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「全ての魔進どもが揃っての全面対決宣言、この耳でしかと聞き届けた。その返答だ……。改めて宣告する。地球は、我が支配する……」
「今すぐにでもこの手で自ら蹂躙してやりたいが、この大地にはまだ淀みが足りぬ……。故にしばらくはこの地では、ヨドンナの姿をとるが、我の降臨は近い。その時が、貴様らの終わりの時だ!」

CV:山路和弘
スーツアクター:岡田和也

データ

身長/55.7m~210cm
体重/723.4t~273kg
邪面/汚染→ジャメンタルを帯び、宇宙最強の硬度を持つ邪面
ハッシュタグ/#ヨドン皇帝 #蛇 #カナエマストーン #エンペラーガードベチャット #マブシーナ #魔進戦隊キラメイジャー #最後の行に必ず面の漢字

概要

闇の帝国ヨドンヘイムの皇帝。
美しい物を嫌い、汚し尽くして闇の世界を広げるべく、部下達に侵略活動を行わせている。

物語中盤までは、赤い目を光らせて唸り声を上げるシルエットでのみの登場だったが、その実態は身体は黒い泥に塗れた毒蛇が寄り集まった様な、極めてグロテスクな物で、胴体はタコの様な怪物を思わせる形状になっており、胸には蛇の頭蓋骨が埋め込まれたオレンジに光る2つの発光体を持つ
左腕は棘の生えた尻尾を思わせる太い触手になっている他、下半身前は蛇の皮で作られた前掛けで覆われている。
かつて自らが最初に造り出した王冠型の兜に、格子状の口から漏れ出す緑色の吐息が髭のように見える人面を貼り付けた様な造形を持つ「汚染」を模した、専用の邪面を被っている。
更に左右には別の邪面が蝶番でくっ付いていて、これを中央の邪面の上に被せる事で、その邪面に紐付いていると思われる人物へと憑依・化身が出来、左側の爪を突き立て襲い掛かりそうな舌を出して嘲笑する表情を象った青い略奪の邪面を被った姿がヨドンナ、右側の複数の棘を生やした鬼の形相を象った赤い破壊の邪面を被った姿がシャドンとなる。
また、倒されたシャドンに代わってガルザを新たに取り込んだ際には、元々赤い邪面があった部分が顔を強張らせた、怒りの表情を象った黒い邪面に変化している。

センシティブな作品


この邪面の下の素顔こそが他ならぬヨドン皇帝の唯一の弱点であるが、邪面は宇宙最強の硬さを持ち、魔進ザビューンのロレンチーニサーチを以ってしても「破壊不可能」と結論付けられている。そして素顔は複数の三つ編みの髪を生やした、蛇がだまし絵のように寄り集まる醜悪かつ不気味な物で、両側の蛇の目で両目、真ん中の蛇の舌で唇を形成している。

エピソードZEROから存在が示唆されてきたが、長らくキラメイジャーはその存在を知らず、秘書官ヨドンナの登場で発覚する事となった。

そして、エピソード34で時雨と為朝に追い込まれヨドンナがノックアウトされた際、巨大戦の最中のガルザに救出を命じる、と言う形で間接的に登場。
以前からオラディンやガルザとイメージを共有していた充瑠も、ガルザに呼びかける皇帝の声を聴いており、帰還後に血相を変えて書き上げた絵には皇帝のシルエットが描かれていた。

程無くして実は、ヨドンナの身体を憑代として地球侵略の最前線に出て来ていたのが、エピソード37で判明。前回でターンテーブルゴモリュウが総出撃したキラメイ魔進に押し負けたのへ対抗して、ヨドンナを介してガルザを動かしオラディンを戦場に引っ張り出した末で、ヨドンナの意識を眠らせた上でとうとう彼女の中より顕現、キラメイジャーの眼前にその姿を晒した。

本人曰く、まだ地球に「淀み(=闇エナジー)が足りない」事から直々に降臨が叶わず、全力も出せないとの事。しかしその状態でも左腕から出した無数の触手を振り回す事で、魔進ロボット達を一歩も動かず軽く一蹴、余波で町の一区画を瓦礫の山に変える等、邪面獣等とは桁違いの底が知れない実力を見せ付けた。また、腹部から闇の矢を無数に発射したり、右腕や目からは高い破壊力を持つ赤色の電撃を放つ事が出来る。身体がヘドロで構成されているので、腕等を切り落とされても短時間で再生、自らの攻撃で自爆してもある程度の時間を経て身体を再構築・復活する不死身に近い回復能力も持つ。
その後、人格が表に出せる様になってからは、ヨドンナを介して完全なる地球への顕現の為、行動を活発化させていく。

