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概要

『ぷよぷよSUN(さん)』とは、株式会社コンパイルの落ち物パズルゲームシリーズ『ぷよぷよ』の第3作目にあたるゲーム作品。

対応機種発売日価格公式サイト
アーケード(ST-V)1996年12月
セガサターン1997年2月14日4,800円
セガサターン(FOR SEGANET)1997年9月4日2,800円
NINTENDO641997年10月30日5,980円
プレイステーション1997年11月27日4,800円
Windows 951998年4月17日5,800円
セガサターン(サタコレ)1998年7月30日2,940円
ゲームボーイ1998年11月27日3,980円
プレイステーション(the Best)2001年4月12日2,940円
プレイステーション(セガ再販版)2003年1月30日2,940円
EZアプリ2006年5月11日
S!アプリ2006年5月17日
iアプリ2006年11月10日
ゲームアーカイブス(PSセガ版)2014年3月12日600円
メガドライブミニ2※2022年10月27日公式HP

※ 全体ではなく2P対戦「ふたりでぷよぷよ」だけを抜き出し、タイトルを「ふたりでぷよぷよSUN」としてボーナスタイトルとして収録(2コン未接続の場合はとことんぷよぷよとして遊ぶ事が可能)

発売元は、初期はコンパイル、PSのセガ再販版以降はセガ。

物語

ある日、サタン様が雑誌である一文を目にし、モテるための営業努力として肌を小麦色に焼く事を思いつく。

しかし、自然に日焼けが出来る時期ではなかったのでサタン様は何とかして日焼けする方法を模索した。

その結果太陽を魔力で巨大化させるという方法に行き着き、さらにその結果魔導世界がいきなり真夏日になるという大弊害が起きてしまった。

今作の「ひとりでぷよぷよ」モードでは、従来の主人公であるアルル・ナジャ以外にもドラコケンタウロスシェゾ・ウィグィィの計3名が主人公としてプレイが可能となっており、キャラによってストーリーが異なっている。

それぞれ、ドラコは太陽の恵みを満喫するために日当たりのいい場所へ、アルルとシェゾがこの太陽の異常の現象を探り、元凶であるサタン様にお灸をすえるというもの。

また、今作のサタン様はOPでアロハシャツを着てウクレレを激しく弾きまくるなどやたらテンションが高い。

システム

今作では前作の『ぷよぷよ通』のルールをベースに、新たに「太陽ぷよ」と呼ばれる特殊なぷよが登場するのが特徴。ゲーム中、「全消し」するか、もしくは「相殺」をするとその回数と同じ数の「太陽ぷよ」がフィールドに落下してくる。

太陽ぷよはおじゃまぷよと同じ方法で消すことができ、太陽ぷよを消すと通常よりも多くおじゃまぷよを相手に送ることが可能。また、連鎖にまきこんで消すとより攻撃力も高くなる。

ただし、太陽ぷよは条件を満たすと強制的に降ってくるため、その落下する場所によっては連鎖の開始部分が埋まってしまうなど、おもわぬプレイの妨害につながることもある(一応、落ちてくる場所には一定の法則がある)。

その代わり、本来降ってくる大量のおじゃまぷよは一度保留されるため、やりようによっては大量の攻撃を相殺で一度保留し、太陽ぷよが来てから連鎖を発火させカウンターするという芸当も可能。

このシステムと太陽ぷよの火力の底上げから、ぷよ通と比べて『攻めが強い』システムと言われる。

ゲームボーイ版の『ぽけっとぷよぷよSUN』では若干のシステム変更が行われ、大陽ぷよ及びおじゃまぷよの落下場所が従来通りランダムになり、大陽ぷよの落下タイミングも相殺直後に変更されている。

全消しした際も、大陽ぷよの他に従来通り次に連鎖した歳に相手に大量のおじゃまぷよが行くようになった。

このGB版ルールは『ぽけっとぷよぷよ〜ん』でもそのまま採用され、『ぷよぷよBOX』のSUNルールでは大陽ぷよの落下タイミングのみGB版準拠、『ぷよぷよ!!』『ぷよぷよクロニクル』ではアーケード版SUNルールとは別で隠しコマンド入力によってGB版ルールが出現するようになっている。

また、相殺保留のルールは形を変えてぷよぷよフィーバーに継承されている。

今作では、キャラクターごとに連鎖ボイス(ぷよが消えるときのボイス。前作まではアルルの声のみだった)が用意され、また、連鎖に応じて背景にキャラクターのカットイン演出が入るようになった。これらの演出は、以降の『ぷよぷよ』シリーズにも引き継がれている。また、この作品も前回まで同様キャラクターによってぷよの消え方が違うので見ものである。

