一人の主人公で、タンクのムリカベ、ヒーラーのキュン太郎とともにブリー隊長の指揮のもと、ビッグボス討伐に燃えるバスターズチームだが、実は落ちこぼれバスターズ。その中でも唯一真面目な妖怪で、怠け者で逃げ腰なジバニャンにいつも腹を立てていて厳しい。考え方の違いでよくぶつかり、顔芸をしながらいがみあったりもするが仲間意識はちゃんとある。
第2話では空を飛ぶロボニャン28号に対抗するために即興でロケットを作り、ジバニャンを使った超クレイジーな方法でロケットに乗り攻撃に向かった。ある種、鬼教官ブリー隊長を越えた鬼のような妖怪である。
ちゃお版・ぷっちぐみ版
共に2015年8月号から登場。こちらは四コマ漫画形式で展開している。
なお、この回からちゃお版もコロコロ版と同様に、本編とイナホ編の2本立てとなった。
ヒューリー博士にまつわる宇宙開発の設定は無く、ちゃお、ぷっちぐみ共にイナホの椅子に乗った拍子に転げ落ちてしまい、頭を強打して何をしに来たのか忘れてしまっている。
妖怪ウォッチ4
担当声優の重本ことりが芸能界を引退した為、CVが佐藤はなに代わっている(後述の『!』『♪』も同様)。
今作では相棒のイナホが操作キャラクターから外された影響で、クエスト「不思議探偵社の新メンバー!?」をクリアするまでは戦闘には参加しない。
相も変わらずイナホの破天荒ぶりに振り回されているが、彼女がフクロウに攫われた時は先陣をきって懸命に捜していた。
第5章では未来からやって来た妖怪達に襲われたり、黒い怨念によって暴走したフクロウに攫われ、ある場所に翌日の昼まで放置されたり(しかも半ば忘れ去られていた)と、不遇な役回りが多い。
妖怪ウォッチ!
妖魔一武道会の観客として一瞬映っていたのを除いて半年以上に亘って未登場だったが、30話から始まったシリーズ「まもれ!絶滅危惧妖怪!」で漸く登場したのを皮切りに本格参入。主にツッコミ役を担うのは相変わらず。
絶滅危惧妖怪シリーズはケータ編ではあるが、小動物呼ばわりされてベイダーモードで光線銃を乱射する展開も健在。長らく登場しなかった事に対する揶揄なのか絶滅危惧妖怪リストに載っていた。
余談だが、同シリーズではイナホも32話から再登場し、彼女も同じく半年以上未登場だった。
ケータ達が絶滅危惧妖怪を巨大な岩に下敷き、ブシニャンに三枚おろし、ワニ達に食い殺し、絶滅させて去った後、
「テメーらが絶滅させたダニ!」とツッコんで〆る。時には自分が絶滅の原因を作ってしまった事もある。
第33話ではキリスギリスの大群に対抗するため、ケータに自身のアークを渡した。
妖怪ウォッチ♪
ミニコーナー『妖怪劇場』内の「妖魔界いきすぎ都市伝説」で司会をやっている。どの回も観客から物をぶつけられてベイダーモードになるオチ。
21話後半で日本の妖怪がどうやって夏を過ごしているのかを見て回った。イナホが登場しない為か、小動物呼ばわりで怒らせてベイダーモードにする役割はウィスパーが担った。
36話でサンタクロースに任命されたフユニャンのプレゼント配りを手伝っており、渡されたプレゼントのあて先はイナホだった。
この他、21話で草野球をしているメリケン妖怪のチームの中にいるのが確認できる。
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