概要
CV:中村大樹(キャンサー)/水田わさび(キャンサー・バブル時)
モチーフはかに座。
ゲームに登場するFM星人と地球人の電波体は大抵FM王ケフェウスの命令で地球侵略のためにやってきたFM星人が人間の孤独の心に付け込んだ姿なのだがこのキャンサー・バブルはウルフ・フォレスト、クラウン・サンダー、ゴート・カンフー等と同じく地球で侵略活動をしていない。
挟見千代吉とキャンサーが電波変換した姿で、名前の通りバブルを使って戦う。
流星のロックマン2でもストーリーには直接関わらず、挟見千代吉に話しかけることで、戦闘が可能になる。
肝心の強さはというと…攻撃が強いだけで正直バトルカードが揃えばバスティングレベルSランクを狙う事など容易い。
確かに命中すると泡に包まれるバブルポップ、非常に回避しにくい上にガードブレイク付きのブーメランカッターなど攻撃は強力ではあるものの、ヤツは屈指の強ボスと名高いクラウン・サンダーよりも攻撃力とHPが低いうえに、弱点属性である電気属性のバトルカードは攻撃範囲が広く、インビジブル貫通や麻痺追加などの効果を持つものが非常に多い為、カウンターを一回も取らなくても、大ダメージを食らってる状態であったとしてもSランクを狙えるというわけである(ぶっちゃけブーメランカッター以外の攻撃はガードできる)。
大体ホタルゲリとプラズマガン、ボルテックアイがあればなんとかなっちゃうのだ。しかも2からはステルスレーザーが登場し始めた為よりインビジ状態への追い討ちが楽々となった。カニの癖に紙装甲なのか己は…。
それに対抗して2のキャンサーはバブルポップにサワニガーを仕込む地味な嫌がらせをしてくる。バスターで破壊しようとすればサワニガーが突撃、ガードしようものならガードブレイクで大ダメージを負ってしまう。
メガクラスカードを使えば大波を起こすタイダルウェーブが発動。命中した相手を泡状態にしてしまう。
威力はそこそこであり、あくまで次の攻撃への繋ぎとして使うのが良いだろう。
因みにゲーム版での口癖は『チョキ』、アニメ版では『ブク』。
キャラクターやデザインにはカットマンとバブルマン、ロックマンX2のバブリー・クラブロスと共通項が見られる。
アニメ版
挟見千代吉がゲーム版ほど強気な性格では無いためか、キャンサーがゲーム版の千代吉の性格を引き継いでおり、アンドロメダの鍵の偽物を掴まされた際には熱心にマイナスの感情を集めようとするなど良くも悪くも騙されやすく、思い込みが激しい(ちなみに、人間無しで電波変換出来るようになった後の声もキャンサーではなく千代吉がベースであり、単体変身時はFM星人側の声になりがちな本作としては珍しいケースである)。
宿主の千代吉の影響で響ミソラのファンであり、彼女を『ミソラっち』と呼ぶ。彼女の出ている番組は欠かさずチェックしていて、基地にもグッズを収集している。
電波彗星が現れた際には攻撃範囲が広がったが、逆を言えばそれ以外は強化されなかった。ドルオタ仲間であるクラウンとは仲が良く、(ジェミニ以外の)FM星人との関係も良好。
終盤では挟見千代吉に化けて生活しており、戦闘時に電波変換する。他のFM星人がジェミニによって皆殺しにされてしまい、ひとり命からがらロックマンの元へ駆け込んだ。そのため最後まで生き残ったFM星人の一人であり、第2期ではほぼキャンサー・バブルの姿でいる事が多く、ロックマン達の味方として描写されている。
なお、人間社会で活動する際のボディ部分は千代吉の服装を模している他、アンドロメダの鍵(偽物)のエネルギーを溜め込もうとルナの嫉妬心を煽ろうとした際にはロックマンのコスプレをしていた。
なお、匿われた際苦手であったハープ・ノートと響ミソラが同一人物であることを知らされ、以来彼女の付き人として尻に敷かれることになる(性格が真反対であると認識していたらしい)。
ポジション的にエグゼのバブルマンに近い。
漫画版
兄を交通事故で失った影響でメラマンダを操ってビル火災を起こしたが、彼を放って置けないロックマンの心意気に感動し、ロックマンの弟分となる。ちなみに漫画版では口癖は無い。腕から放水する能力が追加されている。