概要
『アイドルマスター2』で初登場した765プロの先輩プロデューサーにあたる秋月律子プロデュースによるトリオユニット。ゲーム内ではプレイヤーのライバルユニットとして登場する。
リーダー水瀬伊織、メンバーに双海亜美と三浦あずさという構成。デビュー曲は「SMOKY THRILL」。衣装デザインも、主人公のプロデューサーが担当するユニットとは異なる、ユニット専用のものとなっている。同じ765プロの所属でありながら、ライバルとして、先輩として、ともに切磋琢磨しながら担当アイドルユニットをトップへと導くこととなる。ユニット名の由来は、メンバーの名前にいずれも水に関する漢字(「水」及びさんずい偏の漢字)が含まれている事から。
なお、『2』では3人の加入理由が明確にされており、伊織は律子と利害が一致した事、あずさは自身の高い責任感から、亜美は単なる好奇心から加入した事が描かれている。また、当初は双海真美もアケマス・箱マスと同様に「双海亜美」名義として活躍した都合上竜宮小町に所属していたが、彼女らが双子のアイドルであった事が発覚するとその話題性からそれぞれ独立するようになり、真美は竜宮小町から外れた状態となっている。
ライバルユニットであるため秋月律子を含めたこの四人をプレイヤーがプロデュースする(選ぶ)事は出来ない。ライブにはプレイヤーユニットのゲストアイドルとして呼ぶことができ他のアイドル同様着せ替えたり躍らせたりすることが出来る。
その後、PS3版ではちょっとだけ4人を(プレイヤーユニットに含めるのではなく竜宮小町支援という形で)プロデュース出来るエクストラストーリーが付いた。しかし本編でプロデュース出来るアイドル達と比べると中身は薄く765プロ全員をプロデュース可能を希望する声も多く上がった。そして続編の『アイドルマスターワンフォーオール』でプロデュース可能となった。
アニメ版では、前半で765プロを牽引しメジャー化するきっかけとして重要な役回りであったが、終盤にはユニットとしての活動だけではなく個々の活動が目立つようになった。ただユニットとしての活動も続けているようでそれは続編のアニメ版『シンデレラガールズ』でも確認できる。
アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ
2024年10月1日にミリシタでも竜宮小町が登場し、「SMOKY THRILL」がプレイアブル楽曲として実装されるようになった。竜宮小町が登場するのはアニマスから約13年ぶりの事であり、かなりのブランクがあった。
こちらでは過労の影響でユニットの考案が出来なかったプロデューサーの代わりに律子が代理でプロデュースする形となっており(そのためアイマス2やアニマスの時とはプロデューサーと律子Pの先輩・後輩の関係が逆転している)、メンバーの多様性から真美に比べて自由奔放さが目立つ亜美が加わった事、そして当初律子自身はプロデュースに専念するつもりだったものの伊織の要望で律子がプロデュースと兼任する形で4人目のメンバーとしてユニットに入った経緯が描かれている。
ちなみに衣装は「ドラゴニック・パレス」となっており、ネーミングは従来の「パレスオブドラゴン」と似たようなニュアンスとなっている。
その他メディアでの扱い
『アイマス2』のコミカライズの「The world is all one!!」では、(『2』を踏襲する形とは言え)765プロ内に別ユニットのSprouTがあるため4人だけを別扱いというイメージが薄く、今後展開があるとすれば同じように「765プロの数あるユニットの1つ」という形ではないかと思われる。
因みに『アイドルマスターシンデレラガールズ』には竜宮小町と同じ伊織・亜美・あずさという構成のユニットが存在する。他の765プロ系のユニットと同様に一律して「765エンジェルス」扱いのため断定は出来ないが(衣装もパレスオブドラゴンやプリンセスメロディ♪を着ていない)、これが竜宮小町を意識したユニットである可能性は高い。
また、『アイドルマスターミリオンライブ!』ではパレスオブドラゴン姿の伊織と亜美が登場している他、『シアターデイズ』では律子の曲名カード「Liar's good bye」の覚醒前のイラストで、ユニットメンバーを意識したように彼女4人の姿が描かれている。
『SideM』では、渡辺みのりのゲーム内ストーリー「アイドル、それは永遠の憧れ… 前編」の1コマ目にカメオ出演している。
PS4の『プラチナスターズ』のCDシリーズ「PLATINUM MASTER 01」には、「竜宮小町」名義ではないが前述の「SMOKY THRILL」に意識したかのような伊織&あずさ&亜美による歌唱曲「SMOKY FRUITS」が登場した。
律子はユニットメンバーに入るのか?
メンバーの構成の関係やメイン曲がトリオ曲であること、アニマスで体調不良のあずさの代わりに律子が代理で歌ったシーンから、メインで歌うメンバー3人でトリオとするか、律子Pも含めてカルテットとするかは意見が分かれる所。律子本人は自分はメンバーではないと断言しているが、律子役の若林直美氏はアニメガイドブックで「4人で竜宮小町」と発言しており中の人と外の人ですら見解に違いがあった。
元々アイマスシリーズでは、大抵の作品ではカルテットでユニットを組むことが出来ず彼女ら4人のみでステージに出しにくかったが(上記の真美も入れて無理矢理フォローさせる手もあるが)、『マストソングス』公式サイトや『アイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズ』等では律子もメンバーの一員とされ、また上記の「パレスオブドラゴン」と「プリンセスメロディ♪」には律子にも専用モデルが存在しているなど、実質的にカルテットユニットとして扱うこともある。しかし現状では、律子ソロ及び4人バージョンの「SMOKY THRILL」のような、歌唱メンバーに律子の含まれる楽曲はCDに収録されていない。
なお、上述の通り、ミリシタに於いてはゲーム内にてしっかりと4人ユニットとして活動しているため、少なくともミリシタでは正式にメンバーとして扱われている(それどころかミリシタ版では律子が竜宮小町の公式センターである)。ただし律子がプロデューサーとしての業務と竜宮小町のメンバーとしての活動の両立に不安を訴えたため、伊織の提案により律子が多忙な時はトリオで活動することになっている。
関連イラスト
関連タグ
アイドルマスター アイドルマスター2 THEIDOLM@STER(アニメ) アイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズ
パレスオブドラゴン プリンセスメロディ♪ ドラゴニック・パレス
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Project Fairy:厳密には異なるが、「ゲーム内で765プロアイドルで結成されたユニット」では先駆者となる。双方とも、長らく再登場の機会に恵まれなかったが2024年に再登場したという共通点を持っている。