概要
「映画妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!!」のEP4に登場する妖怪。
妖怪ウォッチの世界におけるサンタクロースご本人。もっさりとしたおひげにポッチャリとした体形で、とにかくとてつもないくらい大きい妖怪(作中では数十階もあるビルほどの大きさだった)。
体重も体形に見合って重いが、自力飛行能力も持つ。また非常に強くパンチ一発で妖怪をKOできるほどである。
自らもサンタクロースとしてプレゼントを配っているが、非常に忙しい為、様々な妖怪達にサンタ当番という役割を与え、世界中の子供たちにプレゼントを効率よく届けるようにしている。
サンタ当番のルールを破った妖怪の前に現れては注意などをする(子供が希望していないプレゼントをあげてはいけない)が、自分も心根の優しさからルールを破ってしまう事があり、その度にペナルティとして膨れ上がった結果、今のような巨体になってしまった模様。
役目さえ果たしていれば細かいことは言わない性格のようで、アニメ49話ではコマ兄弟に、映画ではUSAピョンにさくらニュータウン周辺のサンタ当番をまかせたが、タクシーを使ったコマじろうやイナホを同伴したUSAピョンの行為を咎めていない。
201話ではプレゼント配達リストを預けられた立場を悪用してケータや妖怪たちを脅迫したオトナカイを制裁しているが、これは彼が一線を超えた故で、毎年のようにおもちゃの大人買いを繰り返していたことには目をつぶっていた。
ポカポカ族のような設定であるが、すでにポカポカ族にはサンタクロース似の妖怪サンタク老師がいる為、ブキミー族となっている。
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ネタバレ
以下、映画に関わるネタバレ、およびUSAピョンに関する重大なネタバレが含まれます! |
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彼こそが、ヒューリー博士とチビ(後のUSAピョン)の両者を出会わせ、未空イナホが妖怪達に関わる遠因となった張本人である。
アニメでもヒューリー博士とチビの出会いは描かれていたが、映画ではその詳細が描かれた。
クリスマスイブの夜、ウサギ小屋にいるウサギたちは人参をプレゼントされていたが、よそ者であるチビには何一つとしてプレゼントは来ず、彼は飢えと寒さで苦しんでいた。そんな時、風で飛んでいった大事な資料を追ってヒューリー博士がウサギ小屋にやってきた(風の正体は巨大サンタの妖力)。何とか資料を取り戻したヒューリー博士は虚ろな目で立っているチビを発見。天才ゆえに孤立していた自分と重ねて彼を飼う事を決心した。その様子を巨大サンタは温かく見守っていた。
もし、巨大サンタが彼らに関わらなかったら、チビは遅かれ早かれ餓死か凍死に、ヒューリー博士は孤独な化学者に、そしてイナホはただの全方位オタクの普通の女の子のままだった。まさに巨大サンタは彼らの運命を変えたといっても過言ではない。
USAピョンはチビ時代の時にプレゼントをもらえなかった事に憤慨していたが、上記の事情を知り、物でなくても自分はプレゼントをもらったと理解し、巨大サンタに感謝するのであった。