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「闇は闇へ帰りましょう。」

「理由はありません…。戦いたくなっただけです…!」

 

プロフィール編集

初登場回始発駅「特急列車で行こう」
身長215cm
体重222kg
闇形式グイ44101-1
闇装備純白系ウエディングドレス、乙女系ペーパーナイフ、シュバルツ様のハンカチ
シャドー怪人蘊蓄グリッタのキラキラは、一途な「愛」によるものかもしれない
CV日高のり子
スーツアクター日下秀昭

概要編集

ノア夫人の娘。お嬢様と言った服装だが、母親とは似ても似つかない巨体の持ち主で見た目によらず可愛らしい声で話す。


甘やかされて育てられてながらも、傲慢かつヒステリックな母親とは違い、健気で純情な性格で誰に対しても敬語を話す礼儀正しさに加え、根は純真で一途な少女としての一面を持つ。

また、最後までシュバルツ将軍に想いを寄せる純情さは、野心家である彼の心を動かし、シュバルツが本当の騎士(ナイト)に変わる事になった程の心優しい面を持つ。

母のノア夫人やシュバルツ将軍を殺害したゼットに恨みを抱かず、逆に気遣い哀れみながら心配したりする等心も広い。


トッキュウジャーとも後述の女帝即位の一件を除き、敵対関係になる事がほとんどなく、トッキュウ5号カグラの他、自身と体を入れ替えられたトッキュウ3号ミオとは友好的に接していた。


序盤、ノア夫人の愛娘として登場。当初からシュバルツ将軍に想いを寄せており、物陰から彼の姿を眺めたり彼の望みを叶える為にこっそりと行動している。

その為、母親が強く願っている、自分が『闇の皇帝の妃』になる事には、内心否定的であった。

この頃はシュバルツ将軍が落とし、そのまま貰い受けたハンカチが何よりの宝物の箱入り娘であった。箱入りであるが故に前線に出る事もなく、幹部級にしては珍しくトッキュウジャーとの面識がろくになかった。


第11駅でついに闇の皇帝ゼットが姿を現した際には、彼を物陰から見て「怖い」と評し、とうとうお妃にされるのが嫌なあまり、こっそり家出をしてしまう。

その後、自由になるために震えながらも、隠し持っていた『乙女系ペーパーナイフ』でゼットを刺殺しようとする等、単なる籠の鳥ではない行動的な面を見せ始めている。その行動もゼットに見破られ、「殺すにしても力不足」と指摘を受けるが、逆に「他の部下と違い輝いている」と気に入られる。

また、ノア夫人からの命令で連れ戻しに来たシュバルツ将軍から「母上が悲しむ」と諌められていたが、この一件が元でシュバルツと協力関係を結ぶ事になる。


第22駅ではゼットと結婚式を行い、ノア夫人から受け継がれた「結婚相手を飲み込む力」でゼットを文字通り飲み込んで、ゼットの力を取り込み闇の皇帝(女帝)に就任。その際は口調も冷淡になった眼の赤い姿で登場し、皇帝専用クライナーをロボに変形させて、その圧倒的パワーでトッキュウジャーを追い詰める。

次の話では、烈車を取り返したトッキュウジャーとシュバルツの再戦中に、彼を助けるべく参戦し再度追い詰めるものの、新たな合体を遂げた超超トッキュウダイオーの必殺技から、シュバルツを庇い重傷を負う。

その後、目の色も本来の輝きに戻り、自分がシュバルツの役に立てた事を本望と告げるも、直後、グリッタの体内を食い破ったゼットが、グリッタから得たキラキラを手に入れて復活。

ボロボロになった衣装と、シュバルツからもらったハンカチを遺して、グリッタは消滅してしまった……。


かと思われていたが、第28駅の終盤でゼットは彼女を完全に取り込めておらず、完全に滅び去った訳でない事が判明した。また自らの意志であえてゼットの中に留まっており、シュバルツの行動を止めたいと思っている。

その為、ゼットに便乗する形で烈車に乗り込み、トッキュウジャーのメンバーにシュバルツへの伝言を頼むも彼は聞き入れず、母ノア夫人の策略もありゼットから分離する。

しかし、直後にノア夫人・シュバルツともゼットに討たれ、母と想い人を同時に喪った彼女は、1人シュバルツの墓に花を供えてどこかへ去っていった。


しばらく姿を消していた彼女だが、シュバルツのクライナーを携えて、トッキュウジャーの前に現れ協力を申し出る。

その意図は「もう誰も消えるのを見たくない」が故に、キャッスルターミナルをもう一度闇に還す事であった。

そして、トッキュウジャーの烈車がターミナルに進攻する先導を務め、自分はターミナルに潜入して闇に沈めるレバーを引こうとするが失敗、ゼットに見つかって斬り捨てられたと思われていた。

しかし、最終回で実はゼットが彼女を斬れなかった為に生き延びていた事が判明。倒されたゼットを回収して、クライナーで再び闇へ戻っていった。


母と想い人を喪うと言う悲劇を経ても、ここまで気丈に振る舞い、自分の意志を貫いた事は注目に値する。悪の組織の幹部としてはかなり異例の存在である。

彼女の存在がなければ、シュバルツやゼットが変わる事は無かったと思われ、彼女の存在なくしては、本作のハッピーエンドは迎えられなかっただろう


後日談『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー』では休眠したゼットに代わってシャドーラインを管理しており、穏健派として人間界との棲み分けを推し勧めている模様。


余談編集

闇形式の由来は「女帝」の語呂合わせ。


名前は英語でキラキラするという意味のグリッターからと思われる他、英語圏女性形の名称・マーガレットの略称にグリッタが存在する為、そちらの可能性もあると思われる。


下克上によるものとは言え、スーパー戦隊での女性首領の登場は、救急戦隊ゴーゴーファイブ大魔女グランディーヌ以来15年振りである。

しかし、下克上は大抵成功しても長続きしない傾向にあり、彼女もまた1度は元々の首領格によって、滅ぼされる最期を迎える事となった。

但し、結局は復活を果たして最後まで生き残っているので、この点で他の下剋上幹部とは異なっている。

トッキュウジャーは、悪役のドラマに注目した場合、『幹部の中で下克上をした者だけが生き残る』と言う、かなり異例の結末で幕を閉じる事となった。


声を担当する日高は、かつてバトルフィーバーJに連絡員の中原ケイコ役でレギュラー出演しており(当時は「伊東範子」名義)、実に35年ぶりのシリーズ出演となった。また、スーツアクターの日下氏が唯一演じた女性キャラクターである。


関連タグ編集

烈車戦隊トッキュウジャー シャドーライン 女幹部


悲劇のヒロイン

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