概要
ゲーム作品で以前のシリーズ(及びオリジナル版)でプレイヤーキャラとして使えたキャラの一部が続編(及びリメイク版)ではプレイヤーキャラとして使えなくなった・全く登場しなくなったが更なる続編(リメイク)で復活(再登場)したキャラクター達の事。
主な例
アイドルマスター
星のカービィ
- 『64』で登場し、両者とも高い人気を誇るヒロイン格のキャラ。
- ワドルディ、デデデ大王と共に当初はプレイアブルキャラとして登場させる予定だった。
- アニメ版を作るに当たって一度存在をぼかされた経歴がある。アニメ版放送開始前の吉川惣司監督へのインタビューでは、シリーズ生みの親が世界観維持の為か人間を出さない注文をしており、外見だけで見ればアドレーヌが該当していた。その後、2017年に開催された25周年記念オーケストラの際に生みの親は「不思議を大事にしてほしい」と述べている。アニメ化の際に人間(及び人間型のキャラ)を排除した理由はカービィシリーズの世界観から「不思議」が失われるのを懸念した為と思われるが、翌年に人間型キャラと「不思議」を両立出来ているのは後述の通りで、全くの杞憂だった。
- しかし2018年7月に『スターアライズ』のアップデートとして追加ドリームフレンズとして、つまり久しぶりの出番にしていきなりプレイアブルキャラとなっての再登場を果たした。1作品につき1キャラの制約がある為、2人で1キャラ扱いとなった。再登場まで『64』から数えて18年の歳月を要した。
- 実は以前にも公式Twitter開設後に公式イラストなどで姿は見えていた。ドリームフレンズとしての再登場以降、グッズ販売や公式イラストでスポットされるようになり最新キャラとの関わりも大きく増えている。
妖怪ウォッチ
- 初代の女主人公。彼女が使う初代妖怪ウォッチは現在に至るまでシリーズ唯一の懐中時計型となっている。
- アニメ版では汚れ役ばかりやらされた挙句、アニメ版の世界観設定を逆輸入した『3』ではリストラされてしまった。尤も、同じくアニメ要素を逆輸入した『2』の時点で(主人公としての)キャラと世界観が噛み合わないといった批判も多少あり、既にこの時点でリストラされてもおかしくなかった。
- 30年後の『シャドウサイド』では天野ナツメと天野ケースケの母親となり、その設定を踏襲した『4』でウォッチ使い(主人公)の1人として復帰を果たしただけでなく、王道ヒロインとしての地位を確固たるものとした。
- アニメ『!』は後半のマンネリが酷くなってフミちゃんが空気同然と化した上に登場頻度が激減。打開策として『3』の女主人公を復活させる事態に陥ったが結果は変わらず。次シリーズの『♪』は更なるテコ入れから再び返り咲いている。
- 詳細はフミちゃんは不憫及び妖怪ウォッチ第67話を参照。
ぷよぷよシリーズ
- 旧ぷよ出身のキャラの皆さん
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
詳細はリストラ組(スマブラ)を参照に。
補足
余談だが、星のカービィと妖怪ウォッチはアニメ絡みの問題点に共通部分が目立つ。また、ぷよぷよシリーズは前者2作と新規開拓絡みの問題点に共通部分がある。
※ここでは既存キャラをリストラに追いやったと見做されたキャラの名は伏せて記述する。また、批判が多く含まれているため注意。
その他、主要キャラクターの設定改悪等、密接な関係を持つ要素も併せて記述する。
- 既存の主要キャラクターの扱いがアニメ化を境に扱いが軒並み悪くなっており、前述のアドレーヌと木霊文花に至っては人気の高さに反して(疑惑も含めて)存在抹消を喰らった事がある。特に前者は十数年に亘って再登場の機会に恵まれない異常な悪さ。
- 上記2人と入れ替わりにアニメ版で登場した女主人公や実質的な主人公は登場当初、既存ゲームキャラの扱いの悪さや性格・キャラクター設定の問題を理由に猛烈なヘイトや誹謗中傷を引き起こしていた。
