プロフィール
概要
愚直かつ誠実にルルーに仕える半牛半人の牛男の獣人。巨大な斧を振り回す。
その名の通り伝承上のミノタウロスがモチーフのキャラクター。右目には傷があり、潰れている。
愛称「ミノ」。牛肉が嫌い。実はルルーが好き。誕生日はルルーと同じ2月24日。
一人称は基本的に「オレ」だが、作品によっては「あっし」「ワシ」「私」「自分」などバラつきもある。
ルルー曰く舌と胃袋は無敵なため、何を食べても平気らしい。ただし牛肉やビーフカレーはダメ。
(ちなみに逆にルルーの好物は牛肉だったりする)
『わくぷよ』では(『なぞぷよ』の一件のせいか)カレー全般が苦手になっている。
pixivでは単に「ミノタウロス」というタグが使われていることが多いが、他のミノタウロスと混ざっているため、
「ミノタウロス ぷよぷよ」など作品名を入れて検索すると良い。
ゲームでのミノタウロス
初登場はMSX2/PC-98版『魔導物語1-2-3』のエピソード3のオープニングで、
ルルーに呼び出されけしかけられてアルル・ナジャを追いかけ回す。
(当時はルルーが召喚魔法でミノを喚び出したような描写だったが、後の作品ではルルーは魔法が使えないことになっている)
その後、モケモエの遺跡の地下迷宮でルルーに再度呼ばれ、ラスボスとして君臨。
MSX2版では地獄の神に祈りを捧げ、知力と引き換えに体力を回復する事が出来る。
一方、PC98版では強烈な斧の3連撃を放つ強敵。
そのリメイクであるゲームギア版『究極女王様』でもOPは大体同じだが、以降のストーリーが全く違い、
ミノタウロスはルルーの仕掛けた落とし穴の底の迷宮でアルルを待ち構えており、
ルルーの命令によってアルルを倒そうとするが返り討ちにあい、倒されてしまう。
その後もルルーの屋敷で再度相まみえるが、今度は出会い頭に魔導砲でふっ飛ばされ、
さらには二度に渡る敗北でルルーにお仕置きされて屋敷の外にふっ飛ばされる。
このためGG版のラスボスはミノではなくルルーである。
どちらもエンディングではルルーが魔導学校を目指してアルルと一緒に旅立つことになり、
ミノタウロスもそのお供としてついていくことになる。
『ぷよぷよ』シリーズでもルルーに付いて参戦。ルルーの命令でアルルの行く手を塞ぐ。
こちらでも後半・ステージ11の敵キャラだけあって、脳筋に見えて『ぷよぷよ』『ぷよぷよ通』の思考ルーチンの中ではルルーに並び最強クラスの強さを持つ。
『ぷよぷよ通』ではドラコケンタウロスと共に塔の5階の敵「噂の二人」を務めているが、やはり彼の方が強い。
その後のぷよ本編では漫才デモやなぞぷよ出題役などで出る程度のちょい役だが、
GBA版『みんなでぷよぷよ』などでは敵キャラ及び使用可能キャラとして登場しており、
『ぷよぷよBOX』でもルルーの差し金でメダルを守るボスの一体を務めている。
ちなみに、『魔導物語』シリーズ初期こそ単なるルルーのしもべ、配下程度の扱いだったが、
『ぷよぷよ』に登場して以降、忠誠心の深いルルーの側近としてのイメージが確立していった。
とくにルルーが主役の『なぞぷよ』シリーズでは顕著である。
角川魔導や『ぷよぷよSUN』以降はルルーから「ミノ」と愛称で呼ばれる間柄となっており、
『フィーバー』以降のセガぷよではしばらく登場せず、『ぷよぷよ!』では作中本人は登場していないが
アルルのストーリーで存在を語られていた(バルを見て「ぞうとかミノとか思い出すなー」)程度だったが、
『ぷよぷよ!!クエスト』では久しぶりに登場した。
こちらの作品でもルルーに篤い忠誠心を誓っており、巨大な斧を持っている。
乱暴に見られがちだが、意外と情け深く慎重な性格。
なお本家『SUN』では使用できないがGB版の方で登場したからなのか、セリリと同じく「SUNシリーズ」扱いになっている。
ルルーとの関係
普段はルルーの屋敷の小間使いとして働き、毎日の食事の用意までこなす。
過去ルルーに巨大な地下迷宮の中から助け出されて以降、彼女に絶対的な忠誠を誓っている。
何度もバカウシ呼ばわりされている(本人曰く83749回以上)が、
その忠誠心は本物で、シェゾからルルーの我儘に対する彼の苦労を同情されたときは
「ルルー様は本当に優しいお方だ…」と否定している。
また、ルルーからも(やや素直ではないものの)彼を信頼している台詞がいくつかある。
アルル・ナジャとも当初は敵対していたが、後期にはかなり仲良くなり、ルルーについて同情されたり、「ミノちゃん」と親しげに呼びかけられたりもしている。
ミノタウロス自身もかなりの実力者なのだが、ルルーがそれ以上に強いため活躍の機会はあまりなく、
『はちゃめちゃ期末試験』でルルーに付いて試験に挑むもあまり役に立たず、
『ルルーの鉄拳春休み』ではマスクド校長に一緒の行動を禁じられた時も、
ルルーに「いてもいなくても同じ」「うすらデカいだけ」とまで言われてしまった。
(もっとも、その後ちゃんとフォローはされており、ミノが活躍するエンディングもあるのだが)
なお、ミノタウロスは「かつて地下迷宮に閉じ込められていたところをルルーに助けられて以来、
ルルーに恩義を感じて忠誠を誓っている」という設定なのだが、
ゲーム本編でこのエピソードが実際に詳しく描かれたことはなく、作品によって詳細は曖昧であり、複数の解釈がある。
(本来ならこのシナリオを『魔導物語ARS』のルルー編で描く予定だったようだが、あまりにシリアスとなるため没になったようだ)
初期設定では片目の傷はミノに襲われたルルーが反撃で付けたことになっており、当初は初対面時のミノとルルーが敵として対峙していた予定もあったらしい。
GG版『魔導物語』当時の裏設定では、『II』で罠に嵌って地下牢に落ちたルルーがそこでたまたまミノタウロスを助け、そのままミノはルルーを慕って『III』OPで現れたということになっていた。
『鉄拳春休み』ではルルーがサタンと出会ったのと同時期、2年前に「ルルーが危ないところから助けた」ことになっており、現在の基準はこの設定になっている。
声優
尼子狂児 | PCエンジン版『ぷよぷよCD』 |
檜山修之 | PCエンジン版『ぷよぷよCD通』 |
むらさき朱 | 『ぷよぷよSUN』(漫才デモほか)、『わくわくぷよぷよダンジョン』、SS版『魔導物語』、ディスクステーション収録ムービー |
長島雄一(現・チョー) | 『ぷよぷよ〜ん』、『ぷよぷよDA!』 |
手塚ヒロミチ | 『ぷよぷよ!!クエスト』 |
※上記の他、初期の『魔導物語』や『みんなでぷよぷよ』など声の担当者が明かされていない作品もある。