尚、ヨドンが顕現している際の依り代は意識を失っており、自分よりヨドンが顕現したりまた自分の中に戻った事を認識出来ない。但し、一部始終を見ていた第三者から、その事実を知る事は可能。
このヨドンナの意識が、仮初の肉体を作るに当たって始めから意図的に備わっていたのか、成り済ましていく内にイレギュラーとして発生したのかは現状は不明だが、取り込んだ意識は一面の赤色の精神世界にポツンと置かれた玉座に着座する事で、表に出る意識の依り代が入れ替わる仕組みになっている。
ヨドンナとシャドンは実体を持たないヨドンの別人格だが、消えた人格の補填として他人を取り込む事も可能。

強者が「役に立たない」と判断した弱者を容赦無く切り捨てる、策略等の道具として使い潰す光景がよくあるヨドンヘイムの頂点なだけあり、その本性は自分本位で冷酷傲慢。
その一方で、有用と判断した者はなるべく長く使い続ける為、表向きの丁重な扱い方をして信用を築く振る舞いを続ける腹芸も上手い。
但し、そこにはコンプレックスの様な物は無く、後述する前歴からして猛獣界における弱肉強食の常識・感覚はそのままに、文明社会の知恵知識を身に着けた心理構造を有しているとも考えられる。
それ故に基礎の思考こそシンプルだが、弱肉強食の感覚の上で知能を巡らす為、敵を遠大な策謀に嵌めて滅ぼすのは勿論、味方もいい様に増長させた末に、切り捨てるか使い潰した挙句、最終的に敵味方等しく糧として食らって自身だけが『孤高最強の存在』で在り続ける思考を確立している様で、結局自身以外の他者を認めず、その命まで奪おうとする強欲で危険な存在と化している。

必殺技

  • 闇火球ヨドンデストロイヤー

胸部から放つジャメンタルのエネルギーボール。最大出力で放てば地球を一瞬で汚染出来る程の威力を持つ。
ヨドン軍の作戦がヨドン皇帝の来臨を最終目的としていたり、その作戦が失敗続きになっていた状況でもヨドンが大して焦らなかったのは、この技を用いて侵略対象の土地を一瞬で汚染し領土とする方法が使えたからである。

邪悪な淀みは、輝きの英雄を飲み込んでいた(エピソード42~44)

ガルザ「ヨドン様。このガルザ、ついに覚悟が出来ました」
「何だ? ガルザ」
ガルザ「シャドンの代わりに、私をヨドン様の中へお迎えください」
「我が意識の1つとなるというのか?」
ガルザ「はい。そもそも、私は力を求めてヨドンヘイムの一員となりました」
「我の力が欲しいか?」

ヨドンヘイムにて、ガルザから「倒されたシャドンの代わりに自身を新たなる人格として取り込んで欲しい」との進言を受ける。
ガルザはヨドン皇帝と1つとなって、自らが皇帝の先兵として地球の大部分を汚し、皇帝が地球に降臨できる準備を整えようというのだ。

「良かろう、我の中に来い!!」

ガルザの進言を承諾したヨドン皇帝は、新たな右側の邪面の依り代として取り込み、力を増幅させたガルザを使って人間をベチャットの様な異形へと変貌させる闇の霧で大気を汚染、自身が降臨できる濃度の闇が広がったのを乗じて遂に地球に降臨した。

「とうとうこの時が来た! 地球を蹂躙する時がな!」

降臨したヨドン皇帝は地球をヨドンヘイムの植民地にすべく、本格的に破壊活動を開始しようとするも…。

「うっ!? あ……あぁ……! 身体が……動かん!?」
ガルザ「効いたようだな、フハハハハ!!」

なんと、ガルザと共謀していたクランチュラによって、意識を弱体化させる特殊爆弾を投げ付けられて、身動きが取れなくなってしまう。
ヨドン皇帝は自身の力を手に入れようとするガルザの計略に嵌ってしまったのだ。

