概要
ケータの怠惰な生活を見て「綺麗好きで優しいご主人だったら良かったのに」と呟くウィスパー。
目覚めるとなぜかフミちゃんの家にいて……。(月刊ニュータイプより)
妖怪ウォッチや妖怪ウォッチ2、ちゃお版では女主人公を務めた木霊文花であったが、コロコロコミック版の出番はほぼ皆無と言っていい程少なく、アニメ版では汚れ役に甘んじる事の方が多く、しかも2015年4月7日のレベルファイブの大発表会以降、リストラ説まで浮上する始末。フミちゃんは不憫。
だが、2015年4月25日にDX妖怪ウォッチフミちゃんVer.が発売され……
そして……気が付くと、フミちゃんの妖怪執事になっていた“ウィスパー”。しかも、フミちゃんのお母さんに妖怪が取り憑き、大ピンチに!(週刊ファミ通より)
ストーリー
その夜、部屋を散らかし放題で床に寝っころがりながらゲームをするケータ。呆れつつもゴミ拾いをするウィスパーであったが、ケータが投げたゴミが何度もウィスパーに当たった上に一旦ゴメンの様な謝り方をするので、ウィスパーはゴミ拾いを中断し不貞寝をしてしまう。
これで良いのかケータ。母が鬼ママになっちまうぞ!
朝になり、突然の薔薇の香りで目が覚めたウィスパーの目に飛び込んできたモノは、見慣れない部屋と懐中時計型の妖怪ウォッチを首にぶら下げたフミちゃんであった。
更に、本来ジバニャンがいるべき場所にワルニャンがおり、相変わらずチョコボー2本食いしていた。
最初の内は夢ではないかと思いフミちゃんに頬を思いっ切り引っ張ってもらうが、もの凄く痛かったので自分がパラレルワールドに迷い込んだと仮定した。おいおい、昨晩(?)は「綺麗好きで優しいご主人だったら良かったのに」と呟いていた癖に、ここは喜ぶべきだろと言いたいとことであるが、突然の出来事に困惑するのも、無理もないか…。
その後、クローゼット内に居る筈のヒキコウモリの事が気になって恐る恐る開けると……なぜか影オロチがおりウィスパーを驚かせた。
当初ウィスパーは、ちょっと暗そうな妖怪やワルニャンと同様のチョイ悪系、フミちゃんの家のことだから可愛い系と仮定したことから、これらの3拍子揃っ太あの妖怪たちを予想したのも多かった(もしくは彼の可能性も)。
それから暫くして、フミちゃんの母が突然全ての家事を放棄してしまう。
原因を調べようと妖怪パッドを取り出すが、フミちゃんに「約束したでしょ。妖怪の情報は全部暗記するって」と言われて妖怪パッドを取り上げられてしまう。
結局、妖怪パッド頼りであったが……
原因がムリカベだと判明しとっておきのともだち妖怪であるゴルニャンを呼び出すが……
「悪いがお断りだ。案件としての難易度が低過ぎる。私の優れた輝きを行使する必要性を感じられないのだ」
そのまま何もしないで帰ってしまったゴルニャン。そこでフミちゃんはウィスパーにとっておきの技を出させようとしたが……
ウィスパーウルトラスーパーソニックトルネード
技名はカッコイイが……実際はウィスパーを敵に投げ付けるだけであった……
という夢を見ていたのさ!
そんなウィスパーの寝言にドン引きしながらも夢の内容が非常に気になるケータとジバニャンであった。
ケータ 「何か、スゲー気になる…。」
ジバニャン「気になるニャン…。」
ウィスパー「スゴい…、フミちゃん…、ダメエエェェェーーーーッ!!!」
取り敢えずバクでも呼ぼうか?
とその謎の夢の内容が明かされないまま話は終わってしまった。しかし去年のハロウィン回や先週のあの回において、その謎の夢が現実となり、もしかしたら、彼女もいつか本格的に例の懐中時計型の妖怪ウォッチを持つ日が来るのかも知れない…。
第67話サイドストーリー
あなたは、知っていますか?
