概要
南米のアマゾン川に生息する熱帯魚の一種で、ピラニアやネオンテトラと同じカラシン目に属する。
大航海時代のスペイン人の間ではアマゾン奥地に黄金郷「エル・ドラード」があると噂されたが、無論そんな国はどこにも存在しなかった。
しかし、南米のアマゾン川には全身を金箔で覆ったかのような魚が存在していた。それこそがこのドラードである。黄金の魚と聞くと空想上の生き物のように感じるが、ドラードの黄金の体は紛れもなく天然物である。しかしながら、綺麗な黄金色になる為には太陽光を必要とするらしく、飼育下では地味な色になる。日光が当たる環境を用意できれば飼育下でも黄金を呈することが分かっているが、用意が大変なので一般的に行われていない。
「河の虎」とも呼ばれるほど顎の力が強く獰猛な魚で、小魚や鳥など口に入るものは動物であれば何でも捕食するが、その分釣り針に引っ掛かりやすい。
現地では主に冷凍保存して刺身にしたり、焼き魚にするなど食用にも向いており、味は美味しい方。
ちなみにドラードという名前はスペイン語で「黄金」を意味するが、シイラやカジキの事を指す場合もある(といっても後述の理由でそう間違えられる事はないだろうが)。
なお、ドラードの近縁種には「シルバードラード」という種類がいる。どっちやねん。
創作作品での登場
- どうぶつの森シリーズ
恐らく、ドラードを一躍有名にした作品。このシリーズのファンにとっては「ドラド」呼びの方が通りが良いだろうか。
『おいでよどうぶつの森』で初登場した巨大魚で、6月から9月の朝から夕方にかけて河川で釣る事が出来た。