曖昧さ回避
フランス語圏の姓。
- ガストン・ルルー - フランスの小説家。
- グザヴィエ・ルルー - フランスの作曲家。
- シャルル・ルルー - フランスの音楽家で、明治初期の日本の軍楽隊の指導者。
- ピエール・ルルー - フランスの哲学者にして政治経済学者。
- モーリス・ルルー - フランスの作曲家兼指揮者。
- アドルプ・ピエール・ルルー - フランスの画家。
- フランソワ・ルルー - フランスのオーボエ奏者。
- アメリカ、ルイジアナ州出身のAOR、サザン・ロック・グループ。
- ルルー - 魔導物語及びぷよぷよシリーズの登場人物。本稿で解説
- タッジー・マッジーの登場人物。
- ル・ルー・ド・ラ・ローランシー ベルサイユのばら外伝の登場人物。
- ゾマリ・ルルー BLEACHの登場人物。
- ベルナデット・ルルー - 機動戦士ガンダムSEEDDESTINYASTRAYの登場人物。
- マルゥル・ルルー・ド・ベルデンス - 暁のヴァンピレスの登場人物。
- ルルー(王様ランキング) - 王様ランキングの登場人物。
担当声優・俳優
- 中西しほり - 『魔導物語A・R・S』
- 冬馬由美 - PCE版『ぷよぷよCD』、『ぷよぷよ の〜てんSPECIAL』、PCE版『ぷよぷよCD通』
- 丸山未帆 - 『す~ぱ~なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記』テレビCM
- さるかいかい - SS版『ぷよぷよSUN』、ディスクステーション収録ムービー
- 浅葱のあ(コンパイル自社オーディション) - N64・PS版『ぷよぷよSUN』、『わくわくぷよぷよダンジョン』、SS版『魔導物語』、『みんなでぷよぷよ』、ディスクステーション収録ムービー
- 星野千寿子 - 『ぷよぷよ〜ん』、『ぷよぷよDA!』
- 近藤佳奈子 - 『ぷよぷよ!』以降のセガぷよ作品
- 菊地美香 - 舞台『ぷよぷよオンステージ』
- その他、声優が明記されていない作品ではコンパイル社員などが声を担当。
プロフィール
「かかってきなさい!」
「かわいがって、あげる…」
「女王の鉄拳…いかが?」
外観は青く長いウェーブのかかった髪に露出度の高い服装をした女性(小説では水晶色と表現)。緑色の瞳。
身長 | 168cm(ぷよ通・SUN) | 169cm(ぷよDA!・SS魔導等後期作品) |
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体重 | 56kg(ぷよ通・SUN) | 52kg(自己申告/後期作品) |
スリーサイズ | B90・W61・H87(ぷよ通・SUN) | B90・W57・H86(後期作品) |
誕生日 | 2月24日 | 2月24日 |
年齢 | 18歳(魔導2・3・ぷよ通・SUNほか) | 16歳(魔導R) |
設定
裕福な屋敷で育った良家のお嬢様。「魔導力」は全くと言っていいほど持っていないが、人間離れした様々な格闘技を使いこなす。アルルが『ぷよぷよ』でサタンと戦う直前には、常に立ちはだかる。しかし、ぷよぷよの腕前は、実はサタンより上というウワサである。部下に牛男のミノタウロスを従えている。
サタンの自称婚約者であり、アルル・ナジャのライバル。また、自他共に認める美女であり、気高いお嬢様でもある。
そんなお嬢様であるが、格闘技に精通した格闘女王であり、その蹴りの威力はぞう大魔王30頭分である。気の力を操ることができ、必殺技も数多い。中には魔法と見まがうほどの威力を出せるものもある。彼女は格闘重視で魔術は使えないとされるが、初期の作品では彼女の手下であるミノタウロスを呪文で召還している。
後に彼女も魔導学校に入学するのだが、そこで行われる魔術のテストの際には、似たような効果の出せる気の力を使って誤魔化すことで毎回なんとかギリギリで合格しているそうな。
ぷよぷよシリーズでは毎回アルルに立ちはだかっているが、原作である魔導物語1-2-3では物語の最後にアルルと共に魔導学校に旅立っている。
その容姿や声の影響で分かりにくいが、彼女は18歳である。
彼女はその豊満なスタイルに露出度の高い服装が特徴的だが、大体の作品で裸足である。
7までは白ドレス、20th以降はボディコンのような衣装を着ている。作中でもそれをネタにされる事があり、ディスクステーション収録のアニメ『ルルーのくつ』ではアルルが新品のブーツを手に入れた事に嫉妬していた。(その後、ミノタウロスが自分の毛皮で靴を作り、ルルーにプレゼントした)
