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概要編集

ヨーロッパの人名の一つだが、現在はギリシャ神話の中にしか見られない人名。「ケペウス」、「ケーペウス」とも表記。

主にケフェウスというと、ギリシャ神話の中でも複数人該当するが、ここでは特に有名なエチオピア王とアルゴナウタイのメンバーとしてのケフェウスを取り上げる。


エチオピア王のケフェウス編集

リュビアー(現在のアフリカ)にある古代エチオピアの王で、妻にはカシオペア、娘にはアンドロメダがいた。

しかし、カシオペアが自分の美しさ(または娘の美しさ)を鼻にかけて海の精ネレイデスをこれでもかとこき下ろした。これに激怒したネレイデスの父親ポセイドンケートスを遣わしてエチオピアに大津波を起こして苦しめ、これを鎮めたければアンドロメダを生贄にするよう要求してきた。

大事な娘と言えど、国を滅ぼされては敵わないので渋々彼女を生贄に出す事とした。

生贄に出されたアンドロメダは通りすがりの英雄ペルセウスに救われたので、返礼として彼女とペルセウスを結婚させた。

というのが、よくある話なのだが、一説ではアンドロメダの求婚者と共謀してペルセウスを始末しようとしたものの、彼が翳したメドゥーサの首で石にされたという話も存在している。


彼はペルセウスを支援していたアテナ神によって後に星座として天に上げられた。これが後にいう「ケフェウス座」である。しかし、彼女がどういう意図でケフェウスを星座にしたのかは全くの謎である。



アルゴナウタイのケフェウス編集

アルゴナウタイにも参加した戦士の一人。

故郷であるアルカディアを攻められる事を恐れた彼は、アテナからメドゥーサの首の入った青銅の壺を妹であるステロペーに託すという条件でヘラクレスと共にスパルタ鎮圧軍に参加するも、20人ほどいた息子共々全員戦死してしまったという。

おそらく、アルゴナウタイに参加したのはこの戦いに参加する前だったのだろう。


いずれのケフェウスもメドゥーサの首に関連した人物なのが興味深いところである。


ケフェウスに由来するキャラクター編集


関連タグ編集

ギリシャ神話 ペルセウス カシオペア アンドロメダ

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