- 前者は『3』の主人公(発売1年前にアニメ版で先行登場)だったがとくに既存ファンには不満要素の一つに挙げられており、その影響で公式も人気を獲得出来なかった事を認めたのか『シャドウサイド 鬼王の復活』以降は未登場(漫画版は登場済み)、『4』ではサブキャラに降格と公式からも酷い扱いを受けるようになる。
- 前述の通り『2』の時点でフミちゃんをリストラしなかった(=降格を躊躇い、遅らせた)為に、悪い意味でタイミングが重なり、風評被害に繋がった。急進的な路線変更を繰返すレベルファイブらしからぬ失策であり、後述の『4』の件で後手後手に回る結果となった。
- アニメ『!』は当初登場しない方針だったが、後半のマンネリ悪化に対する打開策として再登場を果たしたが最終回目前の理由で出番は数回のみ。
- 『♪』からはようやく再登場を果たすものの、ボイスは無し、OP2から抹消と意図的に出さないようにしている動きから不遇(不憫)な扱いは継続している。
- その為、『4』ではオールスター作品なのに『3』代表のウォッチ使いが不在(更に言うと『2』のケイゾウとフミアキも不在)という歪な状態にもなった。作品毎のウォッチ使いが勢揃いする本当の意味でのオールスターは2023年7月開催の10周年記念グラフアートカフェを待つ事となった。
- 前者は『3』の主人公(発売1年前にアニメ版で先行登場)だったがとくに既存ファンには不満要素の一つに挙げられており、その影響で公式も人気を獲得出来なかった事を認めたのか『シャドウサイド 鬼王の復活』以降は未登場(漫画版は登場済み)、『4』ではサブキャラに降格と公式からも酷い扱いを受けるようになる。
- 後者は、前者とは逆に回を追う毎に悪化していった(ただし、魔獣に対する見方は終盤で改めた)。
- 後のゲーム作品にてオリジナルキャラの一部がゲストという形で登場(逆輸入)した際も、彼女は候補から外されている。
- 他の二次創作にも目を向けると、漫画『今日もまんまる日記!』で(コミカライズにおける)アニメオリジナルキャラの抜擢という前例の無い試みが為されたが、こちらも候補から外された。
- 風評被害の観点で見た場合、前述の人間排除発言と同時に世に出たのが最大の不幸と言える。アドレーヌ(及び64キャラ全般)が抹消されたのは産みの親と下村真一氏(数字作品ディレクター)の確執が原因とも噂されており、下村氏がHAL研究所を退社した時期がアニメ放送中である事が怪しさを増している。カービィ関連の風評被害は他にもあるが、僅か半年程度で収束している点を考えると、不毛な傷跡を残した期間の長さは尋常ではない。
- 2022年は関連グッズが販売されており、「きほんはまる」名義で弟と一緒に登場。シリーズ30周年記念サイトのアニメ関連の部分や2023年元旦の公式Twitterに出ている。
- 30周年記念で出版された「星のカービィキャラクター大図鑑」ではアニメオリジナルキャラについては『あつめて!』に逆輸入された4人以外(ページ数の都合で)全員ハブられた。逆輸入の有無が明暗を分ける格好となった。
- 30周年ラストを飾った『Wiiデラックス』ではアニメオリジナルキャラ全員がなりきりおめんのラインナップから漏れている。これは既存3Dモデルを最大限活用しつつ、その中から人気キャラを抜粋する方針を採っていたのが理由で、アニメオリジナルキャラのゲーム用3Dモデルは未だに作られておらず、新造しなければならなかったからである。
- 後者は、前者とは逆に回を追う毎に悪化していった(ただし、魔獣に対する見方は終盤で改めた)。
- アニメ版の世界観設定(と問題点)をゲーム版に逆輸入。
