概要
スーパー戦隊祭シリーズの記念すべき第1作。元々は、スーパー戦隊VSシリーズと同じようにVシネマでの発売が予定されていたが、同じ東映製作の映画『ふうけもん』の公開中止の代替も兼ねて急遽、映画化することになり「スーパー戦隊祭」シリーズとして定着する。
時系列としてはエンジンオーG12が登場していることから、GP-35以降の話となるが、その話の後編であるGP-36で最期を迎えたヨゴシュタインが生存していることから実際はパラレルである。
ストーリー
ロンとの戦いを終え、しばらく経ったある日、長い旅をしていたジャンはなつめの誕生会のために日本に帰ってきた。
ランとレツとの再会を喜んでいる束の間、ガイアークの蛮機獣ヌンチャクバンキが出現、3人はヌンチャクバンキと交戦するが、ヌンチャクバンキの作った異空間に飛ばされてしまう。
一方、ゴーオンジャーはアクガタの残党と勘違いしたゴウ、ケンと交戦している最中だった。
なんとか誤解も解け、異空間で3人と合流。
すると彼らの前に、ガイアーク三大臣とヌンチャクバンキ、さらにアクガタの生き残りであるメカが現れ、メカらの策略によって、ゴーオンジャーたちはロンを封じ込めた慟哭丸と炎神ソウルを奪われてしまう。
奪われてしまった炎神ソウルと慟哭丸を取り戻すため、ゴーオンジャーはゲキレンジャーに獣拳を教わることになるのだが…。
登場キャラクター
『炎神戦隊ゴーオンジャー』
ゴーオンウイングス
炎神
- スピードル…CV:浪川大輔
- バスオン…CV:江川央生
- ベアールV…CV:井上美紀
- バルカ…CV:保志総一朗
- ガンパード…CV:浜田賢二
- キャリゲーター…CV:津久井教生
- トリプター…CV:石川静
- ジェットラス…CV:古島清孝
- ジャン・ボエール…CV:西村知道
- キシャモス
- ケライン
- ティライン
『獣拳戦隊ゲキレンジャー』
敵
蛮機族ガイアーク
臨獣拳アクガタ
宣伝活動
今作の映画公開記念し、過去でスーパー戦隊の出演経験のある俳優陣が自主制作の宣伝映像をYouTubeに投稿していた。非公式な企画なのだが、日笠プロデューサーから感謝の謝辞の言葉が東映公式ホームページに掲載されている。また、戦隊関係者でないものも大田氏も宣伝映像に参加している。
参加した俳優陣
- 酒井一圭(『百獣戦隊ガオレンジャー』牛込草太郎/ガオブラック役)
- 柴木丈瑠(同上 鮫津海/ガオブルー役)
- 岳美(同上 テトム役)
- 稲田徹(『特捜戦隊デカレンジャー』ドギー・クルーガー/デカマスター役)
- 植村喜八郎(『超新星フラッシュマン』ダイ/グリーンフラッシュ役)
- 原田篤(『救急戦隊ゴーゴーファイブ』巽鐘/ゴーグリーン役)
- 大田恭臣(『ライオン丸G』からの出演。獅子丸/ライオン丸役)
- さとう珠緒(『超力戦隊オーレンジャー』丸尾桃/オーピンク役。映像に参加はしてないが、映画の完成披露試写会で「応援団長」として、当時のオーレンジャーの衣装に扮して登場。)
余談
スーパー戦隊VSシリーズの恒例行事として現役戦隊、先代戦隊がズラリと並ぶ名乗りがあるが、今作ではゴーオンジャー、ゴーオンウイングス、ゲキレンジャー、理央、メレによる総勢14人にも及び、当時最多記録だった。現在は『機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』の総勢23人(2大戦隊+ツーカイザー+ステイシーザー+センパイジャー10人)が最多となっている。
ゴーオンジャーからが劇場版での公開に移行することになり、本作が最後のVシネマ作品としてのフォーマットでの制作となった。
上記の経緯により、ゴーオンジャーは長らく、Vシネマ作品に登場しておらず、2018年に発売された『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』が『ゴーオンジャー』初のVシネマ作品となる。
ちなみに前作の戦隊が髪や設定が変更いない作品でもある。特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー以来4年ぶり。
ゴーオンジャーはボエールからゲキレンジャーを知っている存在が分かる。更に前作のボウケンジャーとの共演で登場しなかった範人は恐竜やで美希に会っている事も分かる。※この作品は未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブや魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャーと同様でもある。
ゲキレンジャーがチームで見られる最後の回となる。
理央とメレを除く。ジャンは海賊戦隊ゴーカイジャーで再演し、ケンは列車戦隊トッキュウジャーで登場する。
理央は現在、登場していないがメレはちなみに宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッドでも再登場する。
ランとレツ、ゴウはこの作品で最後の登場。
関連リンク
獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー→炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー→侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー