「もう『弟』とは呼ばん!」
概要
『電磁戦隊メガレンジャー』第23話「なんでだ!オレのたまごはネジレ獣」に登場。
ビビデビがアンコウの遺伝子を元にネジレ科学で生み出したネジレ獣でコムタンの双子の兄。薄紫のアンコウ型の半魚人と言うべき姿を持ち、右足に青いねじれが見受けられる他、両の二の腕と左肩にヒレがついている。腹部には黒い空洞があるのも特徴だが、これは後にコムタンと合体するとそこに顔が追加される仕様。
アンコウらしく、頭部の触手についた「物質変換装置」から人間を石化させる光線を放つ能力を有するが、彼の真骨頂はそこではない。それは弟として作られたコムタンと合体することで人間をダイヤモンドに変える「ダイヤモンド光線」を発射できるようになるというもので、劇中では人間ダイヤモンドによって超レーザー兵器を開発せんとするギレールの作戦に従事した。
モチーフはアンコウで、同モチーフの戦隊怪人は『超新星フラッシュマン』のザ・デスコン以来の登場となる。
活躍
地球に捨てられた双子の弟のコムタンを発見すると執拗に追い掛け、工場地帯でメガレンジャーと交戦。コムタンを守ろうとするレッドの両足を自身の光線で石化する。
その隙を突いてコムタンを吸収、合体するも、イエローのデジカムサーチで頭部に能力の要である物質変換装置があることを突き止められ、5人のメガスナイパーの一斉射撃で装置を破壊されてしまう(それと同時にレッドの両足も元に戻った)。
それでも往生際悪く内に取り込んだコムタンにメガレンジャーを攻撃させるが、変身を解いた健太の必死の訴えによってコムタンは自我を取り戻し、そのまま自身から分離する。
敵である健太をかばうコムタンに攻撃されたことに激怒すると、冒頭の台詞の後に全身から光線を発射して致命傷を負わせて弟を殺害。だがこの行為は健太の逆鱗に触れることとなり、そのまま再度変身したレッドから怒りのライザーチョップとライザーパンチを連続で叩き込まれて敗北する。
直後に現れたビビデビから巨大化ウイルスを注入されて巨大化すると、巨大戦ではギャラクシーメガの左腕とメガシールドを石化するも、駆けつけたデルタメガのガトリングブラスターの射撃で頭部の触手を失ったことで石化が解除され、最期はスーパーギャラクシーメガのスーパーギャラクシーナックルを叩き込まれて爆散した。
演者について
声を演じた堀本氏は今作が特撮初出演であり、その後の『仮面ライダーアギト』でのヘッジホッグロード役を経て翌2002年、『忍風戦隊ハリケンジャー』にてダンシング忍者ヒゲナマ頭巾の声を当てている。こちらも魚類モチーフの戦隊怪人である。
関連タグ
電磁戦隊メガレンジャー 邪電王国ネジレジア ネジレ獣 アンコウ
ギモ星人アンゴール:7作後の戦隊作品『特捜戦隊デカレンジャー』に登場するアンコウモチーフの後輩怪人。
臨獣アングラーフィッシュ拳ムコウア:10作後の戦隊作品『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場するアンコウモチーフの後輩怪人。
ベガヅノー:9年前の戦隊作品に登場する戦隊怪人。『自分と同族の怪人の子供を殺害したことで、その子供を可愛がっていた戦隊メンバーの怒りを買ってしまいそれが敗因となった』『登場回の前後が追加戦士の初登場回』という点が共通している。