ガルザ「俺は最初から、この瞬間を待っていたのだ!!」
「ガルザァ……貴様ァアアア!!」

精神世界にて、ガルザの謀反に怒り襲い掛かろうとするもガルザの一撃を受けて意識が崩壊・霧散。残った肉体と力を乗っ取られてしまった
他者を平伏せさせる力に執心するガルザに対しては、ある程度の警戒心を有していた様だが、前話で直接解雇通知を言い渡し始末した筈のクランチュラが、ガルザに助けられている可能性を考えなかった結果、自らへの忠誠心を失った旧配下に痛烈な横槍を刺された挙句、アッサリと下剋上を果たされる事になったと思われていた。




だが、この事態はヨドンの想定通り。続くエピソード43で、充瑠からカナエマストーンを4つ揃えればどんな願いも叶う」と聞いたガルザの不意を突く形で復活。

「それは良いことを聞いた……」
ヨドンナ「えっ!? ヨドン皇帝!?」
ガルザ「貴様!? 生きていたのか!?」

「ガルザ、そこは貴様の場所ではないわッ!!」

「こいつはもう用済みだ。我が消した『ガルザの記憶』を、お前は蘇らせてしまった……」

精神世界にてガルザを攻撃し、自らの肉体の主導権を奪回すると共にガルザを放り出し、充瑠/レッドに向かって「ガルザの記憶を思い出せた」と呟く。
激しく狼狽するガルザに、ガルザの記憶に関する真相を自ら告げた。

ガルザ「俺の記憶とは何だっ!?」
「我はクリスタリアの英雄たりうる、お前たち兄弟が脅威だったのだ…」

ヨドン皇帝はオラディンとガルザ、クリスタリアの英雄に成り得る兄弟2人を危険視しており、その結束を破壊する為に幼少期のガルザを洗脳、同時にそれ以前の記憶(=オラディンとの優しい思い出等)を改竄する事で「裏切りの鬼将軍」へと至る道筋を作り上げていた。
結果、書き換えられた感情と記憶のままに生きたガルザは、まんまとヨドンヘイムの思惑に従ってしまい、クリスタリア陥落に加担。
それ以降も尖兵として動き続け、皇帝が顕現する為のジャメンタルを高め続けていた。

前話でヨドンが、ガルザにアッサリ下剋上で討たれたフリをしたのは、その時点ではまだ彼に利用価値があると踏んでおり、より増長させて自身が裏で操り易い様にする自作自演。
むしろヨドンヘイムに憧れていると思い込まされ、自らの意志でヨドンの許に下った時点で、ガルザは既にヨドンの操り人形に堕ちていたのである。
またここから、エピソードZEROでのガルザの裏切りによるクリスタリアの陥落は『ヨドン皇帝がガルザを駒に進めていた裏工作が成就した瞬間』でもあった事になり、この時点から物語に大きく関わっていた事が発覚した。

「ご苦労だったガルザ……もう、消えろっ!! 2人仲良くあの世へ行くが良い……!」

自らが降臨できる準備も整っている為、利用価値はないと判断したヨドン皇帝は電撃を放って、充瑠を含めガルザを始末しようと迫る。
ガルザは今までの贖罪の為に立ち向かうも、ヨドン皇帝は力の差に物を言わせて叩きのめし、電撃を放ってガルザを抹殺した。

充瑠「ガルザーーーーッ!!」

「貴様もくたばるがいいっ!!」

更に失意に浸る充瑠にも容赦なく電撃を仕掛けて、変身解除に追い込み、衝撃の拍子で充瑠は崖の底に転落してしまう。
充瑠を助けようとキラメイジャーと魔進オラディンを妨害する様に、猛攻を仕掛け撤退に追い込み、今度こそ自ら地球を手に入れるべく野心を燃やしていた。

「カナエマストーンを4つ揃えると、願いが叶うらしいなぁ? 地球はもう、我のものだ……! フハハハハハ……ハハハハハ……! ハーッハハハハ……!!」

そしてエピソード44、『全宇宙をヨドンヘイムへと変える』願いを叶えるべく、キラメイジャーの有する残りのカナエマストーンを全て奪う為に地球へ自ら襲来。キラメイジャーを呼び寄せる為に街を蹂躙し、破壊の限りを尽くす。
これへ対して、充瑠を失ったショックを堪えつつも立ちはだかるキラメイジャーは、3つのカナエマストーンの力でヨドン皇帝を封印した所を叩く作戦に打って出る。