各機種版の特徴

アーケード版(1996年12月稼働開始)

最初に登場したぷよぷよSUNで、コンパイル製ぷよぷよとしては(リズムゲームのぷよぷよDA!を除けば)本作が最後のコンパイル純正のアーケード版発売シリーズとなった。

前作のアーケード版と違い漫才デモは初めから搭載されているがボイスは無く、対戦時にのみ流れるが本機種のみ不具合かボイスが最後の数秒の所で途切れてしまっている。

セガサターン版(1997年2月14日発売)

最初に発売された移植版。

アーケード版がセガサターンと互換性のあるST-V基板であったので基本的にアーケード版に忠実な移植であるが、連鎖ボイスを撮り直して漫才デモのボイスも新録されている。

更に、アーケード版から殆どのBGMが作り直され、オープニングアニメムービーと『とことんぷよぷよ』が新規で追加され、本作からスタッフロールも表示されるようになった。

NINTENDO64版『ぷよぷよSUN64』(1997年10月30日発売)

本作からルルー・スケルトンT・インキュバスの声優がコンパイル自社オーディションで決められた声優になり、以降の移植作品でも引き継がれる。

機種性能により画面レイアウトが他機種とは少し異なっていたりSS版で追加されたOPも無く漫才デモのボイスも無いが、代わりに『とことんなぞぷよ』が新規収録された。

プレイステーション版『ぷよぷよSUN決定盤』(1997年11月27日発売)

SS版をベースにN64版で追加された要素を取り込んだ完成版と言える移植作品。

漫才デモのボイスは再度撮り直され、N64版で変更になった声優もここで漫才デモが新録された。

2001年4月12日に発売されたthe Best版は単なる廉価版ではなく一部不具合が修正されている。

更に2003年1月30日にはコンパイルから権利を引き継いだセガより初版をベースとした再廉価版が発売。

こちらはサタンの声優の変更(役者は非公表)・アトリエとAAAのメッセージとスタッフロールの削除などが行われており、ゲームアーカイブスで販売されていたのはこちらのバージョンである。

Windows95版(1998年4月17日発売)

『ぷよぷよ』関連の版権が1998年3月のコンパイル和議申請の際にセガに売却されたが、本作では修正が間に合わず本作の版権表記は従来通り『©COMPILE 1998』となっている。

基本的にはPS版をベースにしているが、リプレイ機能が追加されている。

これまでのPC移植作品の様に高画質化はされなかった。

ゲームボーイ版『ぽけっとぷよぷよSUN』(1998年11月27日発売)

本作の版権表記は『PROGRAMMED BY COMPILE/©SEGA ENTERPRISES,LTD.』となっている。

前述の通り、ルールが他機種版とは少し異なり、不評だった要素の一部が改善されている。

携帯機という制約上、漫才デモの代わりに前作のAC版の様にキャラ紹介になっていたりボイスが無かったりするが、本作にしか登場しない前作までのキャラが一部存在する。

GB版の前作『ぽけっとぷよぷよ通』や次作『ぽけっとぷよぷよ~ん』と通信対戦が可能な他、N64版『ぷよぷよ~んパーティー』との連動機能がある。

本作がぷよぷよSUNの新規移植作品としては最後のコンパイル純正発売作品となる。

携帯アプリ版(2006年より順次配信開始)

本作より純粋にセガ発売となる。

当時のガラケー端末の制約上、ストーリーのふつう(アルル主人公)しか収録されておらず、ボイスもアルルのみで連鎖カットインも大半が省略されている。

メガドライブミニ2収録版『ふたりでぷよぷよSUN』(2022年10月27日発売)

ここまで読んだユーザーならびにぷよぷよSUNが現役当時にプレイしたユーザーなら分かると思うが、ぷよぷよSUNにメガドライブ移植版など元は存在していなかった

AC版の基板が前述通りSSとの互換性を持つST-Vだった事やAC版稼働当時既にMDそのものが日本国内での役割を終えていたので前作までの様にMDに移植される事は当時無かったのだった(日本国内で最後に発売されたMD用ソフトは同じくコンパイル製作でぷよぷよシリーズの原作『魔導物語』の1のリメイク版で、AC版SUN登場より8ヶ月程前に発売された)。

しかし、メガドライブミニ2のボーナスソフト選考にあたって話題性を重視した結果本作が採用されたという経緯がある(これとは別に、移植担当会社のM2のメガドライブミニ2のディレクター松岡毅が元コンパイル社員で当時ぷよぷよSUNのディレクターを担当していたという繋がりもあった模様)。

