「OK!やらせてもらうぜ、リーダー!」
登場話数:第二章「星獣の再来」
概要
宇宙海賊バルバンの4軍団のうち、サンバッシュ魔人団に属する魔人の一人。本作において最初に登場し、作戦行動に従事した魔人でもある。
甲殻類、もしくは節足動物を思わせる赤い身体に、黒いジャケットなどレザーファッションを着込んだ出で立ち、それに蠍の尾を彷彿とさせるリーゼントスタイルの髪型が特徴。見た目に違わず、性格の方もガラの悪いオーソドックスなヤンキーのそれである。
左手の鋏と、破壊光線を放つショットガンを武器としており、自動車を軽々と持ち上げられる程の怪力を発揮するなど持ち前の身体能力も高い。一方で後述の通りガソリンを集める際、上記のショットガンをぶっ放して自動車を襲撃し、逆に引火させて被害を発生させてしまうなど、(彼に限った事ではないが)知略の面では些か難のある面も見られる。
作中での動向
3000年に亘る封印から目覚めながらも、宇宙海賊としての要である魔獣ダイタニクスの封印までは解けずにいたことから、バルバンはギンガマンの殲滅よりもダイタニクスの復活を最優先事項と定め、そのために必要なエネルギーの確保に迫られる事となった。
各軍団の長が、それぞれ配下の魔人を推薦して一番手を争う中、そのいがみ合う姿勢が3000年前の戦いでの敗因だとシェリンダに喝破されたことで、「作戦行動を行う部隊は一枚岩である必要がある」と考えたゼイハブは、各軍団の内いずれかに全権を与えることとし、トランプによるくじ引きの結果サンバッシュ魔人団が一番手に決定。そして前述のいがみ合いの際にサンバッシュに推薦されていたコルシザーが、先陣を切ってダイタニクス復活のためのエネルギー確保に乗り出すこととなった。
ブクラテスの助言から、ダイタニクス復活のエネルギーとしてガソリンに目星をつけると、これを確保すべくヤートットの一団と共に市街地に繰り出しては、自動車やガソリンスタンドを襲撃し混乱を巻き起こしたが、そこにギンガの森より駆けつけたギンガマンが立ち塞がり、交戦状態に陥ることになる。ショットガンを武器にギンガレッドと戦い、炎のたてがみを喰らって銃を取り落としながらなおも立ち向かうも、炎一閃を受けて敢え無く敗北する。
しかしこれで終わるはずもなく、バルバエキスを飲んで巨大化すると、その時点で対抗する術を持っていなかったギンガマンを体格差で圧倒するが、そこに今度は5体の星獣が3000年の時を経て飛来。星獣相手にも怯むことなく、ギンガレオンとの一騎討ちに及ぶコルシザーだったが、剛火炎の直撃には耐えきれず爆発四散した。
作中での本人の出番はここまでであるが、後に第十九章の回想シーン、それにOV『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』にも再生魔人の一体として、それぞれ再登場を果たしている。
備考
デザインは頼兼和男が担当。蠍と革製品を混ぜたようなデザインで3パターンほど上げた中から選ばれたもので、特徴の一つである髪型は造形の段階でアレンジが加えられている。名前の由来も、モチーフである蠍(英:scorpion(スコルピオ))とハサミ(英:scissors(シザー))を合わせて捩ったものとなっている。
関連タグ
星獣戦隊ギンガマン 宇宙海賊バルバン 魔人(宇宙海賊バルバン)
サソリネジレ:『電磁戦隊メガレンジャー』に登場する敵怪人の一体。蠍モチーフの戦隊怪人の、直近での先輩格に当たる
エイネジレ←コルシザー→岩石サイマ獣マグマゴレム