まずはオラディンのキラメンタルをエネルギアで増幅して、石化封印光線を生み出すも、ジャメンタルが高まった今現在のヨドンには効かず。
しかし、それも予期していたので、CARATが突貫で作り出したアダプター越しにリバーシアの時間逆行を使って、ヨドンの状態を初顕現の頃に戻し、ヨドンナの姿へした所に封印光線を浴びせて石化させる。
そして、そこにゴーキラメイブルーからデストリアを押し当てられて、破壊されそうになるも、

「良い、まだ手はある。封印されたのは貴様だ。貴様が消えれば封印は解けるはず……」

精神世界でヨドンナを攻撃して切り捨てる事で、憑代との紐付けを解除、封印を逃れ元の姿へと戻る形に成功(但し、この時点では略奪の邪面は消滅する事なく残っている)。

「クククッ……!ハッハッハッハッ……!! 知恵を絞ったつもりだろうが、我には通用せぬわっ!!」

復活したヨドン皇帝は二大巨神を終始圧倒、弱点である素顔を守る邪面はありとあらゆる物が効かない宇宙一の硬さの為に、有効打を与えられないキラメイジャーを追い詰め、合体解除に追い込む。

「貴様らは我を怒らせ過ぎた。消えて無くなれ!!」

魔進から放り出された4人を消し去ろうとするも、傷を負いながら駆け付けたシルバー/ギガントドリラーの攻撃を受けて怯み、続けてキラメイジンの追撃を喰らってしまうが、ヨドンデストロイヤーを放って二大巨神を再度圧倒。最大出力のヨドンデストロイヤーで全てを吹き飛ばさんとするが、突然背後から襲ってきた魔進ジョーキーの突撃を受けて転倒、自分がヨドンデストロイヤーの下敷きとなって大爆発に巻き込まれてしまった

実はガルザとレッド=充瑠を始末したと思っていたあの瞬間、ガルザは身体を捨て魂をジョーキーへと移し、自らがこの世より去るのと引き換えに充瑠を救助していた。
更に、キラメイジャーに便乗してヨドンヘイムに帰って来ていたクランチュラが、後の交渉材料としてヨドンヘイム内に保管してあったイリュージョアを持ち出していた。
そして、その充瑠とクランチュラが合流してジョーキーに搭乗、奇しくもガルザと深い繋がりを持つ者達が一斉に地球へ戻って来た結果、以前の自作自演と違う本物の横槍をヨドン皇帝は刺されてしまった。

それでも身体を再生してしぶとく立ち上がり、帰還した充瑠が加わりフルメンバーとなったキラメイジャー、ジョーキーが加わり遂に勢揃いしたキラメイ魔進との最後の決戦が幕を開ける。

全てを飲み込もうとした『皇帝』を名乗る怪物の最後(エピソードFINAL)

身体を再生させ、キラメイジャーの殲滅の準備を整えたヨドン皇帝。すると辛うじて持ちこたえていたヨドンナが力を振り絞り、自分の存在意義について問われる。すると…

「……弱さだ」

ヨドン皇帝はそうヨドンナに淡々と返すと、ヨドン皇帝は自らの前歴について語り始めた。

元々は淀みの中に生まれた蛇の化身(※広義では闇獣の一種とも取れる)であり、当初はベチャットにも劣る弱小な存在に過ぎなかった。
だが、ある時何処からか「天啓」を受け、自ら最初の邪面を鍛造、それを被る事で無敵に近い戦闘力を獲得し次々と相手を殲滅、倒した相手の屍を食らう事で巨大化・強大化を重ねた末にヨドンヘイムの頂点へ立っていった。
その過程でヨドン皇帝はいつからか無意識に「仲間」を求め、頭の中にヨドンナとシャドンの人格を作り出していた。

「我は気づかぬ内に、最も忌み嫌う『仲間』を求めたのだ。それは即ち、我の心が生んだ弱さの象徴。それがある間は真の強き者では無い……」

しかし、そうした心の動きをヨドンは『自らの弱さ』と捉えており、分離した人格達の事を内心疎ましく思っていた。
それを聞いたヨドンナは『弱さの象徴』たる自分が消えれば、皇帝は最強になるのを理解すると(無理気味に)喜びながら消滅を選び、彼女の最期を見届けた(同時に略奪の邪面も消失した)。

