概要
CV:野田圭一
アニメ版『聖闘士星矢』のオリジナルキャラクター、原作におけるケフェウス星座のダイダロスに相当。
アンドロメダ瞬とカメレオンのジュネの師匠で、自身もケフェウス星座の白銀聖闘士。
原作のダイダロスが初めて言及された折、死亡退場済み設定な上にビジュアルもぼやかした回想シーンでのみ登場ということもあり、アニメ版では先行して登場済みであったアルビオレをそのままダイダロスと入れ替えたまま話を進めていった。
そのため、原作で新事実が明らかになるたびに帳尻合わせの設定が追加されている。
原作版のダイダロスが一見19歳には見えないの青年なのに対して、アルビオレは比較的年相応に見える金髪碧眼の美青年である。
アニメと原作の相違
武器
ダイダロスには装備品がないものの、アルビオレは瞬の師匠であることを強調する為か鎖使いの聖闘士である。
アニメでは技名を明言されていないが、スマートフォンアプリ小宇宙スロットルでは必殺技は瞬と同じくネビュラチェーンとしている。
後述の弟子たちも二人がかりの連携技ダブルネビュラチェーンを使用する。
弟子たち
古代エチオピアの王、アンドロメダ王女の父であるケフェウスを守護星座に持つためかダイダロスもアルビオレもアンドロメダの聖闘士の育成を担っている。
ダイダロスの弟子が瞬とジュネの二名。
対してアルビオレにはアニメオリジナルキャラクターのレダとスピカに加え、確認できるだけでも十数人の弟子がいる。
彼らはいずれもアンドロメダの聖闘士候補生であり、ペガサス星矢がカシオスらとペガサス聖衣をかけて戦ったように、彼らも瞬と対決し敗北する。
実力とその死の真相
ダイダロスは不得手な闘法を持たない技巧派であり、多くの仲間から信頼を集めていた。
教皇に対して疑念を抱き、聖域への招集にも応じずにいたため、抹殺されるがその際に黄金聖闘士魚座のアフロディーテが派遣されていることから相当な実力を有していることが察せられる。
対してアルビオレの実力と死の真相は新事実が明らかにされる度に帳尻合わせをすることになったため二転三転している。
ミロのアンドロメダ島討伐
アンドロメダ瞬が日本に帰国後、瞬が城戸沙織らと共に聖域と敵対することとなった際、アルビオレは弟子の瞬を信じ、以前から疑いを持っていた聖域に対し、あくまで「中立」の立場を取る。
偽教皇は制裁のため、討伐の勅命を黄金聖闘士に下す。刺客は蠍座のミロであり、たった数分の内にアンドロメダ島全島を制圧し、アルビオレを殺害したとジュネの口から語られる。
蠍座のミロは当初は氷河の師匠の予定であったため、獅子座のアイオリア以外で連載初期からビジュアルが明確になっていた黄金聖闘士であり、「黄金聖闘士によって倒された」という原作の描写からアニメではミロが選ばれたものと思われる。
アフロディーテの騙し討ち
十二宮編、瞬は双魚宮にて魚座のアフロディーテからアルビオレを殺したのは自分自身であるという驚愕の事実を告げられる。
アルビオレは白銀聖闘士ながら実力は黄金聖闘士ほどもあると言われた聖闘士であり、ミロですら苦戦を強いられたため、アフロディーテが薔薇を放って不意を突き、その隙にミロが倒したのだと語られる。
ミロはこの事実を知っている様子はなく、瞬は騙し討ちだとアフロディーテを糾弾する。
これあ原作で瞬の師匠ダイダロスを殺害したのがアフロディーテだということが判明した後、この新事実を補足するための設定である。
またアニメでは回想シーンにてジュネの口からアルビオレの遺体の側に、アンドロメダ島に群生することがない薔薇の花が落ちていた語られる場面が追加されている。
真の実力
上述のように白銀聖闘士でありながら黄金聖闘士と同等に渡り合う実力を有している聖闘士であり、原作で同様の言及がされる白銀聖闘士は他に琴座のオルフェがいる。
十二宮編序盤で遠隔攻撃を仕掛けてきたラスボスに一撃加えていた上に、アフロディーテと戦うまで実力を隠していた弟子が弟子だけに、黄金聖闘士二人掛かりで非業の死を遂げた師匠も師匠であった。
余談
アニメ版の氷河の師匠水晶聖闘士が、OVA版やゲーム版でオミットされることが多い一方で、アルビオレの扱われ方は様々。
OVA特典のデータファイルでは氷河の師匠はカミュかつ、瞬の師匠はダイダロスという扱いなのに対し、ゲーム『聖闘士星矢戦記』では氷河の師匠がカミュかつ、瞬の師匠がアルビオレのままである。
また星矢ファンの中には、アルビオレの誕生日や出身地をダイダロスと同じと見なしている者もいる。