この移植版、アーケード版をベースにメガドライブの環境に合わせわざわざセボイスや演出を劣化させ、「ふたりでぷよぷよ」のみに特化し若干の新ルールを加えた仕様になっている。

音声関連ではBGMは基本的にAC版をベースにMD風にアレンジしているが、敗北時BGMなど一部過去作品のものが流用されている。

キャラクターボイスに関してはN64版以降のverが使用され、サタンのボイスも差し替え無しで当時の社長verのまま収録されている。

本作は二人プレイ専用とはあるが、ゲーム起動時に1P側のコントローラーのみ差した状態であった場合は2P側は待機状態となり擬似的に『とことんぷよぷよ』として一人プレイが可能になる(ぷよぷよの速度が早くなったりスコアが加算されたりはしないので純粋に連鎖や組み方の練習に適した仕様になっている)。

その上、パッケージイラストは当時のぷよぷよSUNのキャラクターデザイナーだったによる新規描き下ろしのものが採用され、最早新作と言っても差し支えない手間と労力が掛かっている

(当初は完全なぷよぷよSUNにするつもりだったようだが、納期の時点で「ふたりでぷよぷよ」以外は開発が間に合わなかった為に「ふたりでぷよぷよ」に限定した仕様で仕上げたとの事)

登場キャラクター

主人公

やさしい: ドラコケンタウロス (今作は水着姿を披露する) ふつう1面で対戦可能。

「お手紙ちょーだい!」

ふつう: アルル・ナジャ むずい7面において、初めてコンピューターキャラとして対戦可能になった。

むずい: シェゾ・ウィグィィ ふつう12面では敵として登場する。

その他の対戦キャラ

スケルトンT やさしい1面。やはり回転はできない。

ハーピー やさしい2面。やはりハーピー積みであるが、ステージの関係上弱い。

ちょっぷん (新) やさしい3面。

インキュバス ふつう2面。実はスケルトンTと同じく回転できない。勝利した時のポーズが1Pと2Pで違う。

すけとうだら ふつう3面。

キキーモラ (新) ふつう4面。

のほほ ふつう5面。カエル積みは健在である。連鎖アクションはカレー。

コドモドラゴン (新) ふつう6面、むずい1面。

ウィッチ ふつう7面、むずい2面。インキュバスと同じく勝利した時のポーズが1Pと2Pで違う。

ぞう大魔王 ふつう8面、むずい3面。

ハニービー (新) ふつう9面、むずい4面。

勇者ラグナス・ビシャシ (新。唯一出典が魔導物語ではなく、今作からデビュー。のちに逆輸入された) ふつう10面、むずい5面。

ルルー ふつう11面、むずい6面。

サタン (ラスボス。今作は対戦中以外はアロハシャツで登場する。声は(PSセガ版を除き)当時のMOO仁井谷社長)

そんなバカなー

カーバンクル (乱入ボス) ふつうでは20回負けた場合、むずいではノーミスでサタン様に勝った場合。

ゲームボーイ版復活キャラ

ゲームボーイ版の「トレーニング」モードでは、他機種に登場しない以下のキャラクター達も対戦相手として登場する。

もちろん「ふたりでぷよぷよ」でも使用できる(ただしGB版SUNは連鎖ボイスが無い)。

スキュラ

ふたごのケットシー

うろこさかなびと

ミノタウロス (※他機種にもルルーの漫才デモやなぞぷよでは登場)

その他

パキスタ(OPムービーとのほほの漫才デモの背景キャラとして登場)

以下四人はGB版でゲームを進めると貰えるイラストに描かれている。

ジャァーン

ももも

マンドレイク

パノッティ

実は

対戦限定で、特定のキャラにカーソルを合わせ、スタートボタンを押し続けると、様々な効果が起こる(どちらのコントローラーでもOK)。

アルル:カーくんを選択可能。

シェゾ:サタンを選択可能。

ルルー:カーソルがランダム移動し始める(所謂ルーレット)。

ドラコケンタウロス:相手のキャラクターを選ぶことになる。

そして……

ぞう大魔王:キャラ全員がぞう大魔王に変貌

その他

  • 本作のN64・PS・Win移植版では一部キャラクターの声優がコンパイル社員から、コンパイル自社オーディションで決められた一般人に変更されており、ルルー・スケルトンT・インキュバスの声優がAC・SS版とは異なり、以降の移植作品や『みんなでぷよぷよ』でも変更後の声優のボイスが使用されている(この内、スケルトンTの声優は後にプロデビューする藤田圭宣)。

関連動画

(OP2種類)

(キャラボイス集)

(メガドライブミニ2用特別仕様紹介シーン)

当該紹介は 1:47:45~

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