あなたの家にいるかもしれない、この妖怪のことを
それは…、妖怪ざしきわらし
私たちの日常に、小さな幸せを呼び込むざしきわらしは…、
日々人知れず、人の役に立とうと頑張っているのです
今日もミリタリーなざしきわらしは…
次なる場所での活動を、始めたようです
ちなみに、その前に放送された内容は「ミリタリーなざしきわらし」。
学校生活にいそしむ子供たちを支えるべく、軍隊張りに訓練しつつ統制を取りながら、困っている子供たちのもとへあっちこっちと頑張る毎日。
あくる日、そんな子供たちに厄災とも言うべき「テスト」が迫りくる。ざしきわらし達はどう解決しようとするのか・・・。
妖怪ウォッチバスターズ月兎組
第67話を元にしたミッションがある。
出動メンバーがウィスパー、ワルニャン、ゴルニャン、影オロチに固定されている。
無理ゲーに近い難易度を誇るが、回復妖術を持つ影オロチを上手く使えば何とかクリア出来る程度。
ウィスパーは味方も巻き込む爆弾を仕掛ける技を持ち、事故死が多い。寧ろ開始直後に昇天してもらった方が安全に攻略出来る。反面特性や防御デバフを使い味方の技ダメージアップ増加に貢献する程のサポート性能を持っているのだが、このクエストに於いてはその活躍をするのが難しかった……
最後に待ち受けるプリズンブレイカーの基本的な攻略法は本編ミッションと同じだが、ダウン中は残っている味方の回復に専念して態勢を立て直すのを最優先した方がいい。
クリア後はウィスパー以外の固定メンバー妖怪のうち、何れか1体を友達に出来る。
妖怪ウォッチ3スキヤキ
こちらもフミちゃんが主人公のパラレルワールドが舞台のクエストがある。キャラ設定は初代を彷彿とさせるものが目立つ。
妖怪ウォッチドリームを既に入手している状態でスタート。USAでの親友はドロシー。
ウィスパーはアニメや『2』以降と違って初代同様、しっかりした性格な上に有能である。
ver4.0時点で三部構成。
第1部:それはどこかにある世界
プロローグ的な内容。
ケータの元に「ヌー23号」が届き、付録のコインをUSAガシャに入れると・・・。
クリアするとミーフーが友達になる。
第2部:女の戦い(ver3.0追加)
ヨップル社が舞台だが、工場見学ではなくナンバーワンヒロインを決める大会が開催され、ここでイナホと合流する。
ここからチームバトルやキャラ差し替えが発生。ヨップくんがワルボV5、Yシャークがここで初登場する女性型のYシャークレディに変わっている。
第3部:3つの妖怪ウォッチ(ver4.0追加)
黒服妖怪達がパラレルワールドの人間界に襲来。フミちゃんは応戦するも敗北し、ケータのいる世界へ飛ばされ、USAガシャでの行き来も出来なくなった。
ケータはエンマ大王と暗黒神エンマの協力を得て生身のままでフミちゃんと共にパラレルワールドへ乗り込む。
最終決戦とオチはいい最終回だったと言わざるを得ない。ネタバレだが、パラレルワールドの自分自身に嫉妬するフミちゃんはなかなかシュールである。
遂に妖怪化を介さずに主人公同士としてのケータとフミちゃんの共演が実現。更にイナホも合流して歴代主人公揃い踏みも。
ケータと会ってからのマックの記憶にも異変が見られる。最終決戦直前で話しかけると・・・。
キャラ差し替えはとうとうエンマ大王にも及んだ。パラレルワールドのエンマ大王はフミちゃんのクラスメイト。初代のクラスメイトには先代閻魔大王の息子がいるのだが・・・。
ウィスパー、エンマ大王の件から、アニメ及び『2』以降でおくらいりとなった初代での設定を次々と復活させていくのがこのパラレルワールドの真骨頂といえるのかもしれない。
妖怪ウォッチ4
遂に正史側のフミちゃんがウォッチ使いとなった。
使用するウォッチは腕時計型の妖怪ウォッチエルダ。懐中時計型は本作では登場しない。
入手時に既視感を覚える描写(初代でウィスパーと出会い、懐中時計型を入手する場面を想起させる)があり、前述のマック同様、ほぼ同じ事を経験して別世界の記憶が流れ込んだ可能性がある。
ちなみにこのイベントはフルボイスとなっている。
本作でフミちゃんが正史とパラレルの両方でウォッチ使いとなったのに対し、現時点でパラレルワールドのケータは未だにウォッチを入手していない模様。