「我は今こそ、孤高の存在となった……」

そして、これを持って「自身は精神的にも孤高で最強に成った」と自負したヨドン皇帝は、噛み付いてきたジョーキーに電撃を流し込んで振り払ったが、キラメイジンとギガントドリラーに集中的に邪面を狙われ、ギガンドドリラーのドリラーナックルを喰らって転倒するも、宇宙最強の硬さを持つ邪面で波状攻撃を全て受け切ってしまう。

「この程度か。片腹痛いわ!さらばだ、キラメイジャー……!!」

そして、キラメイジンとギガントドリラーへ最大出力のヨドンデストロイヤーを直撃させて撃破。
辺りを見渡すと自身が撒き散らした闇の霧で、一切の光が差さない静寂が支配する漆黒の世界と化し、一切動かなくなった二大巨神が転がり落ちていた。

「これで我に抗う者はいなくなった。キラメイジャーよ、栄誉に思え。貴様らの屍を喰らってやる……!」

勝利宣言と共に自らの邪面を外し、キラメイジャーの屍を食らおうとした……その時。

???<今だぁーっ!!>

誰かの声がしたかと振り向くと突如攻撃を受け、ヨドン皇帝は自らの邪面を手元から離してしまった。更に自身がトドメを刺したはずのキラメイジンとギガントドリラーまでも現れ、その邪面をどこかへと放り捨てられてしまう。

「何だこれは!? 何が起きたというのだ!?」
充瑠「へっへ〜ん!! お前が見てたのは、“途中から幻”だぁ!!」

実は、ここまでの光景は途中で「キラメイジャーを倒した」と言う幻覚にすり替わっていた。
自身が身体を再生させている隙に、キラメイジャーと合流したクランチュラから事前に「倒した相手を食らう時に邪面を外す」流儀を聞いていた充瑠/レッドが、イリュージョアの力でヨドンに都合の良い幻を投影したのに引っかかり、隙だらけな状態を自ら晒してしまっていた。

「我が……魔性の石に幻覚を見せられていただと……!?」

そこにキラメイジンの攻撃を受けて邪面を取り落とされた挙句、続けて放たれたギガントクラッシュが顔面に直撃。大量の闇エナジーやジャメンタルを放出してしまい、再生能力と言ったありとあらゆる能力を大幅に失い、等身大に縮小してしまう。

「ぐっ……おのれ……! 我の養分になるだけの虫ケラの分際で!!」
マブシーナ「それは違います、ヨドン皇帝! あの方々は、悪逆非道な貴方に引導を渡す、輝きの戦士達。きらめきに満ちたそのお顔を、しかと拝みなさい!」

激しい怒りを露わにしていると、戦場に出て来たマブシーナと顔を合わせ、彼女の声と共に現れたキラメイジャーとの最終決戦を開始した。

充瑠「これで終わりだ、ヨドン皇帝!!」
「我こそ唯一絶対なりィッ!! ウラァァァーーーッ!!」

相手が弱体化した自身の顔面へ、デストリアの力を打ち込もうとしているのを悟り、衝撃波を発生させて吹き飛ばすと同時に親衛隊エンペラーガードベチャットを呼び出して応戦、回復までの時間を稼ごうとする。
だが、為朝/キラメイイエローの作戦でキラメイシルバーキラメイブルーキラメイピンクに道を開かれ、そこを一直線に突っ切ったキラメイグリーンにデストリアを顔面へ叩き付けられそうへなるも、それを見抜いて一旦は跳ね除ける。
しかし、イエローの射撃で跳ね除けたデストリアが軌道を変えられ、自身の顔面の前へ来た所に、キラメイレッドがフルチャージしたキラフルゴーアローの1発をデストリアに通して放たれた『スパークリングフェニックス・デストリアスペシャル』がヨドン皇帝の眉間を貫いた。

「バカな!? 我が、負ける筈が……ぐわああああああーーーッ!!! ああぁァァァァーッ……!!」

これで完全に止めを刺され、前のめりに倒れながら現実を認められない断末魔を叫び爆散。ヨドン皇帝が死んだ事で闇の霧の効果は消え去り、ベチャット化した人間達も正気を取り戻した。

