概要
ゲーム開始時にアクションや攻撃などの性能が異なるロックマンとフォルテのどちらでプレイするかを選択できるのが特徴(ゲーム途中での変更は不可)で、デモでの会話内容なども選択したキャラクターによって一部変化する。他にも、各ステージに計100枚存在するCDを集める毎に、これまでのシリーズに登場したキャラクターのプロフィールが閲覧できる「データベース」といった要素(全てのセーブデータで共有)が存在する。
全体的に敵の攻撃力が高い、特殊武器の消費エネルギーが大きいなどの特徴があり、難易度は8とは逆にかなり高い。(初代もしくは2に匹敵するが、パワーアップパーツである程度は緩和が可能)
ナンバリング作品で無いため外伝のようではあるが、時系列上では8と9の中間にあたることが9で明確に示された。9のエンディングを見る限りは本作は実質的に本編の一部として扱われている。
この作品は8が当時次世代機であったプレイステーションとセガサターンへの急ピッチなプラットホームに移行したため、まだスーパーファミコンユーザーが多かったロックマンファンに向けてリリースしたものである。8の後にリリースされた為8の仕様が組み込まれている。その為E缶等のストック回復アイテムが存在しない。グラフィックは概ね8の流用だが、よく見ると細部が異なっていたり背景も似てるようで結構違う。
ちなみにスーパーファミコンのパッケージソフトとしては最後のソフトである。海外には当時ローカライズされておらず日本国内のみだったが、ゲームボーイアドバンスに移植されて初めて海外版も発売された。
また、今作に限り最初に選べるボスステージは三つであり、どれか一つをクリアしないと残り5体のボスステージは選択できないチャート型になっている。
また、ボス再戦は従来の複数の転送装置からではなく初代とよく似た一本道の勝ち抜き方式になっている。
後にGBAへ操作ボタンの数等を除いてほぼ完全移植と言っていいほどの移植がされた。
なお、ワンダースワン版未来からの挑戦者は内容が異なる全くの別作品(後述)。
ストーリー
ロックマンとの戦いに敗れ、そのまま行方不明となっていたワイリーは、またも野望成就のための再起を狙い、拠点となる新たな城を建設していた。だがその城を、謎のロボット・キングが占領。彼もワイリーと同じく世界征服を企む存在であり、博物館からロボットのデータを盗み出し、自らの軍隊を編成。新たなる敵に立ち向かうため、ロックマンとそのライバルのフォルテは一時休戦し、その調査に乗り出した。(Wikipediaより引用)
登場キャラクター
主要キャラクター
ボスキャラクター
KGN.001 ダイナモマン
KGN.002 コールドマン
KGN.003 グランドマン
KGN.004 パイレーツマン
KGN.005 バーナーマン
KGN.006 マジックマン
DWN.057 テングマン
DWN.058 アストロマン
ロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者
ワンダースワンでリリースされたもので、カプコンの許諾を得てバンダイが製作したソフト(パッケージにカプコンのライセンスシールがある)。
ロックマン&フォルテとは明確にストーリーが異なる上に繋がりもない別物。ただし、ロックマンワールド2とは思わぬ形で関わっている。
カプコンのロックマン作品のリストには入っていない。
余談
- ダイナモマン・パイレーツマン・アストロマンを除くボス5名は後にロックマンエグゼのネットナビのモデルになっている。と思いがちだが実はエグゼのマジックマンはこちらのマジックマンと関係がない。もともと、ウィザードマンという名前だったが、文字数制限によってマジックマンに変更された。
- キングナンバーズは実質6体のみで残り2体は「8」の二名だが、テングマンとアストロマンのナンバーの一の位を見ると「7」・「8」と連番になっていたりする。
- それもそのはずテングマンとアストロマンはロックマン8ボスキャラ募集前に最初に公開されたボスであり、純カプコン製である。
- なお、テングマンは8に登場したボスと同一人物であり、ロックマンへのリベンジのためにキング軍を志望した設定だが、アストロマンはキングがデータを元に製造した別人である。
- ロックマンクラシックスコレクションシリーズには収録されていない。これはナンバリング作品でなかったことに加え、海外SNES版がそもそも存在せず本作の膨大なデータベースの英訳が間に合わなかったことが一因と考えられる。では、海外版が存在するGBA版を収録すればいいのでは…と、思いがちだが、クラコレは全て最初にリリースされたゲーム機のものを基準にしている為。
- ロックマン9にてナンバリング作品以外から唯一本作のシーンの参照があったり、本作は外伝作品でありながらナンバリング作品と同列に語られることが多い。
- 2008年にロックマン9が発売されるまで、本作は海外でロックマン9と呼ばれていたことがあった。海外で発売されていなかったため「日本ではロックマン9が発売されているらしい」という噂が出回った。
- 2021年に発売されたカプコンのゲーム機「RETRO STATION」に本作SFC版が移植されている。
- WiiUのバーチャルコンソールに本作GBA版が移植されていたが、2022年8月30日にWiiUのeShopはサービスを終了したため、現在本作を遊ぶ方法は実機かRETRO STATIONしかない。
関連動画
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作詞:冴木裕志/作曲∶石井ヒトシ/編曲:神長弘一・BEREEVE/歌-BEREEVE