ヨドンナ「ほうら。 ボクのお陰で、やっと闇エナジーが貯まった」
クランチュラ「ネコカンリガニーを、召喚するのか!?」
ヨドンナ「名前なんかどうでもいい。 大事なのは強いかどうか、役に立つかどうかだ。
来い、邪面獣! 町中ズタズタに、引き裂いてやりな!!」
データ
身長/50.2m
体重/1990.8t
闇獣/リガニー
邪面/猫缶→猫用のウェットフードが詰められた地球の缶詰
ハッシュタグ/#マネキネコ邪面 #猫缶 #ギガントドリラー #ワンダー温泉 #同時フィニッシュ
概要
クランチュラが、ザリガニに似た闇獣・リガニーに地球の缶詰「猫缶」を模した邪面を被らせた邪面獣。
邪面は餌を奪い合う二匹の猫の口が目の様に見えるイラストがプリントされた、開封済み缶詰を逆さにした形状をしており、缶詰の中身である魚の尻尾が舌の様にはみ出している。また、真ん中にプリントされた魚の骨のイラストが猫の鼻を連想させ、まるで目を爛々と輝かせて獲物を品定めする猫のようにも見える。
素体のリガニーの体形や姿勢も合わさり、全体的な外観が缶詰を頭に被り後ろ足で立ち上がった猫その物を思わせる。
猫の様にしなやかに飛び回り、ギガントドリラーの重い一撃すら喰らった瞬間に後ろへ宙返りして威力を殺す受け身も可能。両腕の爪より繰り出す引っ掻きはビルをいとも簡単に粉々へ変え、伸ばした舌で中距離の敵を打ち据える技も使える。
総じて猫、あるいはネコ科動物の身体特徴を再現した素早く柔軟な格闘能力を獲得しており、それへリガニーのパワーも相まって近接戦へ非常に強い邪面獣へと仕上がった。
ただしこちらも、猫と同じく水に濡れるのを苦手としている。
活躍
対になる邪面師マネキネコ邪面は『地獄ネコミミ作戦』を遂行、猫に変えた人間を増やす事で社会を麻痺させて闇エナジーを集めようとするも、余りに効率が悪かった事からヨドンナ(及びヨドン皇帝)のテコ入れで猫化した人間を凶暴化させ広範囲で一気に混乱を引き起こす方法で規定量の闇エナジーを短時間で捻出。
猫化した充瑠と戯れていたクランチュラを差し置き、彼の杖を持ったヨドンナの手で地球に召喚される。
両腕からの高速引っ掻きでビルを手当たり次第に壊しまくるも、すぐに繰り出されたギガントドリラーと交戦。しかし怯まず伸ばした舌で打ち据える、マウントを取った所で放たれたドリラーナックルの衝撃を後ろへの宙返りで受け流す等、猫の如き動きで優位に立ち翻弄する。
しかし諦めないギガントドリラーは、ドリジャンの姿に戻ってすぐ下の地中へと潜行。地下深くにあった温泉を掘り当てて地表に噴出させ、水が苦手なネコカンリガニーに直撃させる奇策を実行し成功させた。
そして効果は覿面で、大量の水を浴びたネコカンリガニーはその場でパニックを起こし動きが止まってしまい、最後はそこを『ワンダードリルブレイク』で貫かれ爆散。マネキネコ邪面と同じタイミングで敗北した。
余談
缶詰モチーフの戦隊怪人は非常に珍しく、『秘密戦隊ゴレンジャー』のカンキリ仮面位しかいない。ただし缶詰単体ではデザインが膨らませ難いのも事実で、カンキリ仮面は缶詰の蓋開け(缶切り)、ネコカンリガニーは猫やその好物(魚)を合わせた複合モチーフで表現されている。
今回の一件で(命だけはかろうじて免れたものの)クランチュラはヨドン皇帝から正式に見限られた為、事実上本編最後の邪面獣となった。
舌を武器にする設定は、ライオン等大型ネコ科動物の舌が人間に取って凶器に成り得る事から来ていると考えられる。猫の舌はざらついているのだが、これをライオン等のサイズに拡大すると人間の皮膚を下の肉諸共削り取ってしまうやすりの如き代物へ変わるのである。
関連項目
本編最後の一般巨大戦力
クワガタゾード←ネコカンリガニー→ダイニンジンワルド/ダイサファイアワルド/ダイコウモリワルド