だが、ぷよぷよ~ん以降の作品ではみんなでぷよぷよを除き裸足ではなくなった。
初登場は『魔導物語Ⅲ(魔導物語1-2-3)』の敵役で、サタン様に絶対的な想いを寄せている。そのきっかけは2年前にあたる『魔導物語ARS』のR編で、結果的にだがサタンに助けられたことだった。そのため『魔導物語Ⅱ』の頃には「最奥まで辿り着けばサタンの妃になれる」というライラの遺跡に何度も挑戦していたようで、迷宮内に他のライバルを邪魔するための罠もいくつか仕掛けていたが、結局最深部にはたどり着けなかったようだ。だがその後『Ⅲ』冒頭でアルルがサタンとの婚約の証であるカーバンクルと一緒にいるのを見て「アルルがサタンと婚約した」と思い込み、嫉妬してカーバンクルを奪おうと襲い掛かってくる(※この時点では既に『Ⅱ』のラストでサタンがばたんきゅーしており、カーくんは単にアルルに付いてきただけだった)。その後、サタンが「偉大な魔導師」を妃にするということで、アルルと共に二人揃って魔導学校を目指すことになる(そして後にめでたく入学したようだ)。
それ以降も、当のサタンはアルルにすっかり惚れてしまったため、ルルーはサタンとの愛を賭けてアルルに対し何かとライバル視をする。しかし時が進むにつれ、ライバルだが頼れる格闘お姉さんというキャラクターとなっていった。それでも「タカビー」なのは変わらないが、サタンさえ絡まなければ冷静に物事を判断できるキャラのはずである。
その後、SFCの『なぞぷよ』シリーズ(『す~ぱ~なぞぷよ ルルーのルー』『す~ぱ~なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記』)や、DiscStationのアドベンチャーゲーム『ルルーの鉄拳春休み』では主役を務めている。なお、『なぞぷよ』でカレー作りに盛大に失敗した(作ったルルー本人がマズイと断言する程)ため、「ルルーは料理が絶望的に下手」というイメージが一時付いたものの、以降は修行により改善できている描写もあり、『鉄拳春休み』の頃にはカレーに関してはそこそこ上達しているようだ。もっともルルーの料理の腕のイメージは作品によってバラバラであり、一定していない。
大きな屋敷で執事(じい)とミノタウロスと暮らしているのが確認されている。また、ミノタウロスと共に修行している描写や、アルルと共に魔導学校へ通っている描写がある。『鉄腕繁盛記』では立派な屋敷も登場した。
子供の頃のルルーの両親は仕事がちで忙しく、主に祖母に甘えて育ったが6歳の頃に祖母も亡くなり、それ以降は主に執事のじいがルルーの面倒を見ていたらしい。ルルーの両親は現在登場しておらず、作品によっては既に亡くなっていたり行方不明だったりすることもある。
格闘女王様
現在こそ格闘お姉さんのイメージが強いが、初期設定では魔法が使える魔導師という設定だったらしく、現に初期の『魔導物語Ⅲ』のOPデモでもミノタウロスを喚び出す際にMSX2版では古代文字のような謎の呪文を唱えており、PC98版でも呪文こそ無くなったもののまるで召喚しているようにも見える描写だった。また、こちらではモケモエの遺跡を事実上支配しており、基本的に人間を嫌う魔物から女王と慕われている描写があり、魔物の(を守る)女王という印象もある。「ルルー」という名前も、同じ音を重複させるという初期設定での魔導師の名前のテンプレに沿っている。
だが、『魔導R』で主人公にする際、召喚や魔法を使用する設定だとシェゾやアルルとかぶるからか使用技が全て格闘技になり、以降の作品では「格闘が得意」という設定になったのだと思われる。「実は良家のお嬢様」という設定も加わり、ミノタウロスも「ルルーに助けられて以来ずっと忠誠を誓う側近」というイメージで固まった。
また、格闘技でも平然と魔導師とやり合える実力を持っており、ゲームギア版の魔導シリーズでは地雷を踏んだり底の見えない落とし穴に落ちても、服が少し汚れたり裂けたりした程度で体は無傷でピンピンしていたりと非常に頑丈で、さらには腕からルルービームを放ったりなど、やや人間離れした様子も見せていた。
また格闘が得意とは言っても別に脳筋キャラというわけでもなく、ここぞという時には頭の回転の方もなかなか良いキャラとして描かれていることが多い。ただし他人の話はよく聞かずに思い込みで行動しがちなことが多い猪突猛進タイプ(特にサタン様絡みで顕著)。
