「俺の神ショットに驚け!」
演:木原瑠生
概要
「魔進戦隊キラメイジャー」の登場人物。イエローキラメイストーンに認められ、多彩な射撃を繰り出す“射”の戦士・キラメイイエローに変身する。
速見瀬奈と同い年の21歳で、誕生日は1998年10月31日。
eスポーツ界のNo.1プレイヤーで、シューティングゲーム部門では、賞金ランキング1位の座に君臨する。また格闘ゲームも得意としており、『鉄拳』では三島一八を持ちキャラに圧倒的な強さを発揮する。
人物
頭脳明晰で、チーム戦においては作戦立案や状況分析を一手に担っているキラメイジャーのブレーン的存在。数々のeスポーツで鍛えられた戦術や戦略をフルに活用している。実際、為朝が戦闘の中で敵の戦法の分析や弱点の解析は勿論、咄嗟の機転によって不利な状況から立て直しては逆転勝利に導いたケースも多くあった。
直接戦闘においても、的確な指示を仲間に与えつつ、トリッキーな銃さばきと百発百中の正確な射撃術で戦局をリードする。
充瑠の天然ぶりには振り回されっ放しで、エピソード1にて彼と初めて対面した際には、有名人揃いのメンバーの中で1人だけ存在を知られていなかったり、充瑠がメンバーのキラメイ魔進を創造した時に、他の3機は相棒の特性や性格を反映した物に対して、ショベローだけは「黄色と言えばショベルカー」と、色だけで決められたりする等、かなり雑な扱いを受けている(それ故か、充瑠のクラスメイトの柿原瑞希から、黄色い歓声を受けた際は嬉しさの声を上げた)。
ED「キラフルミラクルキラメイジャー」でも、他の魔進が長所を歌詞にしているのにショベローだけ「ショボくない」と微妙なものだったり、本編外のプレゼント告知でさえ、セリフを全部仲間に取られたり、彼の不遇・いじられキャラは公式が意図した物の様だ。そしてその都度、「うぉい!」とツッコミを入れるのが恒例となっている。
キラメイジャーのサブリーダー
元々、充瑠が加入する前はリーダー格だった様で、「作戦はこうだ」と他のメンバーに指示する様子がしばしば見られる。その後、充瑠がリーダーに任命された際は彼に務まるか疑問視しており、瀬奈がリレーに出場する為に、替え玉を戦闘に代行させた際は「戦闘に替え玉をよこしたのか」と、キラメイジャーの使命から2人に反感を持つが、充瑠の「1人1人が輝く為に支え合うから5人必要。そして、そんな5人なら居場所がバラバラでも、いつだってチームとして1つ」との言葉を聞き、彼をリーダーと認めた。その後は、メンバーの統制や戦術の考案に慣れていない充瑠をアシストする等、実質的なサブリーダーに回っているが、リーダー願望自体はその後もこっそり持ち続けている。
相手をチームメイトとして認めると、意外にも世話焼きな所を見せるが、ややスパルタな方向に行き易いのが欠点で、それが原因で充瑠が倒れ掛けた事態も起こった(但し、これは充瑠を除く4人全員が、チームとして心配した結果でもある)。
また、キラメイジャーの中では瀬奈と共に、精神的に若いグループに入り、ミュージック邪面の策略である都市伝説・ヨドミヒメを現役学生の充瑠と一緒に追って敵の罠に陥ってしまう等、妙な隙を見せるのが難点。
その反面、行動指針を一度決めると周りに振り回されようが、その目的を貫徹する強靭な精神力を有しており、エピソード11ではリセットボタン邪面のタイムループに巻き込まれて、一旦は心が折れ掛けるも充瑠の応援を受けて奮起、敵の作戦を終わらせるべく行動を開始した。
その方法は『リセットボタン邪面を瞬殺し、無意味なリセットを繰り返させて精神を疲弊させ、追い込んで根負けを誘い、タイムループを止めさせる』もの(※ループものの話故にこの事実を知るのは為朝本人だけである。また、劇中では為朝は容易にこなしている風に見えるが、この方法は相手のみならず自分も同じ繰り返しを行っている=仕掛けた為朝が根負けする可能性もある、チキンレースに近い危険な賭けである)。
しかし、これだけの大仕事をやりながら、為朝自身はさも当然な顔でこれをこなしており、計り知れないその器量を窺わせた。
過去
幼少の頃からゲームが大好きで、それを存分に楽しませ、本気で勝つ事を教えてくれていたのが祖父だったが、ある日欲しかったゲームと別の物を祖父が買ってきてしまった際、思わず「大嫌い」の言葉を投げ掛けてしまう。しかし、その夜に祖父は心筋梗塞を起こし、仲直りする間もなく帰らぬ人となってしまった。
