メス「アタシは女王よ。アタシの前に敵はないわ!」
CV:新井一典
概要
『電磁戦隊メガレンジャー』第28話「おてあげ!爆烈ばあちゃん旋風」に登場。
シロアリの遺伝子を元にネジレ科学で生み出されたネジレ獣。大元はメスの方で、本人は自身を差して「女王」と称している。
雌雄共にシロアリ型の昆虫人というべき姿を持ち、右肩から左足にかけて黒くねじれているのも共通の特徴。後者のねじれはさながら蟻のようである。
両者の際を列挙すると、メスは目の色が紫で首周りにマフラーのような毛が生えているが、オスは緑色で首周りにも毛がない。
その能力と生態もまさしくシロアリそのもので、産卵能力を持ったメスが卵を産み、そこから生まれたオスは貪欲な食性であらゆる物を食い尽くしてしまう。また、オスは一見すると小さなシロアリでしかないが、集合することで人型になる。
メスの活躍
オスの卵を地下に産みつけようとしたところへブラックとイエロー以外のメガレンジャーが駆けつけたために交戦。メンバーの足りない3人を圧倒する。
そこへブラックが参戦すると両目からの光線で迎え撃つが、更に遅れてシルバーも参戦したために形勢は完全に相手側に傾いてしまい、そのままイエロー以外の5人の必殺技を連続で叩き込まれ爆散。あっけない幕切れとなった。
だが、彼女はあくまでダミーに過ぎず、既に産みつけられていた本命であるオス達の卵が孵化し始める……。
オスの活躍
メスの敗北後、卵が孵化すると同時に地割れを起こしながら無数の大群が地上に出現。電灯や自動車(タイヤ以外)等を手当たり次第に一瞬で食い荒らして回る。
そこへイエロー以外のメガレンジャーが駆けつけて駆除に当たり、相手の攻撃に怯むも止めを刺すべく即座に集合。等身大の人型怪人へと変貌を遂げる。
そしてメガレンジャーを両目からの光線で圧倒するが、千里の祖母(演:石井トミコ)が運転するパトカーに吹っ飛ばされた挙句、彼女の言葉で奮起したイエローのメガスリングとブレードアームを連続で叩き込まれ敗北する。
直後にビビデビから分裂も引き続き可能になる成分入りの巨大化ウイルスを注入されて巨大化。
巨大戦では無数のシロアリに分裂してギャラクシーメガにまとわりつくが、危険な賭けに出たレッドの策により、参戦したデルタメガにシロアリを全て撃ち落とされてしまう。更に超電磁合体したスーパーギャラクシーメガに分裂を防ぐために氷漬けにされ、何もできないまま止めのスーパーギャラクシーナックルを喰らって爆散した。
余談
モチーフは言うまでもなくシロアリだが、他に蟻の巣も含まれている。
尚、シロアリは名前にこそ「アリ」とついているが蟻の仲間のハチ目ではなく、ゴキブリ目に属する生物なので間違えないように。
メスの声を演じた粟山女史は今作が特撮初出演。対してオスの声を演じた新井氏は過去に何度も特撮で怪人の声を演じたベテランで、2年前の『超力戦隊オーレンジャー』ではバラハッカーやカメラトリックの声を当てている。次の戦隊出演は3年後の『未来戦隊タイムレンジャー』における悪徳殺人医ドク役。