バットバス「難しいことは言わねぇ。とにかく急成長エキスをブチ込めぇ!」
ミザルス「了解!このミサイルにたっぷり仕込んである!!」
登場話数:第四十八章「モークの最期」
概要
宇宙海賊バルバンの4軍団のうち、バットバス魔人部隊(バットバス特殊部隊)に属する魔人の一人。作中に登場した最後の魔人でもある。
バットバスをして「切り札」と言わしめるなど厚い信頼を寄せられており、緑色の装甲と背負っている巨大なミサイルが外見上の特徴。戦闘の際には弾頭が青く塗られた爆破ミサイルを発射する他、両腕に備わった多数のシリンダーからも小型のミサイルを乱射する。
また、背中のミサイルは急成長エキスを積載した赤い弾頭のものも存在する他、任意で自爆装置を作動させることも可能で、いざという時にはこれを利用して相手に組み付き、道連れに及ぶことも可能である。
作中での動向
作戦参謀のビズネラまでも喪い、追い込まれる格好となったバットバスは、遂に「切り札」ともいうべき最後の部下・ミザルスを招聘。地球魔獣の急成長を彼の手に委ねることとなる。
ミザルス「俺達は!」
ヤートット「バットバス特殊部隊!」
ミザルス「半べそかいてる!」
ヤートット「ギンガマン!」
ミザルス「最後に勝つのは!」
ヤートット「俺達だ!」
ひたすら地球魔獣に急成長エキス入りの大型ミサイルを撃ちまくるという、最早作戦の体すらなしていない指示を下されたミザルスはヤートット達を引き連れて行動を開始。とある地下に出現した地球魔獣にミサイルを撃ち込もうとし、さらに地球魔獣がその場から移動を開始するとすぐさまその後を追うこととなる。
当然、ギンガマンもその企てを阻止すべく立ちはだかるのだが・・・彼等との戦闘の最中に突如として転生が解除されるという非常事態が発生し、みすみすミザルス達を取り逃がしてしまう。地球魔獣による汚染は既に地上にまで顕在化し、ひいてはアースまでも蝕むことで、ギンガマンにとってこれを行使すること自体が毒を飲むのも同然、という事態にまで至っていたのである。
そんなギンガマンの苦境を後目に、ミザルスはトンネル内に現れた地球魔獣の元へ辿り着き、目論見通り急成長エキス入りのミサイルを撃ち込もうと迫るが、転生できなくとも戦士としての使命を全うしようとするリョウマ達に、再びその動きを阻まれてしまう。さらにそんな5人の姿を前に、モークも意を決して地球魔獣による大地の汚れをその身に一手に引き受け、これによりリョウマ達が再びアースを使える状況を作り出すことに成功する。
ミザルス「貴様等どこまで邪魔する気だ!?」
リョウマ「お前達を倒すまでだ!」
モークの導きにより転生可能となったギンガマンに対し、ミザルスは小型ミサイルの乱射で一旦はこれを追い詰め、止めとばかりに爆破ミサイルで追い打ちをかけてみせるが、機動馬ガレオパルサーにこれを耐えきられた末に獅子の装光で吹き飛ばされてしまう。
バルバエキスを飲んで「貴様らだけは許さん」と激高してからの巨大戦でも、ギンガイオー相手に小型ミサイルの連射を見舞いながらも通用せず、破れかぶれで相手に組み付いて自爆による道連れを狙ったものの、ギガフェニックスによるフェイント攻撃で逆に自らが羽交い締めにされたところに銀河獣王斬りが炸裂。それと同時に自爆装置までも作動してしまい、ミザルスは自滅も同然な最期を迎えたのであった。
こうして配下全てを失い、一方ではなおも地球魔獣の急成長という目的を達せぬままでいたバットバスは、いよいよ自らがこれを遂行する立場へと、否応なしに立たされることとなるのである・・・。
備考
デザインは下條美治が担当。ミサイルをモチーフに、バズガスの造形物の流用・改造を前提としてデザインが起こされたことが明言されている。デザイン作業はかなりギリギリのスケジュールで行われたようで、デザイン画稿も特に着彩されていない線画状態のものが残されており、カラーリングも恐らくは現場判断で決められたことが窺える。
関連タグ
ネイカー、怒涛武者、デスフィアス:いずれも他の軍団における、切り札的存在の魔人達
ミサイルザリガニ、バラミサイラー、ハッシャボタンリガニー/ハッシャリガニー:いずれもスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、ミサイルがモチーフの戦隊怪人達。
ジゴクネジラー←ミザルス→夢幻サイマ獣バハムー