かくして他者を「自らの糧」としか見なかった、『皇帝』を名乗る淀みから生まれた怪物の死により『ヨドン軍』は完全に崩壊。拠点であったヨドンヘイムも生き残ったクランチュラの方針に従い、他世界への侵略を止めた事で、その侵略の歴史は幕を閉じたのであった。
結局の所、自らが切り捨てたクランチュラが最終決戦時に介入した事が、自身の破滅を招いたのだが、ヨドンが始末し切った筈のクランチュラを助けたのは、彼が独自に築いていた充瑠やガルザとの絆で、ヨドンも知っていたが気にすら留めていなかった物だった。
謂わば、自身しか信用せず強く在り続けなければならない「獣としての感覚」を尊び過ぎた結果、個々の力には限度があっても共感出来る物を通して認め合い、立場等の垣根を超えて繋ぎ合える“絆の力”を侮り負けたとも言えよう。

尚、ヨドンへ皇帝を自称するまでに至らしめた邪面を作る「天啓」の正体がなんだったのかと、最終決戦時に彼の元から離れて放置された邪面の行方は不明である。
しかし「それまでなかったものを作り出す」「それによって力を得る」というのは本編で幾度も充瑠がやってきた事でもあり、であればヨドンが得た「天啓」の正体は恐らく……

派生作品

スーパーヒーロー戦記

アスモデウスが復活させた再生怪人の一人として邪面がない状態で登場。
最終的にはヒーロー達の攻撃で殲滅された。

余談

声を演じる山路氏はスーパー戦隊シリーズの出演は初。特撮自体の出演は『仮面ライダー電王』のレオイマジン以来13年ぶりである他、『仮面ライダー剣』の烏丸啓以来、16年ぶりのレギュラーキャラクターとなる。
また、ニチアサ系列では『ドキドキ!プリキュア』のベール役でも出演経験がある。

尚、前年度の敵首領であるエラスの声を演じたのは、山路氏の妻である朴璐美女史で、奇遇にも夫婦声優が続けて、戦隊敵首領の声を当てる事になった。
また『巨大な姿から弱体化して等身大サイズになり、そこから更に止めを刺される』最後も一致するが、その結果に対する反応は正反対だった。

元々ヨドンナが余りにも多くの属性を持っていた事から、人気を博していた分、「実は男性だった」と言う事実は多くのファンに衝撃を齎し、一部ではバ美肉またはネカマ扱いネタにされている。
また、それに連動してヨドンナに恋していた射水為朝にまで「ネカマの被害者」と言う不憫ネタまで生まれる事になった。

どんまい!



テレ朝公式HPのヨドン皇帝のページにあるハッシュタグの一つに「#最後の行に必ず面の漢字」とあるが、実はヨドン皇帝を含めて一部の幹部や邪面師の最後の文章に「面」の字が入っている(最終局「面」、几帳「面」みそ・ラー・「メーン(面)」!「面」従腹背「面」白い場「面」「面」積など)事が判明した。

生物モチーフは大蛇だが、その中で架空の大蛇バジリスクをモチーフとして取り入れている。また、キラメイジャーの登場人物の一部は北欧神話に関連付けられているが、巨大な蛇の怪物名前の響きの2点からヨルムンガンド倒した敵の死骸を貪る性質から、ラグナロクの際に死者を貪ったドラゴン・ニーズヘッグの双方も取り入れていると思われる。
また彼の精神内での描写は多重人格で知られる連続殺人鬼ビリー・ミリガンが元ネタと考えられる。

人間離れした醜悪な怪物にも関わらず、人間じみた顔立ちが却って不気味であるのをコンセプトとしてデザインされた他、蛇が寄り集まった様な胸部に目を凝らすと、ガスマスクをモチーフにした造形をしている事がわかる。
また、当初は邪面では無く、ヨドン皇帝の首がくるくる回転することで人格が変わる案もあったらしい。

何気に、クランチュラがイリュージョア持っていて、ヨドン皇帝が邪面を外すタイミングを教えていなければ、キラメイジャー達は邪面の問題を突破出来ず、完全に詰んでいた可能性が高くそれを踏まえれば最強のラスボスと言っても過言ではない。

