力が欲しいか
ちからがほしいか
『力が欲しいか?』と『?(クエスチョンマーク)』が加わる表記もある。
作中にてどうしようもない不遇や窮地な状況に陥った者に対する謎の存在からの誘いの言葉であり、誘う対象も以下のように様々である
他にもご存知の方は追記お願いします。
- 強敵との戦いで味方含めて絶体絶命の状況に陥り、自力では打つ手なしの状況に陥った主人公(ヒーロー)
- 私利私欲や身勝手により悪事を働くも主人公やヒーローに成敗されたことにより、逆恨みの憎悪を燃やすが、逆立ちしても勝てない程に実力差のある小物な悪党
しかし、その誘いに乗るのは極めて危険な決断である。
何故ならばその『力』は確かに状況打破や逆恨みな復讐を為し遂げるには強力強大であるが、『憎しみの感情に心が染まって我を見失う』程度ならまだマシな方であり
- 人間を辞めたに等しい異形の怪物に変貌する
- 力を振るう度に寿命をすり減らす
等の決して無視できないリスクがつきものだからである。
主人公やヒーローの場合ならなんとか力を得たことによる闇堕ち(悪堕ち)状態から脱して元に戻ることができるが、悪党の場合は元に戻ることができず、挙句の果てに主人公(ヒーロー)にによって倒され命すらも失うという末路を辿るのが鉄板である。
当セリフの元ネタは、週刊少年サンデー連載の皆川亮二の漫画『ARMS』。
本作の兵器「ARMS(金属生命体)」を移植された主人公らに、ARMS自身が体内から力を貸し与え、人間を異形の怪物に変えるシーンの決め台詞。
“力が欲しいか!!”
“力が欲しいのなら………”
“くれてやる!!”
印象的な漫画の演出から、pixivにおいてもそのシーンのパロディ漫画が投稿されておる。
悪堕ち(闇堕ち)、魔物化、人外化:誘いに乗って力を得た者が迎える末路
力が欲しいか?:表記ゆれで、台詞としてもこちらが自然であるためかこちらのタグが付けられた投稿作品も複数存在する。
鉄砲玉:ラスボスや黒幕の陣営の者が主人公一行に倒されたかませ犬にこの手の誘いをかけるのが鉄板である。
異世界もの/追放もの:主人公憎しの悪徳勇者やバカ息子(かませ犬)に黒幕が誘いをかけるのが鉄板、
復讐もの:主人公が理不尽な仕打ちや不幸の果てに、加害者に憎悪を燃やすところに誘いをかけるパターンもある。
ダークチップ、呪いの装備(邪剣、インテリジェンスソード)、特級呪物:本記事における『力』に分類される武器やアイテムなど。
だまって俺について来い:「我もないけど心配するな」と続けるネタもある。