概要
流星のロックマン(以降流星1)で初登場したボス。姿形はグレイガやビーストマンに似た狼男。
地球侵略の為にやって来た(と思われる)おおかみ座のFM星人ウルフが植木職人の尾上十郎と電波変換した姿。ただし、ストーリーには全く絡んで来ない隠しボス的存在。
初登場作品の1では背景に満月が現れると体が赤くなって暴走する能力が与えられているが、3では仕様変更により無くなった。
流星1ではヤシブタウンデパート屋上で十郎と会話し、その後イベント会場の電波でウルフ・フォレストになって待機している所に話しかければ何度でもバトル可能。
流星3ではコダマ小学校に雇われ屋上のお手入れをしている。その時の十郎に話しかける事で戦闘が可能となる。ただしV2まで。V3やRはランダムエンカウントに。
3ではシナリオに関わる様になり、物語終盤に子供たちを守る為に電波変換。孤軍奮闘しボロボロになりながらも子供達を守り抜く漢らしいシーンがある。
3で彼をモチーフにしたウルフノイズは非常に人気が高い。チャージショットはエリアイーターと組み合わせれば逃げ場を無くせるショッククロー、特殊効果にソードの威力30増加、木属性カードはオートロックオンになり威力10増加と非常に便利。
最大の魅力はクイックゲージの常時発動。さらにウルフノイズを長く使うとクイックゲージのアビリティを入手可能と非常に当たりノイズとなっている。
尾上十郎
CV:稲田徹
満月を見ると興奮する性質の植木職人で、1ではストーリーに関わってこない。
3ではコダマ学校の雇われ植木職人として登場し、ストーリーにも関わってくる。ジャック・コーヴァスを相手にスバルが到着するまでの時間稼ぎを行った。相手が弱点の炎属性という事もあって、かなり苦戦した模様。
アニメでは丸いものを見ると体の一部が電波変化してしまうというまんま狼男なキャラクターであり、お嬢様である鳳姫香の下で働いていて、彼女からは「十郎様」と呼ばれて慕われているなかなかのリア充でもある。ただし、こちらではウルフが乗っ取った一地球人である。
戦闘能力
隠しボスだけに強い。特に攻撃と移動のスピードは1〜3でトップレベル。1で同じく木属性のオヒュカス・クイーンとは違ったベクトルで攻撃が当てづらい。
1では背景が月夜になっており、普段は雲に隠れているが満月になると全身が真っ赤に変色。元々早かったスピードが更に速くなり反撃の余裕も無くなるほど強化される。
実は2マス移動した後に必ず移動と同時に攻撃してくるローテーションシステム。
ナックル系やファイアバズーカのような大振り高火力のカードはとにかく当てにくい。範囲が広く弱点を突けるオックスは非常に刺さる。
技一覧
- ショッククロー
横に引っ掻きソニックブームを飛ばしてくる。地味だが素早いモーションも合わさって凶悪。
- アッパークロー
目の前にワープしてきてアッパーで引っ掻く。これも素早く攻撃後の隙が少ない。
- ハウリングウルフ
オオカミを3匹召喚し各自ジグザグに突進してくる。互いに絡みあって走り込んでくるが実際の攻撃判定は1マスが3回分。派手な見た目に騙されずよく見て回避しよう。
- 凶暴化
1のみ。背景が満月になった時に遠吠えと共に赤く変色。遠吠え中は無敵。スピードが跳ね上がる。
ナビカード
1と3で。登場。一番近くの敵の前に移動し、横に引っ掻き追撃のアッパークローの2連撃。
1では瞬間火力でオヒュカスとドラゴン・スカイに勝るが範囲の狭さが否めない。
3では多少の手間がかかるが爆発的な威力のストロングスイングを筆頭に早期入手可能な強力イリーガルカードがある為不遇。しかし確実に早期入手できる為序盤のナビカードとしては非常に優秀。
ウルフ
CV:川島得愛
おおかみ座のFM星人。FM星人の中で最も凶暴な性格とされている。(設定上は)
というのも、アニメ版や3の描写を見る限り、戦い以外では実は気の良い好漢なのでは無いかと思わせる描写がある為である。
3では地球に残り、十郎のバトルウィザードとして彼の仕事を手伝っている。トランスコードは011。ちなみに荒々しさは十郎の方が上らしい(むしろストーリー中では十郎が暴走している様を見て呆れてすらいた)。
アニメ
アニメ版では当初こそ尾上十郎を乗っ取った凶悪なFM星人として描かれていたが、少女マユのトランサーに逃げ込んだ際に何故か体が犬のようになってしまった為、しばらく彼女の電波ペットとなり、世話になった礼と暴走した詫びを兼ねて、去り際に自分の電波から電波ペットを作り出して置くなどの義理堅い側面が描かれていた。
単独で電波変換できるようになってからは十郎の姿に擬態して地球での生活を満喫、FM星に帰還しようとしていた所、ジェミニの裏切りに遭い消滅した…かと思われたが、続編のトライブでは最終回にて十郎共々ミソラのライブを楽しんでいた。生きかえったのかな?