ケータ「北斗の犬(ほくとのいぬ)?」
ウィスパー「何言っちゃってるんですか!北斗の犬(ほくとのけん)でウィス!!」
ジバニャン「それ(版権的に)大丈夫かニャン・・・?」
概要
95話から放送開始のコマさんの単独シリーズの一つ。当然北斗の拳のパロディである。今まではドラマやバラエティのパロディをしていた短編シリーズだったが、ついに漫画のパロディをすることに。
コマさん扮するコマシロウが妖怪とモヒカンが蔓延る世紀末な世界で大活躍する。
余談
19話でジバニャンがバクの力で眠り、ケータが彼の夢を見た際、八頭身になって北斗百裂拳みたいにひゃくれつ肉球をトラックに放つというものがあった。これに影響されたのかどうかは不明だが、DD北斗の拳のアニメ版でジバイセキニャンというよく似た奴が登場。さらにそれに影響されたのがこのシリーズなのである。
冒頭のBGMは後にゲーム『妖怪ウォッチバスターズ月兎組』へ逆輸入された。『3』のバスターズTでもマイティードッグ戦のBGMとして使われている。
そのバスターズだが、難易度「極」モードのビッグボスは死ななきゃ安い即死級の攻撃を連発し、プレイヤーに死兆星が常に出続ける世紀末と化していた。
驚くべきことにこの北斗の犬はなんと、
原 作 者 原 哲 夫 先 生 公 認 の パ ロ デ ィ な の で あ る !!!
公式が病気だったとは・・・。
ちなみにアニメ版妖怪ウォッチで1話から76話までキャラクターデザインを担当していた須田正己氏は、本家である北斗の拳のアニメ版でキャラクターデザインを担当していた。
登場人物
コマシロウ
胸に七つの星のシールを持つ狛犬の妖怪。相手の経絡秘孔をつく秘技「北斗神犬」で世紀末を駆ける。何時もと違い罵詈雑言の堪え性は皆無である。
ウィスパー
「この方が来たからには、あんた方なんかYOUはSHOCKですよ!」
どこぞのガキンチョの髪型とゴーグルをしたウィスパー。モヒカンに追われてる際にコマシロウを発見し、強引に彼についてくるように。当然ウィスパーなのでお話の最後に劇中に登場した秘孔を突かれる。
余談だが、中の人はDD北斗の拳及び北斗無双でトキ及びアミバを演じている。
第1話から登場したヒャッハー!な方々。時に誰かの部下に、時にバキバキ一族として現れては、コマシロウに経絡秘孔を突かれてひどい目に遭う。
メインメンバー
基本的にこの3人が暴れる。
サブメンバー
人手が足りない場合に登場する。
第2話から登場。酒場のボスであり、見た目からしてあの拳法殺し様である。
第3話から登場。コマシロウの義兄という、設定もセリフも完全に世紀末破壊王の人。
余談だが、DD北斗の拳2のジャギのCVは矢部雅史氏(ノガッパやからくりベンケイの中の人)である。
グレるりんが差し向けた刺客。トゲミサイルでコマシロウを始末しようとするが・・・あとはわかるよな?
第6話から登場。世紀末覇王と恐れられる、コマシロウの義兄にして最後の敵。ゴツイ鎧兜に金属の腹巻きをつけており、重装備にもかかわらず非常に素早い。あの次男に該当するキャラが登場しないため、映画バージョンの北斗三兄弟のようである。
黒王号?
あの黒い馬によく似たニャオウの忠馬。
北斗神犬
秘孔と呼ばれる場所を突く必殺の拳法。その力は生物だけでなく、あらゆる地形、あらゆる天候
を一瞬にして変えてしまう。
第1話
魅惑の課外授業
「"女"みてぇに細っせぇ体しやがって!」と、ウィスパーを追いかけてた傷面の相方のアゴヒゲに使った記念すべき最初の秘孔。突かれた相手は女教師(じょきょうし)になる。ウィスパーも第1話の終わりにコレに突かれた。
おマセさん
援護に駆けつけたマスクが「ずいぶん小せぇ奴だな、"子供"か!」とコケにした際、傷面に使用。突かれた相手はセクシー水着美女のポスターを見て喜ぶ赤ん坊になる。
悶絶!絡み合う足と足
「なんだそのぷにぷにした柔らかそうな体は、まるで"タコ"だぜ!」とバカにするマスクに使った秘孔。突かれた相手はタコになる。
第2話
体育館裏のロマンス
「そんなまんじゅうみてぇな"小坊主"が俺たちに勝てると思ってるのか?」と、ウィスパーにカビ入りの食べ物を食わせてたアゴヒゲと傷面に使用。突かれた相手は体育館裏で告白しているところを不良たちに見られ、からかわれてムキになるカップルになる。
昼下がりの悶絶
「"豆粒"みてぇに小せぇのカッポ~ン」とコマシロウらを挑発するのぼせトンマンに使用。突かれた相手は背中のかゆい所に手が届かないオネェ系になる。だが、コレはまだ序の口だった。
反り返る長いモノの誘惑
「店から出たかったら俺の足を舐めてわびるんだな」と立ちはだかるのぼせトンマンに使用。突かれた相手はバナナ好きのオネェ系になり、意味ありげにバナナを食べるという、どこぞの団体に報告された。あとウィスパーもこれに突かれた。
第3話
青春の甘酸っぱい思い出
グレるりんの配下である火炎放射器使いの傷面とアゴヒゲに放った秘孔。突かれた相手は10年ぶりの同窓会で再開した元恋人同士になる。体育館裏のロマンスの続きなのか?
