概要
『北斗の拳』に登場する、牙大王を族長とする蛮族。世紀末の悪党の多分に漏れず、生産活動などは行わずに、略奪のみで生きている凶悪な軍団。
一族はみなパンツに毛皮という格好であり、牙大王の「ワシが生きておればお前等の替わりはなんぼでも作れる」と言う台詞から、一族はみな牙大王が攫ってきた女性に産ませた子供と推測される。
大男と小男が地上と空中から襲い掛かる集団戦法『華山群狼拳(かざんぐんろうけん)』で獲物を仕留める。蛮族ながら統率のとれた戦いはケンシロウも一定の評価を下していた。
戦いだけではなく情報収集にも長けており、レイが血眼になって探していた妹アイリの居場所を短期間で突き止めた。
マミヤの村を襲撃し、彼女の弟コウを殺したのが原因でケンシロウとレイの怒りを買い、縄張りを襲撃され全滅した。
劇場版では、辺境の山岳で特に他の集落を襲撃する素振りもなく平穏に暮らしていたが、拳王軍の侵略を受けて壊滅した。
主要構成員
牙大王(CV:渡部猛)
首領。当該記事参照。
ケマダ(CV:兼本新吾)
牙一族の兄貴分であり、いわゆる若頭。アニメでは青灰色の毛皮を着ていた。
弟たちと共にキャンプ地に足を踏み入れようとしたケンシロウを襲撃するが、裏切ったレイと共にあっという間に弟たちを倒され、ケンシロウの北斗神拳奥義『北斗千手壊拳(ほくとせんじゅかいけん)』を食らう。痛くもかゆくもないことに疑問を感じるが、ケンシロウから「しかしお前の命はあと5秒!」といつものように宣告され、「そ、そんな~…5秒なんていや…」と命乞いしかけた途端、レイに「では今死ね!」とバラバラにされ絶命し、直後に爆発した。
ギバラ(CV:松田重治)
ケマダの弟分の一人で、非常にケマダを慕っていた。ケマダの敵を討とうと画策したが、無論返り討ちにされた。
ゴジバ(CV:田中康郎)
牙大王曰く牙一族一の切れ者。
アイリとマミヤを人質に取り、ケンシロウを刀でつついて挑発しながらツバを吐いたが、「汚ねぇツラ近づけるな!」と罵られ、襲いかかろうとした次の瞬間には無数に殴打されて絶命した。
マダラ(CV:蟹江栄司)
獣人のような外見の巨漢。牙一族の中でも特に凶暴な男で、常に闘争本能を剥き出しにしている。勿論ケンシロウには通じず、『五指烈弾』で指を潰された挙句『北斗破顔拳』を喰らって倒された。
牙一族の中ボス枠であり、PSゲームでは固有グラを貰っているほか、ぱちんこ『北斗の拳6拳王』にも(名有キャラとして)唯一出演している。