クランチュラ「一瞬で勝負を決める邪面獣だ! 押せ、発射ボタン!」
データ
身長/50.8m
体重/1993.2t
闇獣/リガニー
邪面/発射ボタン→弾丸の発射を決定する地球のボタン装置
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概要
クランチュラが、ザリガニに似た闇獣・リガニーに地球の装置「発射ボタン」を模した邪面を被らせた邪面獣。
邪面は単眼の様に見える、巨大な赤いボタンが目を引く鉄製の発射ボタンを模した様な形状。ギザギザした歯が並んだ口があり、頭部と側面に角が生えている様に4本のミサイルが備え付けられている。
その特徴的な邪面に備え付けられているボタンを自ら押す事で頭部に換装された4本の高火力のミサイルを0.001秒の速さで射ち出し、敵を木っ端微塵に粉砕する文字通りの一撃必殺型。
しかし、ミサイルを発射するには必ず「ボタンを押す」手順を踏まなければならず、その間は隙だらけになるのが欠点である。
ただよく見ると、『押すボタンが邪面の真正面(※距離的にリガニーの手から最も遠く押し難い位置)』『飛び道具を持っているのに中距離から早撃ちガンマンの感覚で撃とうとした』等、仕様・運用方法にクランチュラの趣味嗜好が裏目で出てしまった点が散見される。
活躍
リセットボタン邪面がガルザによって処刑された事で『闇の保険』が適用され出現。
クランチュラの指示で邪面のミサイル発射ボタンを押してキラメイジンを爆撃しようとするも、直前にエクスプレスに乗ったキラメイジンの『キラメイエクスプレスブレイク』で一刀両断にされ瞬殺、撃破されてしまった。
登場してから倒されるまでわずか70秒弱。キラメイジンの出撃・合体シーンを除くとハッシャボタンリガニー自体は20秒も映っていない。戦闘どころか登場して一瞬で終わりという戦隊史上類を見ない出オチだった。
そしてこの顛末を見届けたクランチュラは余りの悔しさに地団駄を踏んでいた。
クランチュラ「あっ……発射する前にやられた……嫌~!悔しい悔しい悔しい、くやし―――っ!!」
その後、今回の戦いでの反省を踏まえて、ボタン式を撤廃してミサイルを自動で連射できるように改良されたハッシャリガニーがエピソード16に登場した。
余談
意外にもストレートにミサイルをモチーフとした戦隊怪人は久しぶりで、星獣戦隊ギンガマンのミザルス以来になる。
『完全読本』によれば、リセットボタンのボタン要素からミサイルの発射ボタンがモチーフになったとのこと。また、デザイン画には「ミサイルで全てを無にする」「物理的リセットボタン」とも記されている。
関連項目
ミサイルザリガニ:『科学戦隊ダイナマン』に登場したメカシンカ第1号。ザリガニとミサイル両方の特徴を併せ持った祖先と言うべき存在。また、出オチ戦隊怪人にかかわらず等身大必殺攻撃を打ち破った実力も兼ね備えている。
レーザートカゲ、ショートのザンKT3:総登場時間が30秒程度だった、出オチ戦隊怪人の代表格。
妖怪オオグモ、バジリスクマイナソー:近年登場の出オチ戦隊怪人の先輩達。だが、2体とも新戦士の登場直後に倒された事に関与した共通点があり善悪双方に強い印象を残す様に優遇された出オチ戦隊怪人達でもある。
バドリュード:こちらは完全出オチ系ウルトラ怪獣。登場から30秒、戦闘時間6秒で肉弾戦すらなく秒殺された。