なお格闘女王様のイメージが付いて以降、「魔法の方は全くダメ」という設定は商業二次小説の角川魔導以降加わり、後の『はめきん』など本家シリーズにも影響を与えた。角川版ではその状態で魔導学校に入学しているため、「魔導学校の試験の際には魔法に似た格闘技でごまかす」「格闘の力を魔力に変換」という、後のラフィーナを思わせる設定が付いた。角川版では魔導と格闘の師匠としてシュテルン博士の弟子になっている。
そのため基礎的な魔法すらまともに使えないものの、ゲーム『はめきん』や『鉄拳春休み』では唯一のオリジナル魔法として「るるーすぺしゃる」が使用可能。
また、一見魔力が全く無いように見えるが、アルル同様に「実はとてつもない潜在能力を秘めている」という設定になっており、『鉄拳春休み』の一部ルートや『真・魔導物語』でも類似した設定が採用されている。
セガぷよ以降
『ぷよぷよ! 15th』にて初代キャラのひとりとしてセガぷよでも復活。
ただし、この時点ではキャラ紹介が「アルルを消し去りたい」と、何故かルルーだけコンパイル晩期の慣れ合い空気ではなく初期を思わせるやや過激で高圧的な設定となっており、さらに他キャラから「マダム」「おばさん」と呼ばれたり、ルルー自身もアコール先生に向かって「まだお若いのに」、シェゾに「青いわ…」など、年齢的にも18歳とは思えないほどやや高めに見えるような描写になっていた。また「女王様」という設定が変な方向へ進んだのかクルークとSMまがいのことになっていたり、シグを従えて世界征服を目指そうとしたりなどややぶっ飛んだ方面に危うく進みかけていた。
(ちなみに公式ウェブラジオにて、ルルー役の声優さんの「ルルーは18歳なんですよね」という言葉に対してプロデューサーが「それは…」と言葉を濁したという逸話があり、年齢設定を把握してなかった(またはわざと高く変えた)のではという噂もあった)
しかし『ぷよぷよ!! 20th』では全体的に『SUN』時代を意識したのか性格が多少穏便に軌道修正され、雰囲気も恋する乙女のような若々しいものに戻っている。『15th』時代のことは無かったことになったようだ。もっとも今回は「牛を素手でさばく」「ドラゴンを締めあげてシチューにする」など発言し、別の意味で格闘女王としての設定がやや暴走し始めたのだが。また、本作ではラフィーナとよきライバル関係を築いている。料理も『ルルーのルー』時代同様に下手なようだ。
「声違い」では眠たそうな声に変化する。眠そう…というよりは何か色っぽい雰囲気だが。
『ぷよぷよテトリス』では、二つの世界が混ざった影響でラフィーナやフェーリ同様に一時的に正気を失い操られていたのだが、シェゾとアルルが何度もサタンコールしたことにより、サタン様への愛の強さからなんと自力で洗脳を解いて復活してしまった。 今回の「声違い」ではクールビューティーな声に変化する。
『ぷよぷよテトリス2』では元凶と接触するも気合いで影響を跳ね退けたが、いつもの様にアルルに勝負を挑もうとして操られていると誤解された。
その後一向に同行、テト号の親近試合ではラフィーナと同類対決したりサタンの代理を自称しイケメン対決に参加している。
格闘技の一覧
多様な技を使うが、特に登場作品が多い技をまとめる。実戦で用いたエフェクトがある場合は、作品名と共に記載する。この他に気で体力を回復したり、舞踏で相手に状態異常をもたらす技なども使っている。
- 破岩掌・・・岩をも砕く掌底突き。ルルーのスタンダードな攻撃法だが強力。ただしぷよぷよ!、ぷよぷよ7、ぷよぷよ!!では掌底突きではなく拳を突き出すパンチの連鎖アニメとなっている。
- 風神脚・・・周囲を薙ぎ払う蹴り。少し離れていても風属性の風圧で打撃を受ける。
- 背負い投げ・・・東方の格技の流れを汲む技で、相手の勢いを利用して投げる。初期~はめきんごろに使用。
- 鉄拳制裁・・・ぷよぷよ連鎖モーションのみなので詳細不明。ぷよぷよSUNでは拳を突き上げており、ぷよぷよ!!では拳の連打に見える。
- 崩撃連脚・・・ぷよぷよ連鎖モーションのみなので詳細不明。ぷよぷよ!!では蹴りを連続して打ち込んでいるようだ。
- 精神一統・・・防御力を上げる。
- 闘気放撃・・・気功波。遠くの敵に間接的にダメージを与えることが出来る。
- 女王乱舞・・・ルルーの華麗なる必殺技。状況に応じた連続技を次々と叩き込んで相手をKOする。対空ver.をはじめバリエーション豊富。ぷよぷよ~んでは自分のフィールドを天地逆転させる特技。
- るるーすぺしゃる・・・格闘技ではないがルルーが使える唯一の魔法。物を片手から片手へ瞬間移動させることができる。基本的に右手から左手に移動させ、逆は体調が良くないと無理らしい。
関連イラスト
関連タグ
魔導物語1-2-3 魔導物語ARS なぞぷよ ルルーの鉄拳春休み