下半身がプルプルしちゃう
北斗百裂拳のような技でグレるりんに攻撃した際に突いた秘孔。突かれた相手は生まれたての小鹿さんになる。例によってウィスパーは第3話の終わりごろに突かれた。
第4話
燃え上がる禁断の恋
「お前の人生の"最終章"が始まるゼェ!」とコマシロウを取り囲むバキバキ一族のパンダがこれを言った際に使った秘孔。突かれた相手はドラマ版失楽園のワンシーンをおっぱじめる。子供にわかるわけねーだろ!
胸騒ぎの放課後
「今のうちに"お医者さん"呼んどいたほうがいいんじゃないか?!」と、復活したバキバキ一族につかった秘孔。上記のセリフを言って突かれたアゴヒゲは保健室のサワコ先生(外見が完全に女性でCVが相川奈都姫)になり、それ以外の奴らはサワコ先生大好き男子と化す。やはりウィスパーはこれに突かれた。
第5話
ちょっとだけでいいから触らせてよ
コマシロウに復讐を仕掛けるモヒカン共に使った秘孔。突かれると舞台が野球場に、突かれた相手は野球選手と審判となり、9回裏の逆転のランナーがホームへヘッドスライディングする場面が始まる。秘孔の名前通り逆転はならなかった。物理法則もあったもんじゃねえな。
ぶつかり合う肉と肉、交わる汗と汗
またもコマシロウに突進するモヒカン共に使用。突かれると舞台がプロレスのリングに、突かれた相手はチャンピオンの座を争うレスラーとレフェリーと化す。
畳の上ではだける二人
あきらめずにまっすぐ特攻をするモヒカン共に使った(何度も正面から攻撃するとはまるで成長していない・・・)。突かれると舞台が柔道会場と化し、突かれた相手はメダルをかけて戦う決勝戦の柔道選手と審査員と化す。恒例の如くウィスパーは突かれ、そのまま投げられた。
第6話
アイドル伝説モヒ子
襲いかかるニャオウ親衛隊の大群に使った秘孔。突かれると、実在するアイドルとタイアップしたアイドルアニメとアツいアイドル活動アニメとモヒカンを織り交ぜた全く新しいアイドルアニメが始まる。まるで意味がわからんぞ!
第1章「駆け出しアイドル・モヒ子とそのファン」
駆け出しアイドル「モヒ子(演:マスク CV:戸松遥)」が自身の劇場を終えて控室に戻ると、そこにはトップアイドル「モヒ美(演:パンダ CV:沼倉愛美)」がいた。「あなたのステージ見せてもらったわ。あなたは最高よ。だけど、最低でもあるわ。」と彼女はモヒ子に対する敵意を見せた。
一気に飛んで最終章「紅白モヒカンアイドル合戦で、ついに直接対決することになったモヒ子とモヒ美。そしてアリーナを埋め尽くす観客」
激闘の末にモヒ美に勝利したモヒ子。「モヒ子。あなたは最高よ。だけど、これからもっと最高になるわ。」とモヒ美は称賛し、トップモヒカンアイドルにしかつけることを許されない「ゴールデン・モヒカン」をモヒ子に譲った。
だが、その直後モヒ美はモヒカンアイドルを卒業し、「ちょんまげアイドル・マゲ美」として生まれ変わることを高らかに宣言。観客の多くはあっけなくちょんまげに鞍替えし、彼女の作戦にモヒ子はしてやられてしまった。
第7話
止められない黒い欲望
最後の戦いを始めたコマシロウとニャオウ。拳のすれ違いざまにニャオウが突いた。突かれた相手はチョコボー大好きさんになる。とうとうコマシロウも経絡秘孔を突かれてしまった。
ラッキーナンバーは48
続けざまに放ったニャオウの秘孔。突かれた相手はニャーKBの大ファンになり、推しメンにフササたんを選ぶ。コマシロウがニャオウ好みに変えられてしまうところ、ウィスパーの一声で正気に戻った。
童謡「雪」
双方がすれ違いざまに突いた秘孔。突かれると舞台が雪の降る民家に、コマシロウは火燵で丸くなる猫さんになり、ニャオウは喜び庭駈けまわるワンコになった。
ニャン言葉・ズラ言葉・もんげー・首輪と鈴・ほっぺぐるぐる・白・赤
決着をつけるために両者が放った経絡秘孔の数々。どんどん姿かたちが変わってゆく両者は激闘の末に・・・
暗雲の空にかかる光の柱。ジバコマは高らかに拳を挙げて叫んだ。
「我が生涯に一片の悔い無し!!」と、
かつて妖怪達は戦い、この世に一時の平安を残し、天に地に散っていった。