概要
20世紀最後、そしてコンパイル最後のぷよぷよ作品。
作品としては上記記載通り『ぷよぷよ』『ぷよぷよ通』『ぷよぷよSUN』『ぷよぷよ~ん』までの総集編にあたり、多数のキャラクターが登場する。
4作品を混ぜた異種対戦ができたり、オリジナルのクエストストーリーもあり、4人対戦もPSでは初めて可能など、カスタマイズをしていろいろな対戦をして遊ぶことができる作品。メガドライブ版準拠の『ぷよぷよ』と『ぷよぷよ通』も復刻収録されている。
収録モード
RPG風モード「ぷよぷよクエスト」
アルルを主人公にしたRPG風のぷよぷよ。RPGで言う敵とのエンカウント戦闘が全てぷよぷよ勝負になっている。
RPGらしく装備品もあり、攻撃力(敵へのダメージに影響)、防御力(自分へのダメージに影響)、素早さ(落下速度に影響)のパラメータが存在する。
それだけでなく、属性として「回転」「NEXTぷよ」「相殺」「全消し」などが存在しており、それらのシステムのついた装備品を身につけてないと使えない。
初期装備は「NEXTぷよ」「回転」が付いているのだが、外してしまうとこれも使用できなくなる。
そのため、能力値とシステムのバランスを考えて装備する必要がある。
現在配信中のぷよぷよ!!クエストではない
4種混合ルール「ごちゃまぜぷよぷよ」
シリーズ4作品のシステムから選んで戦えるモード。相殺は無いが攻撃力がやや高い初代「ぷよぷよ」スタイル、相殺のある標準的な「ぷよぷよ通」スタイル、太陽ぷよが発生する「ぷよぷよSUN」スタイル、そして特技を使える「ぷよぷよ~ん」スタイルといった異種戦が可能。
一人用モードではぷよ通の通モードのように大量の敵キャラクターと戦っていく。ここで登場するキャラクターはシリーズ全作から選ばれており、中には魔導物語など別作品からのゲストも居る。
その他のモード
床に埋まった星ぷよを消すと勝利になる対戦専用モード「ほりあてぷよぷよ」、メガドライブ版をベースに移植された「ぷよぷよ復刻盤」「ぷよぷよ通復刻盤」など、様々なモードが収録されている。特に初代ぷよぷよはPSでは初移植となった。
問題点
・・・が・・・
問題点がかなりあることが有名。
- プレイステーションで発売された他のシリーズよりも操作性が悪く、連鎖ボイスはMD版ぷよぷよ通(音質が悪い方)からの流用で、音割れがかなり悲惨。
- キャラは多いが、昔のぷよ通の形式のためプレイヤーはアルル固定。個別連鎖ボイスなんてものも当然無い。このためストーリー側に登場しないキャラ(チコやドッペルシェゾなど)は単に居るだけ的存在で終わっている。
- 挙句ツモに異常な偏りがあり、一部のモード(主に対戦モード)では1・3組目と2・4組目が必ず同じ配色になるという致命的バグも存在する。
- 復刻盤の出来が悪く、モードの少ないメガドライブ版のガワだけ再現しているものの中身の操作性はあまりよくないという、まさに悪い部分だけ再現してしまった形になっている。しかも一部移植ミスで再現されていなかったり誤植が増えている部分も。また、PSでは質の高い移植である『ぷよぷよ通決定盤』がとっくにリリースされているため、ぷよ通に関してはこの作品でやる意味があまり無い。
- ぷよクエでのキャラ、特にシェゾ・ウィグィィの扱いがギャグを強調しすぎてややキャラ崩壊気味になっている。人によっては賛否両論。
(あまりにも多いのでかなり略しています。)
登場キャラクター
初出作品 | キャラクター |
---|---|
ぷよぷよ | アルル・ナジャ・カーバンクル・スケルトンT・ナスグレイブ・マミー・ドラコケンタウロス・すけとうだら・スキヤポデス・ハーピー・さそりまん・パノッティ・ゾンビ・ウィッチ・ぞう大魔王・シェゾ・ウィグィィ・ミノタウロス・ルルー・サタン |
ぷよぷよ通 | おおかみおとこ・スキュラ・インキュバス・コカトリス・ウィル・オー・ウィスプ・トリオ・ザ・バンシー・のみ・ももも・バロメッツ・ミニゾンビ・うろこさかなびと(セリリ)・のほほ・ふたごのケットシー・ふふふ・アウルベア・サムライモール・パララ・まもの・パキスタ・ドラゴン・マスクドサタン |
ぷよぷよSUN | ちょっぷん・キキーモラ・コドモドラゴン・ハニービー・ラグナス・ビシャシ |
ぷよぷよ~ん | アーちゃん・チコ・ドッペルゲンガーアルル |
その他 | サキュバス・ドッペルゲンガーシェゾ・ダークウィッチ・ビーストドラコ・ブラックキキーモラ・やきナスグレイブ・むほほ・グレイウルフ・バーニングソウル・メロウ・ウッドハンター・つじぎりモール・マンドレイク(※1) |
※1 対戦は無く、「ぷよぷよクエスト」モードで町の住人としてのみ登場する。
関連タグ
ぷよぷよ ぷよぷよ通 ぷよぷよSUN ぷよぷよ~ん なぞぷよ
みんなでぷよぷよ(本作の後にセガが制作した10周年番外編)