祖父の死が今でもトラウマとなっており、それ故に「祖父とそっくりな性格のショベローに対し、あまりキツく言えない」と答えている。
関連人物
- キラメイジャーのメンバー
上記の様に、基本的にメンバーとの間の関係性は良好。
基本的にキラメイジャーの頭脳として作戦を立て、キラメイジャーのまとめ役として活動する場面も多い。
序盤こそ懐疑的だったが、認めて以降はメンバーの中で特に一緒にいる場面が多く、為朝が行動している際は、大抵の場合充瑠が同行している。普段、基本的に相手に「君」や「さん」付け、年上には敬語でしっかり話す充瑠からは『タメくん』と渾名で呼ばれており、かなり親しみを持たれている様子。
自身のキラメンタルを見出した相棒。為朝への偏愛の余り、独自の戦隊を作ろうとした回もある。
最初は巫女服姿で現れたヨドンナを目撃して一目惚れしてしまうが、彼女の本性を知ってからは激しく反発し、実質的に彼女とのライバル関係に落ち着く。その後失恋した際に、充瑠からはケーキを差し出されて慰められた。
尚、上記の一件により視聴者からは「為朝はボクっ娘の巫女さんが好きなのではないか」と思われてしまったが、演じた木原氏曰く「彼女のキラキラした輝きにときめきを感じて一目惚れしたが、その人がたまたまヨドンナだったという話で、決して為朝が巫女さんファンという訳ではない」と答えている。
ちなみにヨドンナ(スピンオフ)では本編登場人物の中でヨドンナ以外では唯一3話全てに登場している(但しヨドンナと遭遇したことには気づいていない)。
余談
名前の「射水」は射撃の射が入った地名富山県射水市、「為朝」は弓術の達人源為朝から。
但し、eスポーツ=ゲームに加え、プレイヤーネーム及びヒャクニンイッシュ邪面のヨドン百人一首で、為朝の札は「タメ」と片仮名で表記されていたのも併せ、「(ボタンの)タメ押し」のダブルミーニングもあるかも知れない。
エピソード11のeスポーツ場面にて、持ちキャラを使わずに勝利する行為に対し、少なからず舐めプと見て嫌う視聴者も居る……が、eスポーツの競技の上では、どのようなキャラでも一定の勝率を持つのも重要であり、相手がするであろうキャラ対策を潰す意味でも有用な戦略である為、一概に批判すべきではないと思われる。
また本放送がクリスマスに近い、エピソード35…。彼は、ラストシーンにて鮭一尾を丸々抱えていた…。一見他愛ない描写だが、マニアックな視聴者には「奴は生きていた…」と不吉を感じた…のだろうか…?
関連タグ
鷲尾岳/ガオイエロー:同様にレッドが加わるまでのリーダー格的イエローで、レッドには当初懐疑的な辺りも共通。
志乃原菜摘/イエローレーサー:割り当てられた専用マシンが重機だったことに不満の声を上げたイエローの先駆者。
間宮菜月/ボウケンイエロー:専用マシンが重機だったイエロー2人目。こちらは不満どころかバケットを両手に装着して大暴れしていた。
谷千明/シンケングリーン:戦隊シリーズにおける『鉄拳』プレイヤーの一人(こちらはラース使い)。
日野俊介/イエローターボ:元号初のイエローで、中盤から登場した顔出し女幹部と繋がりを持った点が共通している。
花家大我/仮面ライダースナイプ:こちらはシューティングゲームをモチーフとした仮面ライダーに変身する。また夫婦漫才の相方が億単位の年収を稼ぐ天才女子ゲーマーである。
宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド:小児科医にして仮面ライダーでもある天才ゲーマー。彼も『鉄拳』プレイヤーの一人(こちらもラース使い)。
鮎川蘭/ビーファイターテントウ:メタルヒーローの天才プログラマーにしてゲーマーらしく、彼女も『鉄拳』プレイヤーで州光使い。
野比のび太:射撃を得意としている点や主人公チーム5人の2人目に位置する事に加え、祖父母(のび太の場合は祖母)に「大嫌い」と言ってしまった事や、幼い頃に死別してしまった所も同じ。また、服装も黄色い服を着ることが多い。
ゴッドイーター3:eスポーツの競技として実際にプレイしていたゲーム。