概要
本作の主人公とヒロイン(あるいは女主人公)。
ケータとフミちゃんは仲の良いクラスメイトで、よく一緒に遊んだり喋ったりしている。
ケータはフミちゃんに好意を抱いていると見られる描写が多く、特にアニメ版では定番の設定。(それどころかフミちゃんと結婚したいほどに想っていたり、フミちゃんへの気持ちが暴走してとんでもない行動をしてしまうことも。
各メディアの展開
ゲーム
『1』〜『2』までフミちゃんが女主人公を務めていたことから初代主人公コンビとなる。
二人は同じさくらニュータウンに住むご近所さん。
プレイヤーの操作によって相手の家・部屋に勝手にお邪魔しても歓迎してもらえる仕様となっている。
『2』ではアニメ設定の逆輸入がされ、ケータがフミちゃんのことを意識している。
また「奇妙の間」のフミちゃん専用クエストではフミちゃんが他の子に嫉妬している場面がある。
アニメ
アニメ版のフミちゃんはヒロインポジション。
ケータは非常にわかりやすく好意を抱いており、フミちゃんが登場する話では何かと意識していることが多い。チャンスがあればアプローチもするが、天然なフミちゃんには基本的に伝わらない。
アニメではフミちゃんに憑りついた妖怪をケータが何とかするというパターンが確立されている。
しかし(妖怪のせいで)フミちゃんに泣かれたり、ドン引きされたり、怒られたり、ショックを受ける一言を言われたり、フミちゃんからバレンタインのチョコをもらったという幻を見せられたりと、ギャグ・オチ的にはおいしいがケータ的にはあまり報われていない場合が多い。
そしてフミちゃんは美少年化したキュウビにも好意を抱かれアプローチされているが、やはり天然なので全く気付かない。
しかしダリスやのらりくらりの回などから、フミちゃんは普段のケータに対してとても好意的である。
問題の回
第60話 しきるん蛇の回ではなんと、ケータがフミちゃんに対してドM願望があったという事実が発覚。進学や就職はおろか人生の全体に対して彼女に仕切られたいという、まさに「ダメ人間」ぶりを爆発させた。
「全てを仕切られる俺は…とても…とても幸せなのであった…!」
「こんな幸せな世界を教えてくれるなんて…ありがとう!!しきるん蛇ぁ~!!!」
絶望的なまでに情けない妄想に浸っているケータの姿に、ウィスパーは呆れ、フミちゃんはドン引きして帰ってしまい、しきるん蛇すらも呆れてメダルをポイと投げて帰ってしまう程で、完全に道を踏み外しかけている…。
そんなケータのダメな姿に、ウィスパーは…
「正直…キモかったッス…」
第82話 やきモチの回ではフミちゃんがやきモチにとりつかれ、ケータの事でヤキモチを妬くというケータにとって最高の事態が訪れる。
「絶対に妖怪のせいだ」と言うウィスパーに「フミちゃんの本心だ」と言い張るケータという、普段と立場が真逆になるという事態が起きるが、段々ヤキモチがエスカレートして大変なことになってきたためケータは泣く泣く妖怪のせいだと認めるのであった。
第170話 けちらしの回では、ケータの部屋に舞い込んできた髪の毛を何を思ったかフミちゃんのものだと思い込み、匂いを嗅いだり舌で舐めたりとお子様には見せられないような行動のオンパレードであった。
これにはウィスパーとジバニャンもドン引きして
「さすがのアタクシもついていけないでうぃす…」
「控えめに言っても超キモいニャン…」
妖怪に取り憑かれていないのにも関わらずフミちゃんの事となるとここまで強烈な行動をしてしまうケータは果たして"普通"なのだろうか…
しかし言ってしまえばこれらは、ケータ自身の意思ではなくケータがこれらの行動をするように脚本を書いたアニメスタッフのせいなので、脚本に弄ばれるケータも大変である…
コロコロコミック
フミちゃんの出番自体が少ないが、妖怪のせいでクラスから孤立しそうになったフミちゃんをケータが妖怪ウォッチを駆使して助けるなど、ケータが男気を見せる場面がある。
ちゃお版
ちゃお版でも友達同士だが、フミちゃんからのケータへの「付き合う相手」としての評価は散々である。
但しお花見にやって来た際、フミちゃんがケータに女心を鷲掴みにする台詞を要求したり、学校でケータがクマやカンチがクラスで誰が一番カワイイか話している際にケータがフミちゃんの名前を出すと、それがたまたま耳に入ったフミちゃんが顔を赤らめて照れるなどケータに好意を持たれる事自体はまんざらでもないようである。
またキュン太郎のしわざでケータがノリちゃんを好きになった際、フミちゃんは怒りを露わにしている。
夏祭りではバクロ婆に取り憑かれたケータが「俺 フミちゃんにドキドキしちゃうよ―っ!!」とフミちゃんへの素直な気持ちを口にした。
更に一緒に出かけたり、フミちゃんの自室で宿題するなど仲良さそうなシーンもある。
ケータとフミちゃんの母親同士も仲良しなど、美味しいシーンもそこそこあるのが特徴である。ちなみにちゃお版作者のもりちかこ先生曰く、「フミちゃんはケータのことを意識はしていると思う」とのこと。かわいい二人だそうだ。
妖怪ウォッチ むかしばなし: せかいのおはなし
妖怪ウォッチのキャラクターが世界の童話の登場人物を演じてお話を再現している本。
「長靴をはいた猫」でケータは三男役、フミちゃんは王様の娘である姫、「白雪姫」ではフミちゃんが白雪姫、ケータが王子様の役を与えられているので、「長靴をはいた猫」と「白雪姫」内で結婚している。
黒い妖怪ウォッチ
他媒体とは異なり、ケータ(クズ)とフミカ(クズ)のカップリング(?)という事で解説する。(言わば番外編)
お互い黒い妖怪ウォッチの力でけむし男とカマキリ女にされるが、アニメ第161話におけるけむし男の体毛をカマキリ女がむさぼるシーンが一部の視聴者に突然のケーフミ?と思わせた。(カマキリ女曰く味はマズい。)
ちなみにフミカが妖怪化される前に、けむし男は彼女をクズ女呼ばわりしかしなかった為、面識は無いようである。
pixivでは
ケータとフミちゃんが一緒にいるイラストに付けられている事が多い。ただし、フミちゃんメインの場合やフミちゃんにウェイトが置かれた作品の場合は「フミケー」タグが付いている事が多い。
関連イラスト
関連タグ
別表記:フミケー
ネタバレ
※ネタバレ注意。
劇場版4作目は未来の世界が舞台となり、ケータの娘である天野ナツメが主役として登場する。また、ケースケという名のナツメの弟もいる。
実際に劇中のラストではケータの妻(ナツメとケースケの母)が登場、コミック版の最後のシーンで帰宅したケータと妻が「ケータ君」「フミちゃん」と呼び合っていたので、ケータの想い(妄想)が現実となって結婚したことが明らかとなった。
アニメシリーズのケータ編では特に結婚するまでの経緯が描かれることなく終わったが、TVシリーズ版シャドウサイド終了後のアニメ新シリーズ妖怪ウォッチ!では舞台が再び現代に戻り、天野家が木霊家の隣に引っ越したことでケータとフミちゃんの家が隣同士になったことが明かされている。
今後、ケータとフミちゃんが結婚に至るまでの話が語られることもあるのだろうか……?
妖怪ウォッチ!で早速シャドウサイドに繋がる要素が断片的に描かれた。
第2話「妖怪フクリュウ」ではケータがフミちゃんとの結婚を妄想するシーンで息子をケースケと名付ける発言をしている。