フードマイスター!カジキイエロー!
概要
9名の初期メンバーの中で序列的にはトリ(9番目)を務める。
カジキの名の通りゴーグルの中央部が尖っていて、頭突きに使える程の鋭さと頑丈さがある。Space.40では、グローブンの放つ『スーパー魔球・カジキ殺し』を受け止めて放り投げるという離れ業をやってのけた。
刃物の扱いに手慣れている事から剣(ナイフ)術を得意とし、戦場では敵をもコテンパンに料理する。
物語が進むにつれて足技が中心になっていくが、これは「料理人は手が命」という考えから。
また、カジキマグロの特性から水中に潜っての移動や攻撃が可能。
Space.44では、ラッキー/シシレッドに続きペガサスアーマーを装着した。
回を追う毎に高くなっていく名乗りの声に定評がある。その反動で(?)、次回作の快盗側の青(奇しくもこちらも料理人である)の声は低くなっている。
使用アイテム
- カジキキュータマ
かじき座系を司るチェンジキュータマ。初登場の時点で既に所有していた。
ドラマCDでは彼がキュータマを手にした経緯が明かされている(詳細はこちらの項にて)。
変身アイテム兼射撃武器。
- キュースラッシャー
3つのパーツを組み合わせて完成するキューザウェポンの1つ。
刃パーツとグリップパーツを縦向きに合体させたナイフ、または包丁を模した武器(実際に調理シーンで食材を捌いた事がある)。
個人技
- ドラドインパクト
キュースラッシャーを使った必殺技。
巧みな刃物捌きで複数の斬撃波を生成し、一斉に飛ばして相手を切り裂く。
「ドラド」とはかじき座の英名だが、南米に生息する金色の大型魚の名前でもある。ゲーム「どうぶつの森」シリーズをプレイした事がある人は聞き覚えがあるかもしれない。
- 斬撃(正式名称不明)
「ジュウオウジャーVSニンニンジャー」で使用。
セイザブラスターから刃を発生させ相手を切り裂く。
カジキボイジャー
全高/12.4m
全幅/11.4m
全長/25.5m
重量/200t
速力/200ノット(水中)
出力/190万馬力
専用キュウボイジャーである、カジキ座系スペースサブマリン。その見た目に違わず、激しい海流にも耐えられる『カジキスタビライザー』を搭載し、渦潮や大波で荒れ狂う海洋惑星での活動を得意とする。
操縦者と同じく、頭部の『カジキスラッシャー』を用いた突貫攻撃が主力技であらゆる敵を貫き、切り裂く。スラッシャー先端やスタビライザーよりビームを撃つ事も可能。
余談
カジキマグロモチーフは過去に『侍戦隊シンケンジャー』の舵木折神というサポートメカがいるが、戦士としてのモチーフはカジキイエローが初である。
また水生生物モチーフのイエローも初である。
元ネタのかじき座は日本等の北半球の中緯度地帯においては冬には高く昇るが、赤緯上の理由で北海道では見られず、沖縄でさえ南側の一部を見る事ができない。
なお、南端には大マゼラン雲があるが、当然日本からは見えない。
特徴的な中央部が尖ったゴーグルだが、前述した作中での強度と鋭さとは裏腹に、これまでの戦隊では顔の前面の長い突起がある場合、受け身が取り難い事と強度に不安がある事から、不意に転倒した時に安全を確保できないという理由で採用されなかった物であるという。アクションのスーツは安全が確保できる限界の長さで作っている物の、やはり転倒時の不安は残っている様でカメラが回っていない所ではスーツアクターが手で支えているという撮影裏話が公開されている。スーツアクターの草野氏曰く「ただひたすら角が折れないように芝居をしています」との事。
劇中どんどん声が高くなっていったが、スティンガー役の岸洋佑氏が「1年かけて高くしていこう」と言い出したのが発端の模様。(そして言い出しっぺの本人はその事をすっかり忘れていた)。
関連タグ
スーパー戦隊シリーズ歴代イエロー