関連タグ

魔進戦隊キラメイジャー ヨドンヘイム
多重人格
全ての元凶:ヨドンの裏工作の手駒にされた結果、ガルザは自らのパーソナリティーと人生を奪われて歪まされ、兄へは捏造された恨みと憎悪を向けた末に、家族との絆や故郷をズタズタに破壊する罪と業を負ってしまった。

通信衛星アークキングビョーゲン:ニチアサ令和シリーズ最初の首領繋がり。アークとは演じた声優がシリーズ初出演である事、キングビョーゲンとは序盤ではその全貌が明かされなかった事等が共通している。

デズモゾーリャ:平行世界に分かれていた魂(=邪命因子)が半身として仲代壬琴に宿り、自己保存の為憑代に絶大な能力と才覚を与えて増長させ、悪の道に誘っていた。やがて憑代の壬琴はデズモゾーリャの率いていた邪命体エヴォリアンを乗っ取って好き勝手に振る舞うも、結局はそれもデズモゾーリャの掌で踊っているに過ぎなかった。しかし終盤で壬琴に自らの半身を消滅させられ、本体側も仮の肉体諸共倒された事で致命傷を負い、自我がほぼ消滅する状態に追い込まれた。

地帝王ゼーバ/リサールドグラー2世怪物の立場から伸し上がり、国家1つを乗っ取って帝王を名乗った戦隊首領。胴体に第二の顔がある外見も類似するが、左腕が蛇の尻尾であるヨドンに対し、こちらは右腕が獣の顔になっている。また、自身の怨敵であった旧王家の末裔を虚言で動かし、侵略の手駒にしていた。

ドン・アルマゲ治世者として絶大な才能を有する人物に憑りついて、その内面にあった劣等感と親友へのコンプレックスを煽って操り、憑代の才能を悪用し尽くした。自身以外の全ての他者を、負の思念を捻出する糧(道具)としか考えてない本性も似ている。

ジニス弱い存在から力を付けて組織の頂点に立った経歴が一致。但し、彼は弱かった頃の自分に対するコンプレックスが酷く、抱える心の淀みとそこから生じる邪悪な感情は、ある意味ヨドン皇帝以上である。

ゴーマ十五世邪電王ジャビウス1世首領タウ・ザント:こちらは本当に戦隊と交戦する事なく、側近の裏切りで退場する事になった首領たち。彼らは完全に想定外の事態で対応出来なかったのに対し、ヨドン皇帝は下剋上も込みでガルザの全てを操っており、策略家及び黒幕として一回り上手だった。

牙鬼幻月:弱肉強食の乱世であった戦国時代の人間が、妖怪へと変貌して現世に蘇った戦隊首領。人間時代の価値観を捨てておらず、自身の判断1つですらも容赦無く切り捨て、自らの糧にする冷酷無情な性格を持つ。

ロン:己の欲望の為にを悪の首領に仕立て上げた上に、多くの人々を弄んだ黒幕繋がり。更にこちらは正真正銘の不死の存在で、いくら倒してもすぐに復活してしまうが、最後はその特性を逆用されて、永久封印され無間地獄を味わう結末を辿ると言う、ヨドン皇帝とは異なる結末を遂げた。

暴走皇帝エグゾス∶同じ車戦隊のラスボス。
操っていた連中に離反される、また、彼らの協力で巨大な姿から弱体化して縮小しそれが撃破に繋がる、そして何より特に国家を持っているわけでもないのに自身を『皇帝』と名乗る等、以外と共通点が多い。

コウモリ怪人八手三郎原作となったスーパー戦隊シリーズ第1号『バトルフィーバーJ』第1話に登場した、観音開きの意匠のある仮面モチーフの怪人。

天津垓/仮面ライダーサウザー:令和1発目のニチアサ作品において、それまで平和に暮らしていた人物の記憶を改竄し、自分の手駒になる様本来存在しない筈の憎しみを植え付けた人物繋がり。こちらは当初こそは敵だったが後に味方となる。

仮面ライダー滅ネオキングビョーゲン令和のニチアサ第1作目のラスボス繋がり。

sonic.exe:the spirits of hellにてシルエット時の笑い声が流用されている。

スーパー戦隊ラスボスリンク
エラス→ヨドン皇帝→???

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