- あくまで既存ゲームの世界観に無理矢理捻じ込んだのが問題であって、妖怪ウォッチはこれを繰り返した結果、アニメ化前の世界観をパラレルワールド化(STARWARSで例えるなら「レジェンズ」送り)してしまった。当然、前述のキャラ改悪も漏れなく逆輸入されている。特にウィスパーはアニメ版の改悪要素が丸々ゲームへ逆輸入(無能化)されており、いわば「改悪要素の標準化」であり、メディアミックス展開における前代未聞の事態である。また、ジバニャンは好物が魚介からチョコボーへの変更が逆輸入された事でゲームプレイに支障を及ぼす局面が発生しているが、何よりも現実の猫にとってはチョコは有毒で食べると死に至るのに誤解を招く設定変更をやらかしたのが問題である。
- 星のカービィ関連なら、鏡の大迷宮ではそもそも出番が無く、『参上!ドロッチェ団』では1面ボスになっていたりと、アニメ放送終了後のデデデ大王の扱いが悪くなっていたことが有名か。話はズレるが、逆輸入要素のある部分が不評だった影響でドロッチェを主人公とする外伝作品を作る計画が没になり、ドロッチェのプレイヤーキャラ化は『スターアライズ』追加参戦を待つ事になるといった、後続作の新キャラクターがアニメ要素逆輸入のせいでとばっちりを喰らう事態も発生している。もっとも、妖怪ウォッチのように「キャラクターの性格」まで逆輸入されなかったのは救いだろう。なお、デデデのアニメ要素逆輸入は作品によって内容が異なる。
- 逆輸入するにしろ、完全に独立した世界観で完結させる方式(例:ファルコン伝説)を採っていればそこまで槍玉に挙げられる事も無いのだが。
- ぷよぷよシリーズも現在に至るまでリストラ問題が残っている。
- ぷよぷよシリーズの既存キャラのみなさんは、人気の高さに反して(故郷の世界共々)存在抹消を喰らった事があり、十数年も再登場の機会に恵まれなかったセリリや、ぷよぷよ7でセリフ無しの一枚絵のみの登場のウィッチとハーピー未だにコンシューマーに復活できていないチコなどは異常に扱いが悪い。
- 『既存キャラと入れ替りで登場したキャラが性格や振る舞いに問題を抱えている』所も妖怪ウォッチと星のカービィと共通しており、それらは、既存キャラに対して服装のセンスを化石呼ばわりしたり、ペットにしたいがために、調教しようとしたり、憑依して徹底に悪用したと思えば他の既存キャラに媚びったり、突拍子もなく糾弾してきたり、小説版では、既存キャラをリストラに追いやった一因と見なされている主人公がアルルを差し置いて主人公になる(ゲーム版ではアルルが主人公だったぷよぷよクロニクルでも)と作品を追うにつれて悪化している(既存キャラを慕う例外もいるが。)ため、それらへの怒りをぶつけるかの如く猛烈なヘイトに晒されることも。
- 既存キャラと入れ替わりで登場したフィーバーキャラのみなさんもしっぺ返し同然の措置を受けてはいる(特にNPCも含めて6人しかフィーバーキャラが登場しなかったぷよぷよ7)のだが、旧ぷよキャラはいまだにフィーバーの舞台となった世界に残ったままだし、小説版では既存キャラをリストラに追いやった一因と見なされている主人公が主人公として扱われているため、いかんせん上記の二人に比べてしっぺ返しが弱い。
- もし、旧ぷよが完全復活し、世界観が見直され、再構築され、公式がセガぷよの要素を再登場させるのに慎重な姿勢を取ろうなら、汚名返上の機会は絶望的だろう。
- 現在のシリーズはフィーバー以降の世界観設定(と問題点)が定着。これも改悪要素の標準化に該当する。
- 世界観を一新させるにしろ、完全に独立した世界観の番外編として完結させる方式を採っていれば槍玉に挙げられる事はなかったと思われる。
最後に
- 星のカービィにしても妖怪ウォッチにしてもぷよぷよシリーズにしても、これらの話題はむやみに出すと非常に炎上しやすいので、時と場合を弁えよう。既存キャラをリストラに追いやったと見なされたキャラにも一度世に出た以上確実にファンが存在するので個人的な批判や過度なネタに走るのは絶対にやめよう。